自身の持ち株のうち、米株の生活必需品セクター、通信セクターが足元好調です。
コカ・コーラ(KO)は週足でレンジを上抜けたように見えます。
エネルギーやテック系の銘柄が市場を沸かせていたコロナ後の数年間、ずっとレンジだったコカ・コーラがここにきて堅調というのは、セクターローテーションが進んだのかな?
と思うようになって来ました。

■セクターローテーション
下の円グラフはセクターローテーションを示したもので、景気の循環によってどのようなセクターの株が買われるかの傾向を示したグラフです。
左下、消費安定株がコカ・コーラのある生活必需品セクターですね。
少し前は持ち株のメルクやアムジェンが(ヘルスケア株)好調でした。
ずっとダメな子だったベライゾン(通信株)も上向いてきましたが、これらは全部左下に含まれています。
円グラフの左下は、いわゆる「逆業績相場」。
不況の時期に買われる銘柄群です。
とすると、一部でいわれているように、既に米国は景気後退(リセッション)に入っているのかもしれないですね。
元々景気後退の判断は
「過去2期以上連続でGDPがマイナスであった。」
など、過去の経済指標を振り返って判断するので、景気後退認定は最短で「6か月前からそうでした」という後付け判定です。
一方で株価の方も「株価は実体経済を半年先行する」と言われます。
とすると・・・。
まあだとしても、景気後退が短期で浅い場合、その後は金利の低下を好感した円グラフ左上の「金融相場」が割と早く来るかもしれません。
そうなればテック系が再度上昇するでしょうから、次に買われるのはテック系です。
テック系が多めなPFの方も慌てず冷静に対処していきたいですね。
「株価は実体経済を半年先行する」のであれば、実体経済が最悪の時、株価は半年後を目指してすでに上昇を始めています。
ですから指標を見定めてから動くと、出遅れる可能性が高くなってしまいます。
「稲妻の輝く瞬間」は取り逃さないよう、相場に居続けられるようにしましょう。

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リスク高めのシクリカルなグロース米国株中心、たまに毒舌、そしてたまになぜかコスプレのYoutuber。
でも、米株に対してはとても参考になります。
中級者向け。
