あの日から12年・・・つながったもの | 絵本で、安心して気持ちが話せる「場づくり」の担い手を育む

絵本で、安心して気持ちが話せる「場づくり」の担い手を育む

~絵本で、安心して気持ちが話せる場づくりの担い手を育む~
NSプロジェクト代表
絵本道®マイスター
更家 なおこ

3.11から12年たちました

 

一か月後に現地に入り、衝撃で戸惑いながら

絵本を集めて活動をした日々が

昨日のようです

 

岩沼の避難所で絵本ワークをしたことが

きっかけで

絵本で安心して気持ちを話せる場をつくることが、

大人にとっていかに大切なことなのか

深い学びをいただきました

 

気持ちを伝え合えることが

被災地ではいかに難しいことかも知りました

 

でも、仮設集会所で安心して話せる場を

何度も繰返しお届けすることで

少しずつ笑顔を取り戻す方も多くいらっしゃいます

これが外からたずねる者にできることだと

気付かせてもらった瞬間でした

 

特に通ったのが、福島南相馬です

 

沢山の物語をおうかがいしました

今、それを私なりに朗読の形にかえて

YouTubeで残しています

 

絵本で語れる安全な場づくりのノウハウを

「絵本道」に整えて

教室展開しながら

関西や東北で絵本イベントを続けてきました

 

昨年は集大成として

福島南相馬、宮城荒浜地区。石巻。山形で

絵本イベントを開催しました

大切なメッセージは

人形劇という手法にアレンジしながら

ずっと絵本の場づくりをお届けしてきた12年間

 

今年は山形最上町につながりました

絵本道®でお届けするテーマは

「再生」

600年の命を全うした日本一のアカマツが

楽器という次の命に変わる瞬間に

絵本でこころが再生した

素敵な物語をお届けします

 

今日は静かにあの日を思い出し

こころ静かに祈ります