EPSを元に、ここから株を買えるか考える | グデーリアンの投資ブログ

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トレードではなく資産運用の観点での投資ブログ。
銘柄選びや運用成績だけでなく投資に対する考え方や自分の失敗、成功談なども踏まえてお話しできればいいなと思っています。

 

 

 

 

 

株価の上昇、止まりませんね。

個人的には、PER18.5倍程度は上限になるのではと思っているのですが、センチメントが良ければ瞬間的にそれ以上を目指す可能性もあります。

 

ウォール街のランダムウォーカーにある通り、市場を予測することは不可能とすれば、暴落開始(つまり高値)や底を読んで投資することは無意味。

 

 

ただただ、優良な企業を適宜、5年売れなくてもいいと納得できる状態で買うしかなさそうです。

5年売れなくてもいいと思える株を買う、はバフェットの言葉ですが、5年売れなくても納得できる状態ってどんな状態か?

 

一つは、安値で買う事。

しかし株価がランダムウォークするならその安値を当てることは無理。

 

であれば、5年の間、安定したインカムを得られる、売れなくとも納得できるレベルの実利が得られかどうか?というのがもう一つの解なのではないかと思います。

 

で、そのインカムを安定的に得ようとするなら、その原資は企業の利益です。

すると大事になってくるのは企業のEPS(一株当たりの利益)という事になります。

 

 

 

 

 

では、この先数年。

企業のEPSはどのように推移するとアナリストが予想しているのか?

 

これを調べてみ・・・みるのは面倒なので、copilot君に調べてもらいました(;'∀')

 

すると、野村證券では、日経平均の加重平均EPSを以下のように予想していそうです。

2025年:予想株価44500円 EPS2500円

2026年:予想株価46000円 EPS2750円

2027年:予想株価47500円 EPS2890円

 

しかし、EPS自体を明確に書いているわけではなさそうで、野村の考える将来の予想株価から、copilot君自身がEPSを逆算しているようなので、ご注意ください。

 

 

 

 

 

copilot君の予想の根拠も含めて下に記載します。

📊 2026年度 EPS:約2,750円前後の根拠

  • 2025年度 EPS:約2,500円前後(推定) 為替の円安や価格転嫁による下支えがあるものの、関税や景気減速の影響で横ばい〜微減益。

  • 2026年度 EPS:前年比+10.4%増益(野村證券予測) → 約2,750円前後に到達する計算になります。 この増益は、以下の要因によるとされています:

    • 米国景気の底堅さ

    • 日本企業の収益改善

    • 自社株買いによる株式数減少

    • サプライチェーン正常化

 

2027年度の日経平均の加重平均EPSが約2,890円という推定は、野村證券などのアナリストが示す中期的な業績回復シナリオに基づくものです。

📈 EPS 2,890円の背景と意味

  • 2025年度 EPS:約2,500円前後 為替や価格転嫁の影響で下支えされるも、関税などの逆風で横ばい〜微減益。

  • 2026年度 EPS:前年比+10.4%増益 → 約2,750円前後 米景気の底堅さ、企業収益の改善、需給の好転が寄与。

  • 2027年度 EPS:さらに+5%前後の増益 → 約2,890円前後 安定成長シナリオに基づく推定。構成銘柄の自社株買いや増配もEPS押し上げ要因。

copilot君一旦ここまで。

これを見る限り野村でも、将来的なPERのレンジは、今までのような13~16倍とは見ていなさそうなのがわかりますね。

 

 

 

 

 

で、copilot君の予想をそのまま表にしてもらったのが以下の画像です。

どうも、将来の理論株価は、PER17倍前後を想定していそうです。

(。´・ω・)ん?

株価はランダムウォークとか言いつつ、結局株価の予想になってしまってますね。

 

 

 

 

 

EPSに話を戻すと、2026年度には2025年度比、EPS10%、2027年度までなら15%増。

 

配当については、配当性向が50%とするなら、2026年では5%、2027年では7.5%の増加が期待できます。

 

もし、配当利回り4%の株を買うのであれば、現在の株価からすると

 

4%×(1+0.075)=4.3%

 

まで利回りが上がります。

2027年まで株価が上がらない、もしくは下がってしまっても、利回りが4.3%に上がるのであれば、持ち続けられるか?

 

という観点で、自分の株を持つ握力を想像するのがよさそうに思います。

 

もう少し細かく見ていくと

1000万の株から4%の配当を貰えるなら年40万。

これが4.3%になれば、年43万。

 

そこにインフレで年2%の物価上昇があるのなら、2年で4%。

40万円のお買い物が、4%値上がりで41.6万円になります。

 

これであれば、43万円への配当金の増額は、インフレに勝っていることになります。

 

もしインフレが年3%でも2年で6%の値上がりなら、42.4万円。

これでもちゃんとインフレに勝る配当の伸びになっていますよね。

 

 

なので、個人的には、EPSの伸びや配当性向がこの辺りになる銘柄であれば、株価が上がらずとも納得して持っていられる水準になるのではないかと思っています。

 

 

 

 

 

まあこの辺がね、僕が高配当バリューにこだわる理由の一つでもあるんですよね。

 

グロースは配当も低いことが多いため、いざ市場が暴落すると持っている間のメリットが一気に下がりますからね。

今のような相場ではグロースうらやましいんですけどね~。

 

さて、野村の考えはわかりましたが、それ以外のアナリストについても調べ・・・

 

・・・てもらいましたcopilot君に。

 

 

 

 

 

📊 野村證券以外の見通し(2026〜2027年)

✅ 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(2025年9月時点)

  • EPS水準は明示されていないものの、2026年末の日経平均株価を45,000円〜47,000円と予測。

  • PER15〜16倍を前提とすると、EPSは2,800円前後を想定している可能性が高い。

  • 2027年については「企業収益の安定成長と株主還元の強化が続く限り、株価は上昇余地あり」とコメント。

✅ 大和証券

  • 2026年度のTOPIXベースEPSは前年比+8〜10%増益と予測。

  • 日経平均EPSに換算すると、2,750〜2,850円程度が想定レンジ。

  • 2027年度は「米国金利の安定と円安継続が前提なら、EPSはさらに5%程度の増益」と見ており、2,900円前後の可能性。

✅ SMBC日興証券

  • EPSの具体的数値は非公開だが、2026年末の日経平均株価を44,000〜46,000円と予測。

  • 株価水準から逆算すると、EPSは2,750〜2,850円程度を想定していると推測される。

copilot君ここまで。
その他のアナリストも、EPS自体を予想して出しているわけではなく、株価の予想になりますが、株価からPER、そしてEPSと逆引きしてくれています・・・copilot君が。

 

 

 

 

 

だいたいですが、野村とも乖離は少なく、どちらかというと野村のほうが若干保守的なようにも見えますね。
 
株価的にも、ランダムウォークとは言いつつ、この状況で2万円まで下がるというのは考えにくく、3万円前半への下げも中々ないように思えます。
暴落で仮に3万円後半まで下げ、インカムが先ほどの4.3%。
3万円後半への下げで、買い増しを行えばインカムは4.3%+αになります。
どのくらい待機資金を用意するかにもよりますが、4.5%~5%程度まで利回りをあげれるのであれば十分。
暴落に備えて、それ以上の多すぎるキャッシュポジションになるのも考え物です。
 
暴落、来ないかもしれませんしね。
いや暴落と後付できる下げは来るでしょうけどね。
その暴落まで、株価は更に上がっているかもしれません。
暴落が来てもそれが今よりも大分先なら、今の水準より高いところまでで止まる可能性もあります。
まさにランダムウォーク。
 
個人的に思っているPER18.5倍程度の上限目安はまだ変えませんが、上振れ下振れがあっても動じないよう、株価以外のファンダで、長期で相場に付き合うのも大事だと再認識しました。

 

 

 

 

 

あ、ちなみにウォール街のランダムウォーカー。
有名な本ですが、僕は読んでいません。
なにやら難しいらしいので(;'∀')
 
しかし、インデックス投信がなかった時代に、インデックス投資に対しての考察をして、インデックス投信がこの本をベースにファンドを組成したというのですから、すごいですよね。
 
昨日の夜、マネーの学びでやってました(;'∀')