別れの朝 | 農家の嫁の実情

農家の嫁の実情

農家の嫁。6歳児(俊)と5歳児(仁)の母。義両親、子どもたちと暮らしています。半年間家出していた夫が帰ってきて、農業をやめてサラリーマンになりたいと。 就活が実り現在夫は単身赴任中。わたしも介護施設に就職し、大変だけどささやかな暮らしを楽しんでいます。

 

 

 

 

夫が帰る日

 

 

 

GW中なので

保育園は休み

わたしは施設勤務なので

朝から出勤予定

 

 

 

夫が帰ることは

帰宅した日に

子どもたちへ伝えてあって

一緒にいられる時間を

カウントしながらの

毎日でした

 

 

 

それ自体が切なくて

カウントダウンが嫌で嫌で

お酒を飲んで忘れてしまいたい~って

思ったんやけど

 

 

 

子どもたちには

そんな逃げ道はなく

逃げられん子どもたちを横目に

わたしだけ現実逃避するなんて

無理やなーと気持ちがあちこちへ

飛んでしまう

 

 

 

帰る日の前夜は

泣きながら眠りについた子どもたち

 

 

 

赤ちゃん「朝おきたら

パパおるん?」

 

 

お父さん「勝手に帰ったりせーへんわ

起きるまで待ってるで」

 

 

赤ちゃん「やっぱり帰るんや」

 

 

お父さん「・・・・ごめんな」

 

 

赤ちゃんわーん

 

 

夫にくっついて

眠った子どもたち

 

 

そして朝。

わたしが起きると同時に

俊もむくっと起き上がり

すぐに夫の存在を確認

夫にくっつき

再度眠りにつく

 

 

 

夫が帰ったら

子どもたちは荒れるやろな・・

わたしがいればよかったんやけど

仕事で不在やし

両親にはほんまに

迷惑をかけてしまうわあせる

 

 

 

朝ごはんをつくり

夫のためのおにぎりを準備し

子どもたちのお昼のお弁当をつめ

台所仕事がひと段落したころ

夫と手をつないで

俊と仁が居間にやってきました

 

 

 

俊はすでに泣いていて

仁は夫にしがみついて

離れない

 

 

 

わたしが出勤するまでの時間は

あと40分くらい

困ったもやもや

 

 

 

保育園経由ではいから

少し余裕のある朝やけど

どよーんとした気持ちで

悲しい

 

 

 

わたしが家を出る時も

俊と仁は夫から離れず

見ていられんほどでした

 

 

 

仕事を終え

家に帰ると

あれ?

家の空気があかるい

 

 

 

てっきり泣きつかれて寝ているか

へそを曲げているやろと

想っていたんやけど

 

 

 

赤ちゃん赤ちゃん「ママおかえりー

あのな、パパな、

次は8月8日に来るん」

 

 

 

え?

それ確定?

 

 

 

母さんの方をみると

笑いながら

今のカレンダーをめくって

8月8日にくるっとついた

〇印をみせてくれました

 

 

 

次に会える日を約束して

プレゼントの内容も決めて

帰って行ったらしいんやけど

俊と仁はちゃんと

「またね」が

できたんやて

 

 

 

漠然とした不安が

次に会える日を約束することで

少しだけ前を向けたんかもしれん

 

 

 

だってわたしも

あと3か月でまた会えるって思えば

心が軽くなったから

 

 

 

そうか

3か月か

きっとあっという間やな

 

 

 

星

 

 

 

母の日

 

 

 

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