新NISA民に見てもらいたい、僕の旧NISA口座 | グデーリアンの投資ブログ

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トレードではなく資産運用の観点での投資ブログ。
銘柄選びや運用成績だけでなく投資に対する考え方や自分の失敗、成功談なども踏まえてお話しできればいいなと思っています。

 

 

 

 

 

2024年の年初から始まった新NISAですが、当初の絶好調からは一転、去年8月に日経平均が1日4400円の大暴落を皮切りに、トランプマンが大統領になった今年は、米指数でも20%マイナスの一時弱気相場入りするとともに、去年160円だったドル円も今や140円台です。

 

米指数の投資信託を購入している人は為替も含めれば、一時は20%以上のマイナスになった人もいるのではないでしょうか?

 

そういう時期に目に入りがちなのが、ネガティブ派なインフルエンサーの投稿で、中には

 

「NISA制度そのものが国民の預金を搾取しようとする政府の陰謀だから、NISAなんかにお金を入れていると、いずれ大損する」

 

というようなことを書く人まで。

 

 

 

 

 

ということで、旧NISAから新NISAまで、NISAを続けているとどうなるか?

新NISAのほうが今どういう状態かは僕の別の記事に定期的に載せていますので、今回は旧NISAの方を公開してみます。

 

もったいぶらずにいきなり載せちゃいますが↓

 

これが旧NISAの成績。

2018年の米中貿易摩擦。

2020年のコロナショック。

2022年の欧米の金融破綻。

色々ありましたが、きちんとプラスです。

 

 

 

 

 

内訳を見てみると、2020年までがグレーアウトされているのは、この旧NISA口座は積み立てNISAではないので、非課税期限が5年で終了してしまっていることを表しています。

 

で、その2020年まで、NISAへの投資金額が少なく、枠を埋めきれていません。

これは、僕がそれ以前は、投資はトレードで儲けるものという考えでいたからです。

 

トレード用の株購入をNISA口座でやってしまうと、一瞬で枠が埋まってしまいますからね。

トレードは特定口座で行い、長期で持つ株だけNISAに入れようとしたところ、枠すら埋まらずに終わっていたということです。

 

で、その一部のNISA口座で買った株ですら、売却してしまっているのがわかり、更にその成績はマイナスになっています。

売却損益がマイナスなうえ、非課税額がゼロ円ですから、利益が出ていないということですね。

 

全く下手っぴーなのがわかって恥ずかしい(;'∀')

 

 

 

 

 

ところが2020年のコロナショックでは一転してプラス。

実はこの時期に投資手法を変えました。

 

当時は、いつワクチンが完成するかも知れず、いつ人の移動が可能になるかもわからず、企業業績ががどうなるかも、自分の仕事がどうなるかすらわからない状況。

今日明日がわからないのに、今日明日のトレードなんてやっている場合ではないと思いました。

 

逆に、持っている株についても、下がって含み損が増えても、お金よりも命とばかりに、気にならなくなりました。

そうやってトレードは減り、時々インカム目当てで株を買う、今の投資手法に変わった結果が、2020年の急なプラス転換なんです。

この時期にバフェットについて色々見たり読んだりしたのも考えを変えた契機ですね。

 

 

 

 

 

今は結局これも全部売っていますが、その内訳としてはキャピタル狙ってトレードしたものはごく少数。

殆どは旧NISAの5年の期限が切れてしまうので、その前に売って新NISAで買い替えたりしたからです。

 

これは2021年以降も同様で、まだ期限は残っていますが、暴落で含み益が少なくなったり含み損になったタイミングで旧NISAを売って新NISAで買い直していますので、2021年以降も売却益や売却損が一部出ていますが、基本2020年以降は全て長期投資です。

 

もう一回同じキャプチャ貼りますがこの時期を境に、非課税額が出てきていて、つまりはトータルリターンで利益が出るようになったということですね。

 

ここで見て欲しいのは、この表示期間の合計の売却損益が+303,246円なのに対して、配当金が345,254円。

 

下手くそは何度売買を繰り返しても大して売却益を出せないという証拠な一方で、何もしなくても売却益以上の配当金を得ていたということになります。

 

 

 

 

 

インカムを得るには売らずに所持し続けることが条件です。

 

その長期保有をし続けるにしたがって、結果的に含み益も増えていますから、将来売る必要が出てきたときには、同時に一定のキャピタルも取れる可能性が高いです。

 

現在の含み益が+684,181円ですから、明日ぜーんぶ売って投資をやめれば、既存の配当34万と合わせて、100万の利益で終えれるということになります。

 

現在の含み益は、トランプショックで下がった今現在の物なので、一番いいときに売れたとしたら、キャピタルだけで100万程度は取れていたことになります。

 

とは言え、100万の元手を1億にできる投資手法ではありません。

それをしたいのであれば少ない元手を短期で回転させて、成功し続ければ100万が1億になる可能性があります。

 

これが成功するかどうかは、自身の能力にかかっています。

僕には能力がありませんでした。

残念な限りです(;'∀')

 

 

 

 

 

一般的に見れば、トレードで個人が1年生き残れるのは2割で、8割は退場していくと言われます。

 

この割合って、実はパチンコ店が客に還元する割合と大差がないのですよ。

 

つまり、トレードというのは投資ではなくギャンブル(投機)というのが数字上からも言えます。

 

あとはそれぞれ個人の投資に対する考え方次第ではありますが、老後に対する備えが投資と考えるのであれば、パチンコで老後資金を貯めようとする人はいるでしょうか?

 

という観点も踏まえて投資に対する方針を決めて、NISA制度を有効活用していけば、資産を増やせる可能性は非常に高くなると思います。

 

 

 

 

 

キャプチャでも分かるように、経済ショックがあった時に買った株こそ、長く持っていれば大きな利益が出ています。

 

2020年のコロナショックは、普通に考えたら損していそうなものですが、キャプチャでは利益が大きい年に見えますよね?

 

525,105円の投資金額に対して、売却益が508,411円ですから、この時期の投資では100%(2倍)のキャピタルが出たということです。

 

ただしこのキャピタルは、上記したように、旧NISA終了に伴って新NISAへ持ち変えるために売ったトレードですから、購入の4~5年後のトレードだということにご留意ください。

 

※つまり、長く持ったということです。

 

 

ではなぜ長く持ったかというと、持っている間のみ利益が出る、インカムゲインを狙っているからです。

 

そして、経済ショックがあった時、つまり株価が下がる時は、株価下落に対して相対的に配当利回りが上がりますから、狙いのインカムを取れるチャンスになります。

 

こう考ええると全てが理にかなっていますし、何より暴落が来れば絶好の投資機会と捉えられるようになって、暴落が怖くなくなります。

 

今の相場でソワソワしている方、もう怖くて売ってしまった方はこういう投資もあるんだよということで、参考してご自身に合った投資方法を見つけてもらえればなと思います。