数日前、米国市場はDOW以外の2指数は強いなんて書いていたんですが、言ってるそばからS&P500も下げてきていて、1週間平均で見るとNASDAQ以外は下落です。

DOWはこれで4日続落でしょうか。
日足は25日線にタッチしました。
ここがサポートになってくれたらいいですが、MACDがデッドクロスを組んでいるので、もう少し下押してもおかしくありません。
■DOW6カ月日足
一方のNASDAQは、昨日は下げていますが、25日線まではまだだいぶ距離があります。
■NASDAQ6カ月日足
ううん、米国は例年通りの強い12月相場で終われるでしょうか。
個人的には12月は米国は強いと思って投資しているのですが。
日経は前場終了後時点では、本日も通常営業の寄り天で、39000円を何とか維持している状態。
6か月チャートを見ると、ヨコヨコが大分長くなってきましたね。
いい加減動きそうに思うのですが。
今週は12月メジャーSQですから、週末でアク抜け、なんてパターンも期待していたいところです。
■日経6カ月日足

さて、個別株の材料で、日本製鉄のUSS買収ですが、今日の朝の報道ではCFIUSの審査は23日にも終わるが、バイデンさんは買収を許可しない方針、という報道が出ていました。
トランプさんに続いてバイデンさんもこれですから、USS買収は風前の灯火。
通常なら、日鉄の株価は下げて反応しそうなものですが、今日の株価はプラス圏で寄った後、日経の下げに引きずられて前場終了時点では微減。
もし、買収失敗の折り込みが進んでいるのなら、この先も下値は堅いかもしれませんので、引き続き注視しておきたいと思います。
予想される値動きは
1、買収失敗で株価下げ⇒利回りが超高配当になり、徐々に株価見直し。
2、買収失敗で悪材出尽くし⇒すぐに株価上昇。
3、買収失敗で今後の先行き不透明感増大⇒下げ加速。
4、買収成功⇒サプライズで大幅高。
このうちのどれかでしょうね。
短期目線なら、2と4のみ買い成功。
長期目線なら1,2,4が買い成功で3のみ買い失敗です。
長期なら悪くない勝負に見えますが、3になる可能性をどう考えるか、この先は自己責任、自己判断の世界です。
ちなみに鉄鋼業界はのきなみ今年は減益ですが、来期以降業績回復のアナリスト予想もちらほら出ています。




