この軒天も現地見分で確認して頂きました。

 

ヒビ割れたりビスが抜けそうになったりしてますが、換気がされてない事による湿気が原因です。

 

建築中からすでにヒビ割れていて、H氏とK現場監督からは「こうなるのは普通だから」と言われました。引渡し前の残工事の確認の時にも補修を求めましたがK現場監督は、割れるのは普通の事で、補修してもまたすぐ割れるから「無料補修の対象外だ」と言いました。

まるで経年劣化のように考えているようですが、原因は必要な換気がされてないからであり経年劣化ではありません(仮に経年劣化だとしても引き渡し時にすでに経年劣化してるなんて腹立ちますが・・・)。でも一応K監督は「社長に聞いてみる」と言ってましたが、結局補修せずに引き渡したので社長も”補修の必要無し”と判断したという事です。

 

一見すると、この↓換気用のガラリが設置されているので換気されているように見えますが、

 

この換気ガラリは↓のように面材の外側についているので軒天内の換気にはなっておらず、一体何のために設置してるのか???全くわかりません。

 

バルコニー下の軒天も同じです。

 

バルコニー下も換気ガラリは設置されてますが、やはり面材の外に設置されてるので軒天内の換気には全くなってません。

しかし、バルコニー下に関しては軒天の換気にはなっていないもののバルコニーの壁の換気にはなっているかもしれません。

 

が、、、なんと外壁材のモルタルが通気口を塞いでるので壁の通気としても不備があり、役に立ってません。

我が家には軒がかなりありますがすべてこの状態です。

施工の仕方を知らないのでしょうか?

ここまでくるとなんかもう笑えてきますが、本当に一体どういうつもりなのでしょうか。

どうしてこんな酷い施工が出来るのでしょうか。

わかっていてわざとやってるのか、わからなくて無知が故にこうなったのか、どちらにしても恐ろしいです。

この建築会社は1994年設立らしいので約30年間も人様の大切な家を建てている事になりますが大丈夫なのでしょうか。木造住宅は通気が重要な事は私でもわかります。

 

こんな状態では軒天内で結露が生じ、いずれは構造体に影響する可能性もあると思いますが、これについて建築会社の反論は、

「全ての小屋裏・軒裏において換気口の設置がないことは認める。その余は不知ないし争う」との事です。

つまり、”換気なんかないけどそれで問題が起こるかなんて知らないし責任を問うなら争う”という事でしょうか?

 

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ブログを見て頂いてる方から、我が家を建てた大工さんについてたまにご質問を頂くのですが、それは「建築会社が普段は依頼しない県外の大工に依頼してしまったのでは?」という内容です。仮にそうだとしたら尚更建築会社の監理が必要ですし、だからといって許せる事ではありません。でも建築会社は我が家を建てた大工さんの事を「ベテランで腕がよく信頼できる棟梁です」と言っていたし、建築会社の昔のブログには建築会社の定期総会でこの棟梁が閉会の辞の挨拶をしている様子が掲載されています。建築会社の社員旅行に行くとか行かないとかの話もしていたし、その他の建築中の会話からもいつもここの仕事をしている大工ということはわかります。ご本人もそう言ってましたし、栃木県の大工です。

今までも何度かそのような質問があったので今一度はっきりとお答えする事にしました。

長い記事を読んで下さりありがとうございます。