
水曜の日経平均は、朝方の上昇を後場に全部吐き出してマイ転して終わってしまいましたが、それでもTOPIXはプラス引け。
夜の米国株も三指数ともに上昇したことから、日経先物もプラスで推移しています。
同時に、今週は日米ともに政策金利が据え置きと発表されました。
どちらも予想通りでしたから、為替は若干円安なものの株式にはサプライズにならず、発表後の株は若干の上方向に動いています。

チャート上では
以前から引いていた37640円の過去のサポートラインは、今回レジスタンスにならずに上抜けしそうな雰囲気。
同時に、20日線も突破しました。
下落トレンドとして引いていたラインに頭を押さえられて、昨日は上髭つけて引けましたが、先物を見ると明日はもう一度、このラインにトライしそうです。
ろうそく足では、前日まで2空あけての上昇でしたので、一気に吹き上げて短期の利益確定を誘発するよりはいいのかなと思えます。
MACDでは、日足ゴールデンクロスしていますから、明日上昇して終えられれば強気な雰囲気。
一方で反落するなら、36670円のフィボナッチ38.4%ラインでダブルボトムとなるかが試されそう。
ただ、時期的にも年度末の配当取りの買いも増えてきそうな時期ですから、月末までは上に行ってくれると期待したいです。
つづいて個別銘柄も

オリックス
個別銘柄では、3月配当落ち迄に、上がってくるんじゃないかと期待していたオリックスですが
こちらも下落トレンドを抜けてきそうな感じ。
先日の上昇でボリバン+2σを超えたところで上髭つけておしもどされました。
会社発表の配当方針からすれば、2~3割の増配があってもおかしくないので、増配発表前に買いが入ると予想しています。
増配発表後は材料出尽くしで売られるかもしれないですが。

NTT
今期減益見込みのNTTは、しばらく下げ続けていましたが、どうも147円のサポートはかなり強力。
またここまで下げることがあれば買い増しても良さそうですが、他方、上値は切り下がってきていて、上値切り下げ型の三角持ち合いにも見えますから、5月になってもこの下落のトレンドラインを抜けなかった場合にはちょっと注意が必要かもしれません。
具体的には、5月の本決算時の来期ガイダンスが悪ければ下抜け
る。
そんな感じで三角持ち合いの頂点が形成されている感じに見えます。
データセンターは好調のようですが、携帯事業のARPU(1契約当たりの単価)が高まってこないので、ここが来期どうなるかがカギになりそうです。
