桃太郎伝説の謎(3) 石鎚山と、ギザのピラミッド | パオンのブログ

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最初から続いている不思議な話です。
読まれていない方は、ブログのテーマ・「まとめ」から
読んで見て下さい。

前からの続きです(1)と(2)を読まれてからでないと

繋がらない部分があります。

 

 

[楯築遺跡の北の突起の先には・・・]


前の記事では、南の突起が示すものは、エジプトのスフィンクスとしてきました。

 

では、北の突起が指す南には何があるのか考えた時、直ぐに、推測は付きました。


 

岡山の鬼ノ城と同じような形状の高良山城(久留米)の周辺の遺跡には、太陽の船の絵が描かれている遺跡が多くあります。

 

この太陽信仰が吉備にもあったと考えると、厳島神社の独特な社殿の向きが重なると考えました。


 

この社は、冬至の太陽が昇る方角を向いています。

 

ここでも、社の裏に有るものが重要と考えると、


 

その先には、霊山石鎚山があり、麓の西条市は、日本一沢山の山車を繰り出す祭りで知られ、山車のスタートの神社・嘉母

 

(かも)神社には、稲荷の神と、和産霊神・竹内立左衛門(新田開拓の祖)が祀られています。

 

この山車が練り歩く事を神幸式と言い、応神天皇を太陽と見立て巡航する様を表し、山車の祭りに関わる場所には、その天皇の

 

母、神功皇后が登場したり、祀られたりしています。

 

この太陽と、厳島の冬至の海から昇る太陽は、同じと考え、それを表すのが冬至の風習です。(多分)

 

その太陽は、水に浮かべた柚子で表され、ミカンでも表わされています。


 

この地域は、太陽を表すミカンの産地(愛媛ミカン)でも知られ、ミカンの産地と、山車との関係は多くの地域で見られるのです。

 

以前にも、ミカンと、太陽信仰の不思議な一致を紐解きましたので、そちらを参照して下さい。

 

(ミカンと太陽信仰の記事は、コチラ)


 

賀茂は、海神族の玉依姫を祀ります。ここでも、嘉母と、賀茂が掛けてあるようです。

 

そして、母と言う字が使われている意味も想像が付きます。(この紐解きは別な時に)

 

 

岡山の鬼ノ城(きのじょう)と同じ形状の山城のある高良大社も、竹内宿祢が関わっていますし、犬山の桃太郎伝説の鬼の棲む場

 

所、御嵩の鬼岩を通る太陽の羽のラインも、竹内一族が関わっているのです。

 

(太陽の羽のラインと犬山の桃太郎伝説の紐解きはコチラから続いています)


 

[太陽信仰の祭り・山車]

 

西条祭りの中に登場する祭神・神功(じんぐう)皇后は、

 

三韓国征伐に戦いに行き、その中、福岡で応神天皇を産みます。

 

三韓征伐の際、同行したのは、竹内宿禰(たけうちのすくね)と、中臣烏賊津尊(なかおみのいかつのみこと)で

 

その三韓征伐には、竹内宿禰が織った「赤と白の旗」を掲げたそうです。


 

この赤と白の色は、犬山の桃太郎伝説からつながる太陽の羽のラインにも、源氏岳(白旗)・平家岳(赤旗)として見られるのです。

 

(羽のラインと竹内の記事はコチラ)(源氏の岳と平家岳の記事はコチラ)

 

神功皇后が、太陽を表す子(応神天皇)を産み落とすと言う事は、古代エジプトの女神ヌートそのものなのです。

ラーの太陽は東から昇り、西に沈み、女神を通り再び東から再生されます。(蒲郡の祭に表されています)

 これは、応神天皇を乗せた山車が行き来する神幸式でもあるのです。

エジプト信仰と結びつける根拠に、古代エジプト玄室の羽にくるまれた棺に納められた王(鳥で表されるる太陽神・ラーの化身)の頭側と、足側

 

の壁に描かれたヒヒ(猿)と、黒い犬の神から、猿・鳥・犬の桃太郎のお供と重なるからでもあります。

 

竹内宿祢の墓は、高良大社の奥宮にあるとされるのも奇妙な一致で、高良大社の「良」を「ラー」と読めば、伊香の氏族が顕著に

 

見られる琵琶湖の比良山(猿田彦を祀る総本社・白髭神社が有る地)の「比」が「ヒヒ」を表し、「良」が「ラー」を表しているか

 

のようにつながるのです。

 

 

その白髭神社の鳥居も、厳島の鳥居のように水の中に(琵琶湖)に佇むのも偶然なのでしょうか?

 

そして、山車は、「山」を表し、そのルーツが、那須の烏山に見られるのも、烏の厳島神社とのつながりを感じるのです。

 

また、村上水軍の守護宮・大山祇神社が何故、海の神ではなく、山の王の神を祀っているのかも理解できるのではないで

 

しょうか。

 

船乗りの守り神、石川県の白山しかりです。(奥宮の大祭は、海の日)


 

海の一族の厳島神社が崇める物は、海から昇る太陽と、山であると言え、山に太陽が宿り現れると思っていたのではないで

 

しょうか。

 

もし、そうであるなら、厳島神社の瀬戸内海に佇む鳥居の中に見える神が住む場所は何処になるのでしょう。

 

厳島神社からの冬至の太陽が昇る方角

 

古代エジプトの信仰は、夏至の沈む太陽であるから、その信仰の裏が、日本に伝わる冬至の昇る太陽と言えそうです。


 

この山が重要な山とするならば、楯築遺跡の突起の指す方角もここであるはずなのです。


 

楯築遺跡の突起の指し示す方角。

 

ここまでをまとめると、石鎚山は、ピラミッドを意味し、ウサギは、スフィンクスではないかと私は考えるのです。

 

岡山の桃太郎の伝説に潜むものは、やはり、海の一族の信仰のようでした。

 

これは、愛知県の犬山に伝わる桃太郎伝説にもつながってきて、鬼の棲む鬼岩(御嵩)にも見られ、厳島の弁財天信仰も見られる

 

のです。

 

(犬山の伝説の鬼の記事はコチラ)

 

そして、桃は、女神ヌートになり、桃太郎は、石鎚山から生れ出る子供(太陽)となります。

 

これは、正月に冬至の太陽を表す孫が出会った不思議な出来事と一致するかのようです。

 

そして、もっとはっきり古代エジプト信仰に重なって、正月の不思議な出来事もそれに重なって来るのです。

 

 

次は、姫路城と、白山を絡めて見て行こうと考えています。