絵本で、安心して気持ちが話せる「場づくり」の担い手を育む

絵本で、安心して気持ちが話せる「場づくり」の担い手を育む

~絵本で、安心して気持ちが話せる場づくりの担い手を育む~
NSプロジェクト代表
絵本道®マイスター
更家 なおこ




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JR西宮 | 2025年1月18日(土)若竹生活文化会館「にしのみや防災フォーラム 2025」が開催されます - 西宮さんぽ ご近所情報

 

昨年の防災イベントで、400名近い方に

読み語りして好評だった

絵本『もりのおちばリレー』

また観たいという、うれしいご要望をいただき

絵本を出展しました。

こちらは、東北沿岸部が故郷の生徒さんが作成しました。

3.11の日、東京で働いていた作者は、あの日故郷に

いなかったことを後悔し、休みになるとボランティアで

活動し続けていました。

そんな中、東京の絵本教室に参加して、津波の絵本を

創りました。

その後「何か未来に残したいことある?」と

たずねたら

「現地で取り組んだ瓦礫撤去のバケツリレーが

みんなと気持ちが一つになってうれしかった」

とこたえてくれました。

「それを絵本にしたら?」と制作したものです。

それからしばらくして、岩沼という被災の大きかった

沿岸部で幼稚園や小学校の先生方に向けて講演会をした際に

この絵本の活用についてお伝えして、みなさんに贈った

大切な絵本です。

その際新聞でも報道されて気仙沼の消防士さんが教材として

もとめてくださいました。

 

他には、石巻の絵本活動に参加した生徒さんが

現地の人から言われたのが

俺たちが失ったのは物じゃない、日常だ

この一言から深い思いを受け止めて制作した

「コユキシリーズ」も展示しました。

あたり前の日常は奇跡だったことが

やんわりじんわり伝わってくる内容です

塩釜という沿岸部で被災した生徒さんが制作した

『石ころ』とその方が後に制作した

『自分史絵本』など展示しました。

いずれも、あの日とその後を感じさせながらも

あたたかな気持ちになる絵本ばかりです。

 

手に取ってくださった方に「絵本の場づくり」が

防災にとって大切であることが

少しでも伝わるとうれしいな~