
一昔前、北の首領様がテポドン打つと、マーケットはいちいち反応していました。
しかし今では、いくら打っても無反応。
市場は慣れるんですよね。
もし今、急にリセッション懸念が台頭してきたなら相場はもっと反応したでしょうが、リセッション懸念は既に2年も前から市場には織り込まれているので、追加でのネガティブサプライズがないと大きくは反応しないんでしょうね。
同じく関税も、今日知ったわけではなく4月からみんな知っていたこと。
それによる業績悪化込みで、株価は既に値付けされていますから、こちらも想定通りの悪化ならそれほど下げないのでしょう。
予想されていた悪材料が結果として出てきても、下げなければ織り込み済み、下げれば予想以上のサプライズ。
こんなものは都合の良い後付けで、どちらもあるのですが、報じられてから寝かせる時間の長かった材料は、反応薄になる傾向が強いと思います。

材料を先取りして先に売り抜けたとして、その後下げる割合がどのくらいか?
もし2回1回下げるのなら確かな目利き。
3回に1回しか下げないのであれば、目をつぶってサイコロ投げて売るのと変わらないただの運。
と思っています。
自分の場合後者です(;'∀')
で、今の相場。
関税も、リセッション懸念も、割高な株価も、みんな株価を押し下げそうな要因ですが、そのどれもが前々から言われていること。
一旦はみんな逃げて、それでも株が欲しい投資家が再度寄ってきているので、耐性が付いているんです。
これで下げるには、「想定以上の」が枕詞につくような悪材料が必要ということですが、今のところはそれがない、という事に尽きそうです。
ずっとホールドしている自分の持ち株たちは、トランプ関税での4月の下げ分を、今月まで倍返しで取り返しました。
やはり個人的にはこの先の戦略も
「稲妻の輝く瞬間に市場に居合わせること」
これが重要だというのには変わりは無さそうです。




