
投資にかかる税
株や投資信託の運用益には一律20.315%(所得税および復興特別所得税15.315%、住民税5%)が掛かります。
これは本来確定申告しなくてはなりませんが、証券会社が厳正聴衆をしてくれますので、面倒な手続きをする必要はありません。
対して、FX等の為替取引では利益は雑所得とみなされ、これは自身で確定申告をしなければなりません。
自営業の方などであれば毎年の作業でしょうが、普段確定申告を行わない会社員や主婦の方にとっては、ちょっと面倒な作業です。
で、ビットコインなどの暗号通貨の利益はどうなるかというと、FXと同じ雑所得になりますから、これまた確定申告をしなくてはいけない利益となります。
米国市場では、既にビットコインを投資対象としたETFが発売されています。
ETFは投資信託の一種ですから、冒頭に述べたように、証券会社で自動的に源泉徴収してもらえるのですが、残念なことに日本ではまだ暗号通貨を投資対象にした投資信託が認可されていません。
いずれは日本でも、とは思うのですが、現状では石破さんが否定的な発言をしているので、近々にということにはならなそうです。

日本から暗号通貨への投資方法
今現在暗号通貨に投資しようとすると、暗号通貨そのものを買うか、ちょっと斜め上の投資方法としては暗号通貨関連の企業の株を買うといった選択肢しかありません。
暗号通貨はトランプさんが依然と違って肯定的な発言をしており、それに伴って直近ビットコインは急騰しています。
また、ビットコインは設計上、ゴールドに似た性質を持っています。
すなわち、ゴールドは金山から採掘しなければ供給量を増やせない為、一定量を超えた需要があっても、他の工業製品のように供給を増やして対応できません。
つまり、需要が増えればそれは値上がりに直結します。
ビットコインもこれと同じく、供給量を一定数以上増やさない設計となっており、それが値上がりにつながっています。
こういう性質を考えると、暗号通貨へ、自身の一部の資産を割り当てておくというのは、分散投資の観点でもありなのかなと思っています。
ただ、先述のように買いにくいんですよね。

ポイント投資
ところが、ちょっと視点を変えると、現在日本では、NISA等の非課税制度も使わずに、ビットコインに非課税で投資できる仕組みがあるんです。
それが、前にもちょっと話したのですが、楽天ポイント等のポイントを利用したポイント投資です。
↓これ、私の楽天ポイントの投資です。
ポイントなので、所詮多額の投資にはなりえません。
上のスクショも、せめてこの十倍投資出来ていればなぁ。
という感じですが、運用益を%で見た場合には結構な利幅が取れているのがわかると思いますし、ポイントなので冒頭話したように、今のところ、これ非課税なんです。
マーケットがでかくなっていったら、将来課税対象にされてしまうかもしれませんけどね。
でも、非課税で、且つ現金ではなく貰ったポイントの投資であれば、減ろうが無くなろうがそれほど痛手でもないし、丁度いい入門用の投資方法なのでは、なんて思っています。

仮想通貨というのは、ゴールドと違って資産価値の裏付けがありません。
どういうことかというと、ゴールドであれば、例えば金貨という貨幣で持っていて、その貨幣を発行していた国が滅亡しても、貴金属としての価値が残ります。
ツタンカーメンのマスクのように、というのは大げさですが、指輪やネックスレスなど、文化財、装飾品としての価値が残る場合もあります。
しかしながら、ビットコインは、管理されているサーバがクラックされれば、何一つ、紙切れすら手元には残りません。
本来無価値の物に資金を預けているわけなので、リスクはかなり高い投資対象ですから、資産のほんの一部を暗号通貨に換えておく、くらいが十分かと思っています。
そういう意味では、ポイント分を、非課税というメリットを生かしつつ、ちょこちょこと入金しておくというのは、まあまあ落としどころとしていいのでは?
なんて思っています。
いかがでしょう?
個人的にはお勧めですよ。
