
お金と命はイコールである
というと、守銭奴とか金の亡者のようなイメージを持つ人、日本にはまだまだたくさんいると思います。
ただここに、
1、お金と時間はイコールであって
2、時間と命もイコールである
3、よってお金と命はイコールである
という三段論法を用いると、実はしっくり来たりしませんか?
今回はそんな話をしていきたいと思います。
(ちなみに、この話はインフレであなたの資産がどうなるかって話ですので、そういう視点で最後まで読んでいただければ幸いです。)

■まず一つ目、お金と時間の話ですが、仕事をするうえで「時給」という単位があるように、私たちの労働所得は概ね
労働力×時間
で表されます。
労働力を何時間提供したかで対価が決まります。
■次に二つ目、時間と命の話ですが、人の寿命を表すのに最も適しているのはやはり「時間」です。
私たちの命は、概ね
生まれてから、80年程度の時間
が、与えられています。
男女や国籍などで平均寿命は変わりますが、基本的には今まで何年生きたか、これから何年生きるかは、命の時間(寿命)で表されます。
■そして3つ目、限られた80年という時間(寿命)の一部を労働に費やした対価としてお金を得ているのですから、お金と命はイコールと考えることができます。
ではそのお金ですが、世の中でどんな流通をしているか、一例を挙げて考えてみましょう。
あなたは、あなたのできる仕事をして限りある命の時間をすり減らし、対価(お金)を得ます。
その対価(お金)を払って、あなたでは出来ない技術を持った人になにか別の仕事をしてもらう。
例えば、家を建てる技術を持った大工さんの一生のうちの1か月くらいの時間(命)を買って、家を建ててもらうわけです。
大工さんもまた、自分の命のうち1か月をかけて家を建てて得た対価(お金)を使って、自分の技術では作ることのできない自動車を、これまた専門の技術や設備を持った人の時間(命)を買って、車を作ってもらって購入します。
世の中のお金の流れは、全てこれで説明が付きます。

さてこの考えからすれば、あなたの今持っている現預金は、あなたの命の価値とニアリーイコールです。
ではこのお金の価値は、いつまでも不変でしょうか?
違いますよね?
インフレが起これば、その分お金の価値は下がります。
具体的に言えば、額面上はタンス貯金してある額はいつまでも変わりません。
しかし100年前、あなたのひいおばあちゃんが1年間必死に働いてタンスに100円をしまっておいたとしても、その100円は今も100円のままです。(明治時代の初任給は10円程度です)
現代で100円を稼ごうとした場合、どのくらいの時間労働すればいいでしょう?
アルバイト10分もすれば100円は稼げますよね。
つまり、ひいおばあちゃんの当時の1年分の命の価値は、今ではコンビのバイト代10分ぶんくらいの命の価値に目減りしたということになるのです。
お金が減るのではなく、命が減る、そう考えると、これってとても怖いことだと思いませんか?
だからこそ、金利のある社会、インフレのある正常な社会になろうとしている今、ギャンブルとしての投機ではなく、投資によって資産の防衛をしなくてはならないんです。
この話に興味を持っていただけた方は以下についても読んでいただければ幸いです。
インフレと投資について | グデーリアンの投資ブログ (ameblo.jp)
投資を始めるまでの背中の後押し | グデーリアンの投資ブログ (ameblo.jp)
損せずにまずは投資をしてみたい人向けに | グデーリアンの投資ブログ (ameblo.jp)
