
今週注目してみていたDOWですが、昨日はさすがに自律反発の流れかなと思っていましたが、結果は続落でした。
これでDOWは7日続落。
下げ幅自体は小さいのですが、DOWの7日続落は5年ぶりとのことです。
DOWの日足チャートを見てみると、いまだ上昇トレンドの中にいるようには見えます。
過去の調整局面を見てみると、ボリバン中央(20日線)でサポートされなかった場合、移動平均線を意識した値動きはあまりないように見えます。
どちらかというと、ボリンジャーバンド-2σにタッチしたところで反転の流れ。
4月にはバンドウォークでの下げがありますが、それ以外では、8月5日の急落でも-2σで綺麗に切り返しています。
今回も-2σが意識されるなら、現在の-2σは43150ドルということになりますから、もう少し下押すかもしれません。

日経の記事では長期金利の上昇が株価への重しとの説明をしていますが、特段の材料がない中ではそんな説明をせざるを得ないという所でしょうか。
NYダウ、約5年ぶり7日続落 長期金利の上昇が重荷 - 日本経済新聞
金利上昇にネガティブなのは、本来、ハイテク系などのグロース株ですから、昨日のS&P500は変わらず、NASDAQは上昇している中で、DOW続落の説明を金利上昇で片づけるのはちょっと苦しい気もします。

NASDAQについては、少し前はテスラ、昨日はブロードコムなど、一部の銘柄の大幅上昇に引っ張られている側面もあると思います。
そんなブロードコムはちょうど昨日、私のブログで、時間外取引で14%の上昇中と紹介していたところですが、結果24%の大幅上昇で引けました。
チャートを見てみると、ボリバン+3σを大きく上回って、現在+4σに到達していますから、短期的には急速に調整が入って、+2σ程度まで戻してもおかしくない水準です。
空売りは私は全くお勧めする気はないですが、もしするなら、こういうチャートで仕掛けると、勝率は高いと思います。
寄りで225ドルで指値で売り。
寄りで刺さらずに上昇するなら、5分足でMACDがDCするタイミングでイン。
210ドルに下げたら売り。売りじゃなくて買戻しです。
上昇したら持ち越さず損切。
もし私がやるならこんな感じで事前に予定立てておいて、後はその日の指数の値動きも見ながら柔軟に、という感じでしょうか。
夜中になっちゃうので、実際にやるのは難しいですね。

日経平均は、先日も同じようなこと書きましたが、ボックスの上限で張り付いているようなチャートです。
SQも通過したところですので、これがアク抜けになっての上昇を期待したいところです。
先物はプラスで引けていますが、ここ最近の流れは、先物の価格で寄った後の寄り天で、上昇しても陰線引けというのが、非常に多いです。
こういうチャートを見ると、購入意欲削がれちゃいます。
リスクオン、とは中々ならないのはこういう所かもしれません。
一時4万円を回復した木曜日も、結果、ろうそく足は上髭を残してトンカチの形状で終えていますから、これだと強気にはなりにくいです。
ボックス相場からの大陽線出現、というようなチャートが出てくると、雰囲気が変わってくるような気がするのですが。
日経平均の週末時点のEPS(加重平均)は2487.11円。
1か月前の11月13日には2432.12でしたから、PER16倍で計算すると、11月13日で38914円、12月13日で39794円と、一カ月で800円ほど理論株価は上がっています。
高値42400を付けた7月時点ではEPS2385円ですから、PERは17.5倍を超えた水準まで買われています。
これから同じ水準まで買われるなら43500円でPER17.5倍ですが、いまのモメンタムではちょっと難しそうですね。
年末の、いわゆる掉尾の一振があるか?
