桃太郎伝説の謎(1)厳島神社の不思議な繋がり | パオンのブログ

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昨年末から書いている桃太郎の紐解きの続きです。
 
 
桃太郎に登場する鬼は、2つに分かれた犬の一族の一つで、近江を支配していた、古代の豪族、息長(おきな)氏族ではないかと推測し
 
てきました。
 
それは、神武天皇の東征の敵方ではとも推測しました。
 
これらは、桃太郎の話にあまりにも多くの接点を残しました(多分)
 
この桃太郎に、再度疑問を持ったのは、この桃太郎が陣を築いた楯築遺跡(たてつきいせき)の構造でした。
 
今日は、この楯築遺跡を中心に考えていきます。

これらの宗教観は、前の記事を見て頂いたら分かるように、瀬戸内海に住み着いた海の一族が大きく関わっていると思われ、そうである
 
なら、この場所の宗教施設との関わりを見て行く必要があると思うのです。
 
その代表的なものが厳島神社です。
 
まずは、この神社を絡めて見て行きます。
 
 
[平家の厳島神社と鬼]
 
厳島から飛び立ったヤタガラスが(厳島神社の神事、御烏喰式/おとぐいしきから推測) 導いた宇陀(奈良)は、平家に追われ、幼少の
 
源義経が母に連れられ逃げて行った場所です。
 
確か、この場所に「鬼は内」と言う通常とは逆の節分の風習があったと私の記憶に残っています。
 
もし、私の記憶が正しければ、この地は鬼の地だったのでしょう。
 
また、これは、強引かも知れませんが、御烏喰神事では、吉備団子では無いですが、米粉で作った団子を使用します。
 
宇陀が鬼の地ならば、桃太郎のように、宇陀も、天皇家(神武天皇)が絡む、鬼退治と同じ形が見られ、岡山の桃太郎伝説と同じです。
 
記憶が曖昧なので宇陀(奈良県)の周囲で、鬼が内と言う風習があったら、教えて下さい。
 

前の記事で、別な視点から推測した「宇陀は『鬼』の地」とした事が重なり、また、弁財天が傷ついて降りた場所とされる伝承が残る事も、
 
弁財天を祭神とする厳島神社が繋がります。
 
これを私なりに考えると、同族の弁財天信仰を持つ手負いの一族を追走したと、カラスの神事から受け取れるのです。
 
 この地に強く残る御井の子供を護る信仰を加えると、
 
それは、義経の母の、こここへの逃避は運命だったと言えます。

平家の厳島神社から飛び立ったカラスが、熊野に来て、伊香(イカ)氏に縁の宇陀へ来た事は、
 
烏賊(イカ)の字が表す逆の、カラスが海の獲物を捕る神事を終え、熊野へ向かう事が、伊香、息長族への追随を表し、それは、
 
伊香、即ち鬼の成敗であり、桃太郎の伝説と言えるのです。
 
 
何故、同族かと思ったかは、前の記事でも書きましたが、こんな事からも伺えます。
 
伊香の地にある弁財天の竹生島の伝承では、同族の叔母に、姪が首を切られ、それが島になったと言う話が残る事から、鬼の首でもあり、
 
前の記事での、宇陀の犬族と見られる兄弟の話に繋がってきます。
 
この様に、瀬戸内海から琵琶湖に関った海の一族の物語が桃太郎伝説と思われるのです。
 
次に、桃太郎の陣取った楯築遺跡につい考えていきます。
 
この遺跡が、厳島神社の海の上に佇む鳥居と重なるのです。
 
それが、桃太郎の話に隠された正体のようです。
 
しかし、これでは、まだよく分かりません、
 
もう少し掘り下げて行きましょう。
 
つづく