耐力壁についてです。

筋交いには規定があるそうですが我が家はその規定を満たしていませんでした。

それについて建築会社の反論は、

「必ずしも確認申請時と本設計時(俊工事)では耐力壁の位置や耐力壁の構造は合致しているものではない。重要なのは筋交いの位置や本数、また、耐力壁を筋交いで計画するか構造面材で計画するかではなく、必要壁量を満たしているかどうかである」

というものでした。

 

要するに、必要壁量さえ満たしていれば、

「確認申請書と違う施工をしてもいい」

「規定を満たしていなくてもいい」

という主張のようです。

 

でもそれでは一体何のための確認申請なのでしょうか?

何のための規定、建築基準法なのでしょうか?

これを受けて、こちらからは壁量計算書の提出を求めました。

そして建築会社から提出された壁量計算書は、

「壁余裕度がいずれも1.0以上の数値であり、耐力壁の増設を要しない」

というものでした。

しかし、、、

 

 

我が家は簡単に書くとこんな形をしています。

ガレージはインナーガレージで家と一体となっています。

壁も屋根もあって建物の一部です。

なのでガレージにも当然に耐力壁が必要です。

ですが、建築会社が提出した壁量計算書はガレージを省いて面積を小さく見積もり、必要壁量を満たしているかのように見せかけたデタラメな壁量計算書でした。

こちらの建築士さんによりそれがわかりましたが、一見してすぐにわかるほどの呆れる内容のようです。

裁判には専門委員さんもいらっしゃいます。

なのにこんな酷い計算書をよく提出できたと思います。

 

そして壁量計算書の不備について指摘しましたが、それに対しての建築会社の反論は、

「是正の必要性及び金額の相当性については争う」との事。

壁量計算書の不備には全く触れずに、是正工事は必要無い、金額は争う。だそうです。

一体、人の家をなんだと思ってるのでしょうか。

 

このデタラメな壁量計算書は無資格のH氏が作ったのか、又は他の誰かが作ったのかわかりませんが、この建築会社は社員数37名中、一級建築士2名、二級建築士13名、一級建築施工管理技士1名、二級建築施工管理技士2名が在籍しているそうです。

それでいてこのデタラメな計算しか出来ないのでしょうか。

しかもこの会社にとって設計図書は予定でしかないそうです。

「設計図書は予定である」と当然のように主張しています。

まあ、3年も遅延した上に検査済証も取得せずに引き渡し、無資格者を建築士と偽って長年営業しているような会社ですからこんな程度なのも納得ですが。

 

元旦に起きた能登の地震もとても衝撃でしたが、南海トラフや首都直下など、いつ来てもおかしくないと何年も言われています。家を建てるなら地震に強い家を建てたいと思うのは当たり前の事だと思いますが、この会社には地震に強い家を建てる気は全く無いようです。