松茂町の歴史・民俗を学び、芸術品、文化財を鑑賞できる施設です。水とたたかう松茂先人の暮らしと文化を、興味・関心をもって学ぶことを目的にしています。
また、人形浄瑠璃芝居資料館も併設してあり、かつて徳島県の民衆がこよなく愛した伝統芸能である阿波の人形浄瑠璃芝居に関する学術的価値ある展示もあります。
もう結構長く住んでる松茂町ですが、訪問したのは初めてです。
そんな松茂町歴史民俗資料館なんですが・・・今回、テーマを「戦争遺産」としてます。
常用展示では戦争関係の展示はありませんが・・・
特別展示の「白菊特攻隊コレクション展」が行われてるので。
太平洋戦争の末期、松茂町の徳島海軍航空隊基地に配備されていた「白菊」という名の飛行機です。
白菊は、偵察搭乗員を養成するための練習機として開発された飛行機ですが、戦局の悪化とともに「特攻」作戦へと駆り出される事となっていきます・・・
実戦仕様の設計ではありませんので脚は収納できません。練習機ですので、操縦性は素直だったと言われてますが、航続距離も短く航行速度も遅く・・・エンジンも非力な物が載ってました。
昭和二十年三月、練習航空隊から実施部隊に改編された第十三聯合航空隊は、第十航空
艦隊の命により「白菊」による「神風特別攻撃隊」を編成した。高知航空隊(菊水白菊隊)
徳島航空隊(徳島白菊隊)・鈴鹿航空隊(若菊隊)・大井航空隊(八洲隊)である。これ
が世にいう「白菊特攻隊」である。
徳島航空隊では、56人の若者が沖縄の海へと消えてしまいました。。。
今回の「白菊特攻隊コレクション展」ですが、「徳島白菊特攻隊を語り継ぐ会」が収集した「菊水」に関係する展示がされています。
第二徳島海軍航空基地跡(阿波市市場町)で発掘された白菊搭載エンジン(瓦斯電が開発 天風21型 空冷9気筒)の一部も展示されてます。
発掘されたエンジンの一部・・・
ピンを合わせた手前が、中島製の栄型エンジンの部品(ロッカーアーム)です。
栄型は、97式鑑上攻撃機に搭載されてました。
徳島海軍航空基地の主要装備機は「97式艦上攻撃機」「90式機上作業練習機」「白菊」
なので、97式鑑上攻撃機に搭載の栄型エンジンの物と思われます。
ピンを合わせた奥の部品は、天風型エンジンの部品(ロッカーアーム)となります。
とても貴重な展示品に興奮しっぱなしでした。
「白菊特攻隊コレクション展」はここまでです。
せっかくなので、初訪問の松茂町歴史民俗資料館についても少しw
人形浄瑠璃芝居展示のスペース・・・
そして、松茂町の歴史や文化展示スペース・・・
自分の住んでる松茂町の歴史を知る事ができましたヽ(*´∀`)ノ
昔の生活に関する知恵や道具、実際の居住スペースの展示もあり、見処満載となってました。
そんな松茂町歴史民俗資料館でしたとさ。
オマケ・・・
今日の松茂町は、一面の銀世界となってました。
明日も全国的に寒い予報ですね。
通勤・・・やばいなぁ(^_^;)
仕事の方も多いと思いますが、外出時にはくれぐれも気を付けて下さい。
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~おしまい~