これから投資に関してブログを書いていこうと思います。
最初に、なぜ今投資なんだろう?
ってことを、身近に感じる内容で少し考えていきたいと思います。
家計が厳しいって話し、最近良く聞きます。
昨日まで10円で買えていたうまい棒が、今日から12円。
こんな話し、去年辺りから毎月のように聞きますよね。
これは、物価のインフレが起こって物の価値が上がっているためです。
物の値段が上がるというのを逆に言うと、財布に入ったままの10円が、昨日より今日の方が価値が下がった、とも言えます。
デフレが続いた日本ではあまり感覚無い人が多いですが、お金の価値が下り物の価値が上がるインフレは、世界的には常に起こっているので、お金は放っておくと次第に目減りしていくのです。
(額面上は変わりませんが、価値が落ちていくのです)
現金が一番安全というのは、デフレの時の考えです。
デフレは、今日100円で買えるものが明日は90円で買える状態なのですから、そりゃあ、明日になるまで財布に現金のまま入れておくのが一番ですよね。
それがインフレでは真逆で、昨日買えてた金額では今日は買えないのですから、資産を現金のまま持つのは資産価値の下落というリスクがつきまといます。
老後に2000万必要だなんて言われて、現役世代の今のうちに一生懸命お金を貯金しようとしている人ってたくさんいると思いますが、2%のインフレが20年間続くと、その2000万円、価値は1440万円まで下がるんです。
ですから、投資をしましょうという話なのですが、インフレが起こるからと言って、投資すれば必ず増えるという話にはなりませんよね。
確かにそうで、投資は元本保証ではないので、損する可能性だってあります。
ただ、インフレが起こっている社会でのお金の流れを考えてみましょう。
インフレが起こると、物の値段が上がるため、消費者のお財布からはたくさんのお金が出ていきます。
これは皆さん実感済みだと思います。
でも、その消費者の財布から出たお金ってどこに行くのでしょう?
霧になって消えていくのでしょうか?
違いますよね、このお金は物を売る企業のお財布に入るのです。
ですから、インフレ下の社会では、消費者の懐事情は苦しくなっても、企業の懐事情は潤うのです。
感のいい方はおわかりですよね。
インフレ下では理論上、企業が儲かるのですから、株式会社の株価は理論上では上がるんです。

もちろん、インフレ時に価格転嫁が出来ず、倒産してしまう会社もあるので、全ての企業が儲かるわけではありません。
商品を値上げしたとしても、原材料費も高くなっているのですから、値上げ分企業のお財布に入るわけでもありません。
しかし、生き残る会社は、「原材料費高騰」の名目の元、原材料費以上の値上げを行います。
皆さんの身近に、インフレのせいで倒産したスーパーがいくつあるでしょうか?
食料品メーカーがいくつあるでしょうか?
ほとんどないですよね?
ニュースでよく見る
「○○食品(株)は、原材料費高騰のため、今年〇月より700品目について平均20%の値上げを行うとのことです」
というのは、そういうことなんです。
であれば、インフレで業績の伸びる企業を買う。
企業を買うというのは、株式会社であれば株を買うことです。
時間がたち、インフレが進んだ時に、企業の価値が上がり、株価が上がれば、あなたの資産は守られます。
投資は、決してギャンブルではない資産の防衛手段なんです。