CPIは無事通過、日本株はどうなる? | グデーリアンの投資ブログ

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トレードではなく資産運用の観点での投資ブログ。
銘柄選びや運用成績だけでなく投資に対する考え方や自分の失敗、成功談なども踏まえてお話しできればいいなと思っています。

 

 

 

 

 

 

米国CPIは3.0%増加で前月比2.9%からは伸びたものの、市場予想よりは下回ったという事。

市場は好材料と見たとのことで、ダウは1.01%上げで47207ドル。SP500が0.79%上げの6791pt、NASが1.15%上げて23204pt。

 

VIXが5.38%下げて16.37まで来下がっていて、日足MACDはデッドクロス発生中。

 

SOXについても1.89%上げてるので半導体がまた強そう。

 

おおぅ・・・(; ・`д・´)

下げる要素が見当たらない。。。

 

日経CFDも現在、+214円で49513円ですから、月曜も上がって始まるのでしょうかね。

 

 

 

 

 

しばらく前、日経4万円を超えて、「そろそろ暴落論」が出始めたころ、僕はずっと日経EPS2600円、PER18.5倍、株価は48000以上を目標と言って買い進めていたのですが、EPSはここ数日2600円を跨いで行ったり来たり、PERは18.6~8辺り、株価は5万円をうかがう勢い。

 

予想に届いていない頃は積極的に買いに行けたのですが、予想を上回ってしまうと身の振り方が難しくなってきました。

 

NISAの成長投資枠はもう数千円しか残っていないし、基本的には予想がどうかは関係なく、個人的には積み立て投資枠を淡々と消費する方向性ではいます。

 

ただそれでも、市場が年末にかけてどうなるかは気になります。

もうね~高値なのは間違いないので、あとは市場のセンチメントと、突発的な材料次第だと思うんですよね。

 

で、突発的な材料というのは、予想できないんです。

予想出来てしまったらそれは突発的ではないので。

 

とすると、市場のセンチメントが今どうなのか?

考えてどうにかなるのはこっちだけです。

 

 

 

 

 

このへん、安川君の出番です↓

 

いつも一足早く決算発表をする安川電機は、グロース株の先行指標。

半導体関連のグロース企業へ製造装置を売っている安川君が儲かるのはグロース企業が好調だからなわけ、という理屈。

 

この辺copilot君に詳しく説明してもらいます↓

 

 

📅 決算発表が早い(2月期決算)
  • 多くの日本企業が3月期決算であるのに対し、安川電機は2月期決算

  • そのため、他社に先駆けて決算を発表することが多く、投資家やアナリストが日本企業全体の業績トレンドを占う材料として注目します。

🌍 グローバルな顧客基盤と製品ポートフォリオ

  • 安川電機は産業用ロボット、サーボモーター、インバーターなどの制御機器を製造。

  • これらは製造業の自動化・効率化に不可欠な製品であり、半導体、家電、自動車、食品など幅広い業種の工場で使用されています。

  • 顧客は世界中に分布しており、特に中国やアジア圏の製造業の動向に敏感に反応。

🏭 設備投資の先行指標

  • 安川電機の製品は、企業が新工場建設や生産ラインの増強といった「攻めの設備投資」を行う際に需要が高まる。

  • そのため、同社の受注や業績は、企業の設備投資意欲を反映しやすく、景気やグロース株の先行指標として機能します。

 

 

 

 

 

📉 業績下方修正が市場全体に波及

  • たとえば2025年7月の決算では、売上高で約400億円、営業利益で約170億円の下方修正が発表され、市場に「景気悪化のシグナル」として受け止められました。

  • このように、安川電機の業績変動が他のグロース株や製造業全体の株価に影響を与えることが多く、注目度が高いのです。

このような特性から、安川電機は「グロース株のカナリア(先行指標)」とも呼ばれ、投資家にとっては景気や市場の転換点を見極める重要な銘柄とされています。

​​​​​​

ではでは、安川君今期は既に決算発表したのかというと、今期も既に10/3に2Qの決算発表を終えてるんですねぇ~

安川電機の2Q決算内容は↓

 

 

📊 第2四半期(2025年3月〜8月)決算概要

  • 売上収益:2,601億9,500万円(前年同期比 ▲0.5%)

  • 営業利益:233億3,400万円(同 +1.8%)

  • 税引前利益:252億400万円(同 +3.2%)

  • 親会社帰属中間利益:182億4,700万円(同 +2.2%)

  • 経常利益進捗率:通期予想に対して 49.9%

この進捗率は「やや未達」とも言えますが、前年同期比で増益を達成しており、特にモーションコントロール事業の付加価値改善中国・アジアでのロボット需要の堅調さが業績を下支えしました。

 

 

これを見ると、2Q進捗は50%にギリギリ届かないところですが、翌日の株価は窓開けて上昇した後、その後も高市トレードの恩恵もあって上昇基調。

 

少なくとも手放しで好決算と言えるような内容では無さそうですが、ただ、安川電機の過去の2Qの進捗率は割と悪いことが多く3Q以降に取り返す傾向↓

 

だとすると、2Qで既にほぼ50%の進捗が好感されるのも違和感はありません。

 

この辺が半導体関連銘柄への選好が止まらない理由の一つになっているかもしれません。

 

 

 

 

 

来週から決算シーズンに入りますから、この安川の決算がグロースのカナリアとして機能したのかは見どころです。

 

僕のほうはね、グロース相変わらず持っていないので、外野から眺めてるだけなんですけどね~

 

でこの半導体系銘柄の好材料がそのまま好材料として受け取られるなら、どんなに他の銘柄が下げても日経平均は上昇すると思います。

 

現在の日経平均は、半導体関連銘柄の寄与度が大きすぎなので。

 

だとすると、現在のPER18.5倍の目標は最低でも19倍へ、最大で20倍まで引き上げなければなりません。

 

もし20倍なら、日経平均は52000円という事になりますが、それ以前に、グロースのカナリアが予測した通り、半導体関連銘柄

が好決算を連発するなら、EPS自体が上がります。

 

仮にEPS2650円なら、PER19倍で50350円、20倍なら53000円。

 

そしてここまで行ったところで悪材料が出て暴落するというシナリオなら、PER16倍まで下げて42400円。PER14倍まで下げるなら37100円。

 

ざっくりと、このくらいの数字を目安に心構えしておくといいような気がしますね。

 

一つ注意しておきたいのは、暴落来るならPER11倍まで、という過去の例にとらわれないようにしたいという所。

 

恒常的なインフレを期待値に日経平均が上がっている前提なら、PERの水準は、上限も下限も過去と同じにはならない可能性がある、とは考えておきたいです。