現在の簿価利回り上位銘柄を調べてみた | グデーリアンの投資ブログ

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トレードではなく資産運用の観点での投資ブログ。
銘柄選びや運用成績だけでなく投資に対する考え方や自分の失敗、成功談なども踏まえてお話しできればいいなと思っています。

 

 

 

 

 

この所、持ち株の株価を見ても中々上がっていなくて面白くないので、株価ではなく簿価利回り上位を調べてみました。

(あ、でも昨日今日は全面高で良かったですね~このまま続いてくれたらいいですが)

 

簿価利回りとは、現在の配当金を自身の取得単価で割った際の利回りです。

 

通常ネット上などで表示されるのは、現在の配当金を現在の株価で割った際の利回りですから、過去に現在の価格よりも安く買って現在の配当金を貰えるのなら、簿価利回りは高くなりますし、逆に、購入時よりも株価が下落していれば簿価利回りは低くなります。

 

 

 

 

 

 

 

  持ち株の簿価利回り上位5銘柄(日本株)

 

 

■みずほ

本日の終値:4311円

今年度予想配当金:130円

配当利回り:3.02%

 

取得単価:1259円

YOC(簿価利回り):10.33%

 

■ニチリン

本日の終値:3635円

今年度予想配当金:176円

配当利回り:4.84%

 

取得単価:2004円

YOC(簿価利回り):8.78%

 

■やまびこ

本日の終値:2550円

今年度予想配当金:90円

配当利回り:3.53%

 

取得単価:1128円

YOC(簿価利回り):7.98%

 

■JT

本日の終値:4028円

今年度予想配当金:194円

配当利回り:4.92%

 

取得単価:2672円

YOC(簿価利回り):7.26%

 

■住友林業

本日の終値:4784円

今年度予想配当金:182円

配当利回り:3.8%

 

取得単価:2575円

YOC(簿価利回り):7.07%

 

 

 

 

 

 

  持ち株の簿価利回り上位5銘柄(米国株)

 

※円貨換算

 

■ブリティッシュ・アメリカン・タバコ

本日の終値:6240円

今年度予想配当金:444円

配当利回り:7.12%

 

取得単価:4172円

YOC(簿価利回り):10.64%


■IBM

本日の終値:37807円

今年度予想配当金:997円

配当利回り:2.64%

 

取得単価:14189円

YOC(簿価利回り):7.03%

 

■キンダーモルガン

本日の終値:4161円

今年度予想配当金:171円

配当利回り:4.13%

 

取得単価:2585円

YOC(簿価利回り):6.65%

 

■ベライゾン

本日の終値:6527円

今年度予想配当金:401円

配当利回り:6.14%

 

取得単価:6306円

YOC(簿価利回り):6.36%

 

■CVSヘルス

本日の終値:9956円

今年度予想配当金:397円

配当利回り:3.99%

 

取得単価:7493円

YOC(簿価利回り):5.30%

 

 

 

 

 

 

 

トレードで利益出すのを諦めて、長期投資一本にしたのが、コロナ前後くらいなので、大体5年ほどでしょうか?

割と利回りは高まってきました。

 

バフェットのコカ・コーラ株の簿価利回り50%とかにはまだ数十年かかりそうですが、しかしながらそれでも、勝手に投資額の10%が毎年入るというのは、どこぞの東南アジアのエビ養殖投資(詐欺)に匹敵するほどですから、実績が出てきたなと感じます。

 

 

 

 

 

 

  利回りの将来予測

 

 

利回りが高まるのは増配があるからなのですが、増配もある程度計算が出来、計算結果は株価予想よりは精度が高いです。

 

例えば

 

みずほの業績予想を四季報で見てみると、来年度の一株利益(EPS)は362円となっています。

会社発表の配当性向が40%なので、362×0.4=144.8円となります。

 

現在の130円の配当が145円に増配されるとすれば

現在の簿価利回り10.33%は、11.5%に伸びるという予想が立てれます。

 

↓大体こんな感じになるということですね。

■みずほ

本日の終値:4311円

今年度予想配当金:130円⇒来年度予想配当金:145円

配当利回り:3.02%

 

取得単価:1259円

YOC(簿価利回り):10.33%⇒11.5%

 

 

 

 

 

 

減益や赤字によって減配のリスクはどの企業にもありますが、安定成長で尚且つ株主還元姿勢の強い銘柄であればあるほど、予想通りか予想を上回る結果になることが多いです。

 

米国企業では赤字であっても増配を続ける企業は少なくないですし、日本企業にも株主重視の姿勢が高まってきていますから、短期的な赤字やそれに伴う株価下落があっても、計算した結果通りの配当をもらえ続けるのであれば、インカムに頼った資産形成には役立ちます。

 

株主還元姿勢が強く、安定成長の企業を50社も分散投資しておけば、その中に減配や無配転落する企業がいくつか出てきたとしても、市場の成長に伴って、それ以外の企業が増配を続けてくれれば、トータルでは配当は増えていきます。

 

特に今後の日本社会がインフレ化が進むのであれば、商品の価格転嫁が進み、その分EPSが高まることが予想できますから、社員への給与の増加よりも株主への配当金の増加割合が増える可能性も高いですから、インカムを増やせるポートフォリオを組んでおくのは、今後の資産防衛には必要な要素かなと思っています。

 

そしてまた別の見方をすると、現在のように余り相場環境が良くない時には、株価ではなく利回りを見ることで株価の下落に焦らなくなりますから、精神衛生上も良い投資かと思います。