毎年8月の終わりに近づくころに、楽しみにしているイベントがある。

台東区の若手経営者の仲間、台彪会のメンバーが企画する「林家たい平師匠を間近で囲む会」

毎年、告知したら即日完売になる超人気イベントなのだ。


今回の会場は、浅草合羽橋のお寿司屋さん。

そこの大広間に50人ほどのお客さんが集まり、師匠の落語を聴いて、食事を囲むという贅沢な企画。

何しろ、笑点のレギュラー、いや今の落語家さんの中で一番好きな落語家さんと、間近でお話ができるなんて、こんなに在り難いことはない。


すべては我が師 -ぼくの好きな先生-

毎回、二本の噺を披露してくれるのだが、今回の一本目は「試し酒」

たい平師匠らしいアドリブを混ぜながら、細かいくすぐりをバンバン入って大笑い!!


やっぱり名人の落語は、ちゃんとその時代にタイムスリップしたような感覚に陥っちゃうんだよなぁ

それが何とも心地いいから、下げが来た時には、大笑いすると同時にちょっと寂しさも感じる。

たい平師匠の落語の魅力は、そこにあるような気がしてならない。


食事のあとに披露してくれた、二本目の「借家怪談」っていう噺も面白かった。

師匠はどんな人にもなり切るのだが、ボクはこの話に出てくるような、気が短くてそそっかしい江戸っ子を演じているのが一番好きだ。

ポンポンとテンポよく、相手の話の揚げ足をとるリズムの心地よさは、涙が出るほどに笑える。


そんなわけで、過去に6つの噺を聴かせていただいたが、貪欲なボクは「もっと他の噺も聞きたい」と思わずにいられなくなってしまうのだ。


個人的には「芝浜」と「粗忽長屋」を聴いてみたいなぁ

DVDでも十分面白いけど、やっぱりライブの迫力というか、間の入り方を味わうのが一番なので、どこかの会場で聴ける日を待ちわびています。

その年によって波があるのだが、今年は夏の甲子園にかなり夢中になっている。


我が地元代表の常総学院はもちろんのこと、

尊敬する先輩・星野修さんの二男が所属する花巻東、

マーサ、炭田さんの母校・作新学院、

ボクのバンド・Now Printingのボーカルよっちゃんの母校・前橋育英、


残念ながら、応援している学校の中で、勝ち残っているのは花巻東と前橋育英だけだったのだが、みんなかなりいい試合を勝ち抜いてきた。


「勝つしかない」というギリギリの緊張感での勝負は、毎試合のように感動を与えてくれる。

昨日から仕事が始まったため、昨日の試合などは「熱闘甲子園」でしか映像は見れなかったが、ユニフォームを泥だらけにして食らいついていく子どもたちを見ていると、こっちまで元気になれる!!


野球のことは、それほど詳しくないので、戦術・戦略の分析は詳しい人にお任せするとして、ボクがここ数年で気にしだしたのは、やはり選手たちの礼儀。

もちろん、エントモさん、小田島さんの影響が大きいのは間違いないが・・・。


たとえば、フォアボール、デッドボールでの出塁の仕方だ。

あわてて出塁する必要もないのに、バットを放物線状にポーンと放って出塁する選手を見ていると、監督さんがどこに比重を置いて指導しているのかがわかる。


つまらないことだが、これを見るたびに「このチーム、大したことないな」と思ってしまうし、実際にチームの守りに穴が空いたときに、もろく崩れている気がする。

ボクが応援しているチームの中にも、そんな選手がいたのは残念だ。

それだけで強さが決まるわけじゃないだろうけど、自分の道具くらいは大事にしてほしい。


あと気になるのは、アルプススタンドの応援席。

常総学院は、野球も強いが、吹奏楽部もチアリーディング部も優秀な学校だが、やっぱり応援する側の情熱や美しさも大きな影響力になっている気がする。


そして「自分も現役時代に、一度は甲子園に応援に行きたかったなぁ」とうらやましく思ってしまう。

何しろ、ボクが高校に通っていた三年間は、毎年常総学院が甲子園出場を果たしていた。

ちなみに当時1年からレギュラーにいたのが、元ジャイアンツの仁志さんだ。


さぁ、明日から準決勝!!

ぜひ前橋育英も、花巻東も勝ち進んで、決勝戦でガチンコ勝負をしてほしい!!

ちょっと話が前後するが、あこがれ先生プロジェクトinいばらきの翌日は、美雪先生、真由美先生を水戸街中ツアーに連れ出した。


何しろ、真由美先生は茨城県に来るのが初めて!!

美雪先生も、昨年のドリプラ世界大会合宿が初めてということなので、せっかくだから水戸のいいところを観て回っていただきたい!!


ということで、勝手にご指名させてもらったのが、あしたの学校でも講師を務めている、水戸マチナカのプロフェッショナルコンビ、須藤さんと深谷君だ!!


前々から噂は聴いていたものの、この二人のガイドはすごく分かりやすくて面白い!!

須藤さんお手製の「ハンド・パワーポイント(簡単に言えばスケッチブックのめくり)」を使った解説は、お二人の先生にも大分受けていた。


すべては我が師 -ぼくの好きな先生-

ちなみに、「これが密かな自慢」の「これ」とは、水戸の歴史に関わる話。

明治22年に、日本に初めて「市」という行政区が22都市誕生したのだが、その一つが水戸市なのだ!!

関東で市に選ばれた街は、横浜市と水戸市だけ!!

確かに、密かな自慢だ(笑)


その他にも、弘道館の歴史、水戸藩の歴史についても、色々と細かく教えてもらう。

あんまりガイドツアーって参加することないし、どちらかというと自分のペースで観光したくなるけれど、須藤さんも深谷君も、「これで飯が食えるんじゃないの?」と思うくらいに話術が巧みだ!!


水戸から離れていると、水戸=地元という感覚はないのだが、水戸徳川家の理念や思想を知れば知るほど、そのスケールの大きさを誇りに思う。

一張一弛(張り詰める部分と緩ませる部分の両方を併せ持つ)という思想の表れとして、文武両道の学びの場・弘道館と、癒しと感性を磨く憩いの場・偕楽園が作られた。


また真由美先生のリクエストにより、水戸の神社も案内してもらった。

水戸と言えば、常盤神社と思っていたのだが、もう一つ案内されたのが水戸八幡宮

いや、この神社は初めて知ったのだが、すごくいい気に満ちていて空気が心地いい!!


ちなみに、自動車の交通安全をお祓いするときに、茨城の大きな神社は車ごと境内に入っていけるし、車そのものにお祓いをしてもらうことが多いのだが、これって茨城だけの風習なのかな?

お二人の地元(福井、福岡)には無い風習らしく、面白いと感じていただいたようだ。


一見地味な水戸の街だけど、深掘りしていけばいろんな魅力に気づかせてもらえる。

やっぱり観光って「光るものを観る」のではなく「観るものを光り輝かせる」ことなんだろうなぁ

須藤さん、深谷くん、そして先生方、暑いところをありがとうございました!!

今までも、8月15日の終戦記念日は特別な日という思いはあったが、池間先生との出会いから余計に特別な思いを感じるようになった。

靖国神社の参拝も考えたが、今年も都合悪く断念。

その代りといっては難だけど、気になっていた「終戦のエンペラー」を観に行ってきた。


高校時代に「ラスト・エンペラー」を観た時に、「昭和天皇を主人公にした映画を観たい」と思った。

ただ今回の映画は、昭和天皇が主人公ではないので、ちょっと期待した内容ではなかったが、片岡孝太郎さんの演じる裕仁天皇はすごくリアルだった。


「国民に非はなく、戦争の責任はすべてこの私一人にある」と頭を下げるシーンだけは、素直に泣けた。

あのお言葉があったから、我々日本人は平和に生きてくることができたのだと思うと、感謝しかない。


そんな「終戦のエンペラー」よりも感動したのが、可愛い後輩であり、尊敬する橅木くんのおじい様の話だ。


うちのじいちゃんは,阿見で予科練の教官をしていました。
台湾や朝鮮からの若者の教育を担当していたそうです。

玉音放送後,上官や同僚の教官はすぐに故郷へ帰っていきました。

じいちゃんは,地元に帰りたい気持ちを抑えて,台湾・朝鮮の若者
の帰郷をさせると立ち上がったのです。

主要都市は空襲により崩壊し,列車が乗れる区間も限られているな
ど交通手段に大変苦労しながらなんとか,彼らが帰郷できる船が出
ている山口県まで送り届けました。行くだけでなんと20日,往復
40日もかかったそうです。

戦後の混乱の中でも,しっかり自分の責任を全うしたのです。

「大東亜戦争は侵略戦争」

そんなバカげた常識をインプットされていた自分が、恥ずかしくなるような話だ。


「このまま日本に残れば、日本人兵士と間違えられて捕えられてしまう」

そんな危惧もあっただろうし、何よりも生徒を命がけで守ろうとした行為を思うと、想像しただけで泣ける。

この時の朝鮮人の生徒さんは、日本人に感謝してくれているだろうなぁ


ちなみに、ここに出てくる阿見の予科練は、現在資料館となっていて、訓練を受けていた若者たちの手紙や記録が展示されている。

知覧に行く時間が無い人も、ぜひ一度は訪れてほしい!!

「心に響く、魂の授業」の三時間目は、文昭さん、美雪先生、真由美先生と、実行委員長のはなちゃんを交えてのクロストーク。

ところが、ここで想定外(!?)の事態が!!


すべては我が師 -ぼくの好きな先生-

真由美先生の話を客席で聴いていた美雪先生が、思いのほか号泣してしまい、ステージに上がってもタオルを離せない状態になってしまった!!

美雪先生、心の準備をさせてあげられなくて、本当に申し訳ない!!

でも文昭さんの自然体な進行で、会場のムードは笑いあり涙ありの雰囲気に変わっていった!!


そして最後は美雪先生の歌と、エンドロールムービーで幕引き

ボクが一番こだわりたかったのは、幕引きの時に「余韻を残すこと」だった。

翌日開催された「あこがれ先生プロジェクトin長野」の実行委員のひろちゃんに、ヒントをいただいたのがきっかけだが、あとからジワジワくるような体験で終わらせたかったのだ。


すべては我が師 -ぼくの好きな先生-

美雪先生が歌ってくれたのは「あなたのままで」という曲


♪あなたはあなたのままでいい

あなたはあなたのままがいい♪


この「あなたのままがいい」っていう詞が、ボクと中西さんとの間で「あこがれ先生にぴったりだよね」と意気投合して、美雪先生に直談判して決めさせてもらった。

中西さんのムービー、そして三作目の映画を製作中のやっさんこと大内監督のムービーは、来てくださった方々に、しっかり余韻を残せたと思う。


懇親会では、一人一人が感想を語ってもらった。

特に嬉しかったのは、ボクらの可愛い後輩で、特別支援学校の教師をしているじゅんじゅんの言葉。


「子どもたちのために、この身を一生捧げたい。

そして私も、いつかあのステージで、悩んでいる先生たちのために話をさせてもらいたい」


これを書きながら、あの時の場面を思い出すだけで泣けてくる。

じゅんじゅん、いつか自分の体験談を語ってくれよ!!


そして宴の最後は、この2日後に誕生日を迎える、はなちゃんのお祝い!!

カメラマンのかっちゃんが、準備中にはなちゃんに見つからないように、みんなのお祝いメッセージを撮り集めて、編集して披露してくれたのだ。


すべては我が師 -ぼくの好きな先生-

もちろん、はなちゃん大号泣!!

やっぱり人生は投げたものしか返ってこないね。

今までずっと、みんなの笑顔の為に努力していた彼女への恩返し

きっちりと受け止めてくれて、見ているこっちが一番うれしかった!!