株式投資とパチンコの共通点と相違点 | グデーリアンの投資ブログ

グデーリアンの投資ブログ

トレードではなく資産運用の観点での投資ブログ。
銘柄選びや運用成績だけでなく投資に対する考え方や自分の失敗、成功談なども踏まえてお話しできればいいなと思っています。

投資の勝率って、統計上どのくらいになると思いますか?

 

上がるか下がるかの2択しかないのだから、50%の割合で勝てそうですよね。

 

もしそうなら、パチンコや競馬、宝くじなんかよりもよっぽど効率の良いギャンブルにもなりそうです。

 

 

 

 

 

ところが

 

投資家デビュー1年後の、株式市場からの退場割合は8~9割という話。

また、投資を続けている人でも、損失を出している人のほうが7割もいるのだとか。

 

パチンコ店の客への還元率が15%程度と言われていますから、これでは数字上、投資もパチンコも勝率は同じということになります。

 

パチンコでも投資でも勝率が同じで、尚且つどちらも勝敗分岐点の上位10%程度に入れる力がある人であれば、この二つをどうとらえるかは考え方の問題。

 

パチンコなら1日単位で利回り200%~を出すことが出来ます。

ただし、資金投入出来るのは1発4円、1分間で100発までです。

パチンコでひと財産作った後でもこれは変わらないので、大金持ちになっても使える金額と打てる球数は一緒。

つまり、どんどんと資金効率は悪くなっていきます。

 

一部、代打ちなどを雇って複数台を同時に動かすようなパチプロもいるようですけどね。

 

そういう例外を除けば、いくら稼げたとしても複利の効かない仕組みです。

 

 

 

 

 

投資なら1日で稼げるのは資金に対して数%ですが、勝ち続けて資金を増やすと、増やした分だけ資金投下をできますから、資金効率はずっと維持できます。

 

天性の才があるのなら、お好きな方をお好きなように、ということになります。

 

効率だけで考えると、まずは少額でパチンコで勝って、ひと財産作ったら、株式へ資金投下というのが効率よさそうですね。

 

あ、有名な個人投資家のテスタさんなんか、このタイプですね。

うらやましい限りです。

 

でも、テスタさんがおっしゃるには、数十億のお金を運用できるようになると、株式市場でも資金効率よく回すには投資対象が限られてくるのだとか。

 

なるほど、時価総額100億円の小型企業に、数十億も入れることってできませんものね。

自然と大型株以外の投資先が無くなってくるわけですか。

 

 

 

 

 

 

さてここまでは、才能のある人の夢のようなお話でした。

 

才能の無い残り80%の人がどうしたらいいか?

 

パチンコに関しては、これはもう、勝つ人の養分になるしかないですね。

僕は若いころ、もう数十年前ですがパチスロで食べれていた時期がありましたが、普通のお客さんは、お金を捨てていってくれる、逆マネーマシンにしか見えませんでした。

 

投資の関しても同じようにも思えますが、一方で投資は、S&P500等の有力なインデックスに、15年以上継続して積み立てると、過去の実績上では必ずプラスになるという結果も出ています。

 

15年という長期で見ると、前回の暴落前の高値を、必ず上抜いているからですね。

 

投資を資産形成の一部と考えるのならば、この辺りが有力な運用方法になりそうです。

 

 

 

 

 

例えば年利7%を10年、複利運用すると、1.7倍ではなく2倍になります。

10%なら10年で、2倍ではなく2.6倍になります。

投資で一山当てる、という夢のある話ではないですが、夢をみれるような才能がなければ、パチンコにしても投資にしても、その他大勢の8割の側に分類される可能性が高くなります。

 

しかし資産形成の目標が、老後に向けての2000万円であれば、かなり再現性が高くなるのではないでしょうか?

 

一般的にNISAやiDeCoなどで推奨されている積み立て投資というのはこの部類です。

一定のリスクはありますが、才能の有無にかかわらずリターンも望める投資方法。

そして、今後の保証があるわけではありませんが、過去の実績を今後も市場がトレースするなら、勝率が非常に高くなる方法です。

 

投資をギャンブルと捉えず、資産形成の一部と捉えるとライフプランがかなり変わってきますから、投資はちょっと、という人も一度考えてみるのはいかがでしょうか。