
先日、日経EPSが下落していて、2300円を切りそうと書きました。
残念なことに本日、2200円すら一気に割ってしまって2,186.09円。
これだと、先日PER15倍の34700円を覚悟と思っていたのが、PER16倍でも34900円。
今日の終値37753円では、PER17.27倍ですから、PER的には去年の強気相場のマックス42000円を付けた時の水準です。
なので普通であれば、やはり結構下げそうというのが大勢。
ちょっとやはり、弱気にならざるを得ないかもしれません。

ただその一方、トランプ総統のせいで理論値が乱高下していますから、今はもしかすると、より安定的なBPSで見たほうがいいのかもしれません。
と、いう仮定でPBRを見てみると
今の日経平均PBRは1.4ほど。
こちらが株価水準として意識されるようであれば、37500円はまだ割高とはいえません。
ちなみに、去年8月と今年4月の暴落でPERは13倍、PBRは1.15倍まで売られました。
今後同程度の暴落が起きるなら、PER13倍水準であれば28400円まで売られますから、これは結構なインパクトになります。
一方で、PBR11.5倍なら31000円ほどと、3万を切ることがなく、株価的にも去年8月と今年4月の底値と同等になります。
ん~~。
ちょっと警戒しておく必要はありそうですが、まだまだ何とも言えません。

トランプ総統のおかげで、企業業績は大なり小なり悪化して利益は低下するはず。
その一方で、ここ数年盛んな自社株買いは、基本買った自社株は消却することが多いので、株式発行数は減少するはず。
利益÷発行株式数=EPS(一株当たりの利益)
なわけですから、利益の減少と発行株式数の減少、どちらの比率が多いかで、EPS自体は上昇する可能性もあります。
ですから今の段階で完全に下目線で売り一辺倒というのも、正解かどうかわかりません。
決算が一巡して、企業の業績見通しと自社株買い発表が全部出揃えば、多分アナリストの偉い人が試算してくれるのでしょうけど。
僕の場合、実現損益も含み益もあまり気にしておらず、配当利回りと配当額の上昇ばかりを意識しているので、こういう相場では多少気は楽。

