NISA口座で4%の配当の株を1800万円購入し、毎年7.5%の増配を繰り返すと、当初72万円だった年間配当金は、20年持ち続けると、毎年もらえる配当は300万を超える額まで増えます。
20年で配当金が4倍になるということです。
配当金は課税口座で買っても貰えますが、NISA口座と違い、20%の税金を取られますので、300万の配当から60万ほど国に中抜きされて、手元には240万しか残りません。
これが、単年の話ではなく永年続きますから、配当金が非課税になる効果はとても大きいです。

ではこの高配当株をいつ買って、どのように運用するのがいいのか。
勿論個別企業ごとの業績の凸凹などがありますから、全銘柄について言えることではないのですが、概念的に言うと
①株価は超長期的に見れば上がり続けています。
②1800万円が上限のNISAの制度は枠が増えるかどうかはわかりません。
(NISA制度のもとになっている英国のISAは少しずつ強化されているようですが)
③20年後、配当が4倍になった場合、株価も4倍程度に上がっている可能性が高いです。
以上の3点からわかるのは、配当が増えたのを見てから買おうとすると、その時には相応に株価も上がっているはずで、かつNISA枠は今と同じ1800万で固定されているのなら、枠内で買える株数が少量になるということです。
仮に将来、株価が上がって、それに伴って給料も大幅に上がり、大量に株を買えるようになっていたとしても、その時に買い始めたのでは、非課税で運用できる株数が減ってしまうということです。
ですから、将来企業が成長する前提で投資をするなら(というか、そういう前提でないなら、その企業に投資をすること自体が間違いです)価格が安い今の時点で出来るだけ多くの株を所持し、株価や配当が成長しても売り買いせずに持ち続ける。
これが最も効率的です。

ただし、持ち続けている間に業績が落ちてくるような会社に長期投資するのは意味がありませんから、大事なのは株を購入する前にその企業が、高い付加価値を持った商品やサービスを展開することで他社に対する競争優位性を持ち、長期潮流に乗ったビジネスを行っているかどうかを見定めること、となります。
そういった目線で長期投資を続けている投資の神様
ウォーレンバフェットの所有銘柄として有名なのが、
個別銘柄【KO】コカ・コーラ | グデーリアンの投資ブログ (ameblo.jp)
です。
他社に対して高い競争優位性を持つことで参入障壁を築き、長期にわたって世界中で事業展開を行い、連続増配は50年を超えます。
バフェットのように、一生添い遂げるくらいの覚悟で買える株かどうか?それに値する事業展開をしているかどうか?
そういう銘柄を自分で探し出すのは大変という方でも、ネットのインフルエンサーの中にはかなり詳細に銘柄分析をしてくれている人もいるので、そういうのを見ながら検討していくだけでもスクリーニングの精度は上がると思います。
高配当投資の個別銘柄の紹介については投資家バクさんのYoutube動画がわかりやすくてお勧めです。
本も書かれていて増版されるくらいに売れているようです。
