「ぶっちゃけ寺」を見て(1)。[輪王寺と、琵琶湖の不思議な関係] | パオンのブログ

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「ぶっちゃけ寺」

各宗派のお坊さんが語るTV番組です。

この番組を見るのは2度目で、私の紐解きの参考になるのではと思い

見ていました。

その中で、日光の「輪王寺」についての場面で、興味深いものが有りま

した。


[輪王寺(りんおうじ)] 766年開山

輪王寺と呼ばれる寺院は、日光にはありません。

比叡山延暦寺と同じで、日光に広がる幾つかのお寺の総称です。

その一つに
大猷院(だいゆういん)と言う、徳川三代将軍「家光」

の霊廟があります。

ここが、番組の中で、一番、気になったのです。

位牌の納められた場所には、通常は行けないとの事でしたが、中まで

映していました。

その拝所の両脇の壁には、
天女が描かれていました。

そして、少し、変わった特徴があります。

本堂は
北向きになっているのです。

ここの僧の説明では、祖父の家康を崇めていたので、東照宮に向いて

建っているとの事。

又、家光は遺言で、祖父(家康)の東照宮を越えた造りにはしてはいけ

ないと、書き残しました。

といっても、手水舎でさえ豪華な造りになっているのです。

「北向き」、「天女」とくれば、最近の私の紐解きで何度も出てきた形で

す。

もう一つ、私の紐解きで、出てきた何かがあれば、家康に対する敬愛

の念だけではない事が表れます。

有りました。

宝物殿に隣接した
逍遥園出て(しょうようえん)と言う庭園にある、池を

紹介された時でした。


[逍遥園(しょうようえん)]

この池は、琵琶湖を模したものだそうです。

また、琵琶湖が登場しました。

逍遥園(しょうようえん)は、
江戸時代初期に造られ、その後、何度も改

修が加えられ、明治時代に今の形になったとされます。

何故、改修を重ねたのでしょうか?何かの秘法を埋め込んだのでしょう

か?

この番組の中での説明には、大した意味は無いようでしたが、私には

大きな意味が秘められているように感じたのです。

この庭園の造りを見てみると、西に、男体山を借し、北に女峰山を借し

ています。

この池にも、当然のように、島があります。

池には島が付き物ですが、琵琶湖を模してあるなら「竹生島」でしょう。

この
竹生島の紐解きでも、天女が出てきました。

女と言う事から、天女と、北に位置する女峰山を重ね合わせると、この

女峰山は、天との繋がりを持つ事が見えてきます。

北に位置する事から「北極星」であり、北極星は、中国では「大極」と言

い、大黒を意味しています。

ですから、この
女峰山は、大黒様」を意味しているはずです。

男女の対の山からして、イザナギと、イザナミが根底にあるはずです。

西に見える男体山は、この池が琵琶湖を模しているなら、比叡山にな

ります。

比叡山の麓にある雄琴温泉の「雄」の字からも、「男」が見えてきます。

ですから、竹生島を中心に西は、日光では、男体山になるはずです。


比叡山の門前町の坂本城もこの近くです。

東照宮を造ったとされる、天海和尚は、天台宗(比叡山)の明智光秀

と噂されます。

光秀は、坂本城の城主で有る事から、この紐解きでも、その存在が出

てきます。比叡山の根本中堂から坂本城へトンネルが掘られているの

も、琵琶湖と、光秀、比叡山の繋がりを表していたのかもしれません。


[日吉大社とのつながり]

そして、もう一つ、その麓にある日吉大社からも、比叡山の守護をして

いる三輪の神が、この「輪王寺」の「輪」の字からも見えてきます。

だから、三輪の守り神がいる、大神(おおみわ)神社が、この地に有っ

て、「室の八嶋」と言う、変わった池が有るのです。

この八嶋は、弁財天を表すとしました。

弁財天(はっぴべんざいてん)の災いを防ぐ、八本の肱(ひじ)で、

この地は護られている事を表しているのです。(私の妄想)


偶然、弁財天を調べていた時、「肱」の字を知りました。

そうしたら、私の所に、仕事のお客様が回って来ました。

その人の名前が「肱黒」さんだったのです。

この方の故郷は、鹿児島だそうです。

想像ですが、この名の「肱」は、弁財天であり、北斗七星を表し、「黒」

は、
大黒様であり、北極星を表しているのではないでしょうか。

「肱」の字を弁財天に入れ、
弁財天(はっぴべんざいてん)としたの

は、後世に残したい「手」と言うキーワードでは、幅が広くなり、弁財天

に辿り着かないからでしょう。

そこで、「肱」としたのではないかと推測します。

そして、
肱黒の名前が多くある、高千穂周辺には、岬や、巨石、そし

て、神社の並びで
北斗七星を表わす形が見られます。

神田の北斗七星の紐解きでも、琵琶湖に行き着きました。

琵琶湖の日吉大社には、西本宮と、東本宮があります。

西本宮は、比叡山の守護のために、奈良の大神神社からやって来た

「大黒様」を祀っています。

ここまでの紐解きで、何故、この場所に、大物主でなく、大黒様が祀ら

れているのか疑問でしたが、日光とのつながりからすると、大黒様でな

くてはならなかったのではないでしょうか。

赤城山も、二荒山(ふたらさん)も、大黒様を祀っているのが、歴史学

者には不思議とされていました。特に、日光
二荒神社は、大黒様親子

の三柱を祀っています。この形が、次の次ぎの記事で書こうとしている

事と、つながっているようなのです。

ですから、記憶に入れておいて下さい。

続く