おはようございます!
こんにちはー!

世間は増税前の駆け込みセール!?な時期ですね。

楽天スーパーセールの真っ最中ですし、来週はルミネカード10%オフ期間がはじまります。

ネットサーフィンをしていたら「増税してもどうせ還元セールやるから慌てて買わなくてもいい!」という意見を見つけ、それもそうだなとうなずきつつ結局いろいろ買い込んでしまっています。笑

ですが、楽天スーパーセールも還元セールもあまり関係なく、かつ消費増税をモロに受けてしまう商品があります。

そう、それは、本!

軽減税率の対象にしてくれよおぉーー(´;ω;`)という嘆きは届かず、10月には有無を言わさず2%分値上がりしてしまいます。

新品の本は値引きできませんし(再販制度ってやつですね)、すべて古本で買うというわけにもいきません。

だから、わたしたちができることといったら
今のうちに気になる本を爆買いする!!
これしかないのです。笑

そう言われると、なんか焦る…!
(わたしだけ?)

ということで、今回のブログでは
ささかわの独断と偏見により選んだ

増税前に買うべき名作10選

を紹介させてください!

独断と偏見ではありますが、読書ブログをはじめて3年半、400記事以上ブログを書いてきたなかで特に強く印象に残っている10作品を厳選したので、どれもめちゃくちゃ面白く、めちゃくちゃ有意義な読書時間になるものばかりです。

マジで損はさせません。
(バズレシピのリュウジさんのパクリ)
ぜひ参考にしていただければ幸いです!


★ささかわ的 増税前に買うべき名作10選★




→「音を語る」という、一見無茶な行為を見事にやってのけた名作です。音楽に対する熱量に圧倒され、超大作にもかかわらず一気読みしてしまいました。
クラシック、ピアノ曲にまったく詳しくないのに物語に没入できるのは作者の筆力のたまものです。構想12年、取材11年、執筆7年かかったそうです。ははぁ…(ひれ伏す)。
どんな曲なんだろう、聴いてみたい!と思い、本作のCDも買ってしまいました。
直木賞と本屋大賞、文句なしのダブル受賞作品です。


自分だったら絶対に手に取らなかった作品でしたが、「この作品に出会えてよかった…」と心から思った作品です。
登場人物に感情移入しまくり、物語にのめり込みまくり。しばらく余韻が消えませんでした。



→2019年上半期の直木賞受賞作!
こちらも文句なしの傑作でした。
沖縄が好きな人はぜひ読んでほしいです。こちらも超大作ですが、最後まで読ませるパワーがあります。言葉にひっぱられて最後まで読んでしまうのです。
この作品の特徴は、歌うように語る「語り部」がいること。「語り部」の存在がちょうど良いスパイスになっていて、作品のうまみがグッと増しています。

4.田辺聖子『新源氏物語』




→今年6月に亡くなられた田辺聖子さん。
大阪に住んでいた時に田辺作品にハマり、それ以来ずっと大好きな作家さんのひとりです。
日本文学で必ず触れる「源氏物語」、「もののあはれ」とはなんぞや?ということを現代人にもわかるように描いた『新源氏物語』をこれから何度も読み返すことだろうと思います。
田辺聖子さんのほかの作品にも言いようのない切なさ、かなしさ、愛しさ、そして「もののあはれ」を感じるものが多くあります。
ずっと大好きです。


5.谷崎潤一郎『痴人の愛』

→とっても狂気的な物語なのに、どうしてこんなに惹きつけられるのだろう…とため息をつきながら読んだ名作です。

そして私とナオミとは、シャボンだらけになりました。……(343頁)

この一文にガツンとやられました。
「読者諸君」に行間を読ませるのです。
「……」で察しろ!と。
こんなに色っぽい「……」を読んだのははじめてです。めちゃくちゃ面白かった衝撃的な文学作品です。




→人間の純粋さと弱さをとことん書き尽くした名作です。
頁数も登場人物も多くてひるみそうになりますが、相関図さえ頭に入れば大丈夫!
挫折しそうな人は5年くらい時間を置いて読んでも良いと思います。
5年後にはいくらになっているかわかりませんから今のうちに買っておきましょう!笑

7.西加奈子『サラバ!』


→「わたしは、わたしのままで大丈夫なんだ」ということを心から感じさせてくれた名作です。
こちらも超大作ですが一気読みできます。
主人公の迷走っぷりに感情移入しまくり、最終部の愛ある語りに胸いっぱいになります。号泣注意。

8.ミヒャエル・エンデ『モモ』

今よりもっと幸せになるために一生懸命働いているのに、いつのまにか仕事に追われて心の余裕がなくなって、どんどんしんどくなっている…
「時間どろぼう」という言葉にヒヤッとしたものを感じた人は読むべき名作です。
「時間どろぼう」が盗んだ時間を取り戻すために立ち上がる一人の少女・モモの心の豊かさにもハッとさせられるものがあります。
時間を大切にして生きていくことの大事さを教えてくれた名作です。

9.山田詠美『ぼくは勉強ができない』
→わたしの人生のバイブルです。自分の中での思いが強すぎてブログにしていません。笑
読書にハマるきっかけとなった一冊。文学部進学を決めた一冊。初めて読んだ高校生の時から10年以上、何度も読み返しています。



→言葉が「心に深く染みる」という体験を初めて味わった一冊です。
この物語は「読むべきタイミング」というものがあり、そこにぴたりとはまった時に読み、言葉が深く染み込み癒されました。
吉本ばななさんの繊細で絶妙な言葉遣いとひらがなの使い方が本当に大好きです。


長くなりましたが以上!です!

わたしにおすすめされなくても知ってるわい!という名作ばかりですが、読んだことのない作品があった方は、ぜひ増税前に駆け込み消費してみてください(^o^)/

そしてわたし自身も駆け込み消費したいので、
みなさんが思う「増税前に買うべき名作」もぜひ教えて欲しいです!!!!!

それではまた更新します!
良い買い物DAYになりますように!笑

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