
明日明後日と何も材料出ない限りは週明けは大きく下げるでしょうから、このところ注目していた株のなかで、ちょっと検討してみようかなと思うのが2銘柄。
すぐ上がるとかじゃないですよ。
上がるか下がるかは、週明けは全くわかりませんし、上げるとしても、短期でキャピタル狙うならもっとボラティリティ高い銘柄はいくらでもあると思います。
そういう銘柄ではなく、長期で持てそうだけど、週明けは恐らく安く始まるであろう株。
すぐ上がらなくても、インカム得ながら5年持てそうな株。
そんな観点で見ていますので、短期のキャピタルは知りません(;'∀')
むしろ下がったとしても別にいいと思える、ポートフォリオ全体の利回りを底上げしてくれる株で、あくまで長期高配当バリュー投資の観点です。

一つ目
■モリト (9837)
丁度金曜の場中に決算発表。
決算期11月の珍しい銘柄なので、今回のは3Q。
結果は経常が16%増益。
3Qの進捗率は80%で、去年は4Qまでに更に30%近く利益を積み上げているので、単純に去年と同等であればコンセンサスの3350憶を超えて3450億まで行く計算。
配当方針はDOE4%、配当性向50%以上。
累進配当ではないけれど、それなりに強い還元方針で、現在配当利回りは4.44%
来年1月までが期限の自社株買い20億は、現在まだ進捗30%。
(取得上限は最大で発行済株式総数の約4.5%)

場中の決算は悪くない決算に見えましたが、地合いもあってか-1.96%で引けていました。
急騰するような材料を持ち合わせているような銘柄ではないので、週明けに好材料が出ても感応度高くはないと思いますが、あくまで長期で持つなら、今の株価なら悪くないような気はします。
ちなみに過去5年の平均配当利回りは3.37%
ですから、今の4.44%は平均を大きく上回っています。
利回りの上がったところで買う高配当投資においては、中々いい水準になってきた感じです。

二つ目
■ソニーフィナンシャルグループ (8729)
9月に上場してからダダ下がり中で9月210円が現在154.5円。
パッと見利回りが2.27%と高配当投資としても魅力を感じませんが、実はこれは今年度の残り半期分とのこと。
ですから単純計算で、通期では倍なら4.54%。
これなら高配当投資として、十分買いに行ける水準です。
そしてもう一つ、パッと見、需給面が天文学的に悪いです。
売り残21,000に対して、買い残141,544,100
貸借倍率6,740.2倍
これ改善するまで、しばらく上がらなそう(;'∀')
と思える水準です。
ただまあ、一日の出来高が120,258,700あるので買い残は大体1日の出来高と一緒と見れば、それほど多くはありません。
株価が150円なのでね。
また、時価総額1兆円に対して、1000億の自社株買いを計画しているとのことですから、その辺りもポジティブ。
こちらも需給の悪さに来週の地合いの悪さが加わってすぐに上がるようなことは無いかもしれませんが、長期で高配当投資のポートフォリオを作るなら、利回り4.5%は合格点。
こちらは配当方針として累進配当を謳っているので、この利回りはよほどのことがなければ下がる心配はありません。

どちらの銘柄も、週明けの下げ次第では、更に利回りは上がるので、株価が高止まりして買える銘柄が少なくなっている今、業績悪化以外で高配当を長期で保てそうな銘柄は結構貴重だと思っています。
僕自身は、多分どちらかを週明けのどこかで買い向かいますが、必ずしも火曜ではなく、下げ止まりを見極めるか、ソニーは安いので打診で少量買って、その後買い増すのもありかも。
自分の口座はNISA枠もうないので、家族の口座に入金だけして待機しているところです。


