昭和14年10月 海軍美保基地建設開始（用地接収）
昭和15年3月 美保飛行場第1期工事開始
昭和18年6月 美保飛行場第1期工事完了
昭和18年10月 美保海軍飛行隊誕生。第13期甲種飛行予科練習生1210名入隊
昭和18年12月 飛行場拡張工事（用地接収）誘導路、航空機格納掩体壕の構築
昭和19年1月 第2美保海軍航空隊開隊（中等練習教官課程の誕生）
昭和19年4月 第14期甲種飛行予科練習生2000名入隊（10カ月で実戦配備）
昭和19年10月 第15期甲種飛行予科練習生7000名入隊
昭和20年6月 第14期甲種飛行予科練習生特攻隊員として実戦配備
昭和20年8月 終戦 美保海軍航空隊解散。
部隊概要
第152攻撃隊（美保航空隊）
任務 初等の乗員教育
装備 彗星、天山
第206攻撃隊（第2美保航空隊）
任務 艦上戦闘機、艦上爆撃機の搭乗員練成訓練
装備 銀河、一式陸上攻撃機
昭和33年に返還され、航空自衛隊美保基地として開設。
現在は民間の米子空港との共用飛行場となってます。
開発により沢山の遺構が姿を消してますが、辛うじて2基の掩体壕が残ってます。
現在の美保基地内にも3基（多分･･･）の掩体壕が残ってます。
まず最初は基地外に残る『葭津掩体壕』と呼ばれてる掩体壕（この近くの解体屋敷地内にも掩体壕が残ってるみたいですが未訪問）
亀裂が少し見受けられますが、状態は良かったです。
天井部、型枠の跡が見えます。
とても丁寧な造りです。
尾翼格納部･･･
道路を挟んだフェンスの向こうは現在の美保基地です。
このまま保存していただきたいものです。
少し離れた場所にもう一つの遺構･･･
詳細は不明の壕です。通信関係の何か･･･かな(^^;
内部は物置状態となってます。
前面中央上部の切れ込み。配線引出し用でしょうか･･･
内部の造りは結構キレイです。型枠の跡も見てとれます。
以上･･･美保海軍飛行隊基地跡に残る遺構（前編）でした。
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～おしまい～