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絵本で、安心して気持ちが話せる「場づくり」の担い手を育む

~絵本で、安心して気持ちが話せる場づくりの担い手を育む~
NSプロジェクト代表
絵本道®マイスター
更家 なおこ

あなたにとって

『思い出のごちそう』はなんですか? 

 

この前、高校3年生に向けて授業をした時のこと

ある生徒さんが給食を描いてくれました

これ、実は「黙食」だったそうです

しかも、中学3年間ずっと…

 

中学生で誰かとご飯を食べる機会って

家か学校くらいしかありません

家族や身近な大人、もしくはクラスメイト

 

学校は社会の存在を知る貴重な機会だと思います

 

それなのに、多感な中学時代のすべての食べる時間が

「前を向いて黙って食べるように」

なっていたなんて

 

そして、同じクラスにもう一人「給食」を選んだ生徒さん…

その生徒さんも17歳

もちろん中学3年間は「黙食」でした

 

でもこの生徒さんが描いたのは「小学校の給食」

みんなでわいわい言いながら楽しく食べた時間が

「忘れられないごちそう」だったのです

 

17年間の人生の中でたくさん経験していた

食事の記憶

しかも、子ども時代という豊かな感性いっぱいの

彼らが「給食」を選んだことの意味と

コロナ時代の影響の大きさ

改めて思い知らされました

 

うーん 

『思い出のごちそう』は

懐かしく楽しかったあたたかな思い出のやりとりになると

思っていたけれど

食べ物を通じて、時代の記憶を教えてもらえるんだなと

改めて気付かされました