
大発会を前に、今年の株価の想定をしておこうと思います。
現在、日経平均のEPS(一株当たりの利益)は2450円ほど。
これが来期は2600~2700円になるとの予測のようです。
間とって来期EPS2650円とするなら、8%ほどの伸びですね。
この数値を使って日経平均の予想をすると、以下のようになります。

株価の期待値をPER13倍~17倍とするなら
最小 PER13倍の場合
EPS2650×PER13=日経平均株価34450円
最大 PER17倍の場合
EPS2650×PER17=日経平均株価45050円
となります。
平均的なPER15倍なら39750円なので、現在の株価と同水準ですね。
今の株価は高くもなく安くもない、ということが言えそうです。
もし、大暴落が来た場合、PER11倍まで売り込まれたとして29150円ですから、ここまで下がるなら全力買い。
ちなみに、リーマンショック、コロナショック時の水準がPER11倍、去年の8月5日の暴落がPER13倍で、逆に上を見ると、去年の高値時点でPER17.5倍ほど。
と、このように企業の利益から見た株価の予想を考えて、今年一年の相場と付き合っていく予定です。

もうひとつ、高配当投資として、インカムの伸びを予想しておくと、EPSが8%伸びるなら、配当性向30%の企業で配当は平均2.4%、50%の企業なら4%増配になる想定。
しかしながら最近は、配当が業績連動ではなく、累進配当などで配当の下限が限定されている銘柄も増えてきています。
高配当投資をしているとそういう銘柄を多く所持することになるので、もう少し配当の高い伸びを期待して5%程度は伸びてほしいところです。
私の場合、去年の日本株の簿価ベースの配当利回り(YoC)は4.8%でしたから、5%伸びれば5.04%になる想定。
実際には株を買い足すと、もう少し利回りが低い状態で買うことになって利回りは薄まってしまうので、その分を含めて配当利回り5%台に乗ってくれれば、という所です。
