
この所の日経平均の上げはずっと半導体銘柄一極集中の上げ。
なので日経平均が幾ら上がっていても、持ち株は全然上がらないという人が多かったと思います。
日経が上げていても、騰落銘柄数では下げている銘柄のほうが多かったりもしましたからね。
株価平均で指数算出している日経平均は、値がさ株ほど寄与度がが大きくなるので、一株単価の高い一部の半導体株が上がるだけで、他の多くが下げていても指数が上がってしまいます。
なので指数を吊り上げたい機関なんかにとっても、値がさ株は格好の的になります。
で、今回に関してはソフトバンクグループ、アドバンテストを中心に、東京エレクトロンやTDK、レーザーテックなどばかりが上がっていました。
しかし、日経平均の寄与度が高いという事は、下げる時も影響を受けやすくなります。
日経平均に連動する投信やETFが売られれば、連動して下げが大きく。。。
つまり、もし日銀のETF売りが来週材料視されるなら、真っ先に売られる可能性もあります。
これによって、日本株全体が売られるのか、半導体からのセクターローテーションが起こるのか?
どちらになるかはわかりませんが、こういった動きになる可能性はありますよね。

ちなみに、金曜は半導体指数(SOX指数)も下げて終わっていますから、連動しやすい日本の半導体銘柄にとっても下げる可能性はあります。
来週は9月の配当権利最終日が26日になりますから、配当利回りの低い半導体関連のグロース銘柄よりも、高配当バリューへ資金が流れやすいタイミングでもあります。
NT倍率は14.31とここまでは日経優位に動いてきていますが、節目が変わるならそろそろ、という感じはしますが、どうでしょうね。
材料がそろってきたように思いますが。
29日には権利落ち相当額の下落はしますし、そこから一気に調整という流れもありますから、今から買い向かう感じではないですが、それでも今の時点で売られすぎなバリュー株があれば注目していていいかもしれませんね。
ちなみに僕の持ち株はバリューばかりなのでぜっんぜん上がりませんでしたが、金曜は日銀のETF売りの発表でマイ転する中逆行高していました。
これで何とか週間ベースではプラスで終われました。
内訳言うと、実は米株の為替差益が分も含めてプラスって感じですけどね。
しかもインテル持っているので、NVIDIAのインテル株購入のネタで大分上がったというボーナスも含んでいます。
何もなければマイナスだった一週間でしたが、それでも金曜の日経下げに足して逆行したのは、ちょっと来週以降のセクターローテーションを示唆してるような気がしています。



