仕事でも学校のサークルでも趣味の集まりでもそうですが、所属するコミュニティーの発展のために何か新しい取り組みを始める必要性が生じることがあります。
その必要性はコミュニティー全体で共有できていても、いざ新しい提案をしてみると、提案が否定されたり、(提案が通っても)新しい取り組みが続かなかったりすることがあります。
コミュニティーの活動がより活発になるための提案が浮かんだ時、その提案が他のメンバーに否定されたからとすぐに諦める必要はありません。
反対意見にめげず、提案を受け入れてもらいコミュニティーを発展させるためにも、セルフディベートはお勧めです。
コミュニティーを発展させる提案が浮かんだら、その提案に想定される反対意見を3つ書き出してみます。3つの反対意見それぞれに対して、提案はそれでも肯定できるという意見を3つずつ挙げます。
3×3=9個の、提案を肯定する意見が書き出せたことになります。
その上でコミュニティーの会合で提案を行います。
実際の会合で、セルフディベートでは思いもしなかった想定外の反対意見が出ることもあります。でもその時は、単に落ち込むというより、あぁこんな意見もあるのだなとセルフディベートを深め、提案を洗練させるチャンスだと思えるかもしれません。
セルフディベートをしていると反対意見を述べる人の提案についてより良い受け止め方ができるようにもなります。コミュニティーの中にはこのような視点や考え・期待をもって参加している方もいるのだなという発見があります。
コミュニティー内(発展のためにもコミュニティー外の人や組織も含めて)でお互いの視点や意見を互いに汲み取り合い、コミュニティー全体としてのより良い提案に気付けることもあります。
セルフディベートを習慣とし、お一人おひとりの自分軸で所属する複数のコミュニティーをともにより良い形で発展させていきましょう!