こんにちは。ノートル パリです。 ご訪問頂きありがとうございます。
今までもブログで何度か取り上げているチェンバロのアトリエ VON NAGELさん(ラインハルト・フォン・ナーゲル)の所でのコンサートです。
ドイツ人の彼が、パリでチェンバロのアトリエを作って55年以上でしょうか。
現在は、85歳のようですが、久しぶりにお目にかかったら、少し痩せていらっしゃいました。
お元気ですか?と、お声をかけたら、『未だ何とか生きている。』とおっしゃって周りを笑わせていらっしゃいました。 いつも冗談をおっしゃて周りを笑わせる方です。
最後の最後まで、アトリエコンサートを開催されたいお気持ちが伝わってきました。
今回は、ロシア人のAnna Kiskachiさんのコンサート。
作業所のアトリエをロマンチックなロウソクで飾ったロウソク コンサートです。( ´艸`)
パリは、こういったちょっとした所が素敵な町です。 ( ´艸`)
本物のロウソクは、火事になるといけないので、電気タイプです。
今回のコンサートは、1人で2つのチェンバロを弾いて下さいます。
チェンバロによっても音が違います。 こちらのチェンバロの音色は、ちょっと高音。
いつも事前に送付頂くプログラムは、下記なんですが・・・
字が小さくて見難いと思いますので、当日のプログラムを写真とりました・・・
出し物は・・・
今回は、最後の列で・・・
と思ったら、日本人男性が・・・
ここで日本人の方にお目にかかるのは、とても珍しいです。
この方、何と! 以前私がコンサートに行った時のチェンバロ演奏者さんの林伊織氏でした!
( ´艸`)
今回は、チェンバロの調律師としてお仕事でいらっしゃっていました。
明るかったアトリエが暗くなりました。
フランス語は未だたどたどしいですが、それでも頑張って曲の説明をして下さり、とてもチャーミングな女性です。 20歳代でしょうね。
演奏は、素晴らしかった!!
ブラボーと声援があがりました! 本当に素晴らしい演奏でした!
彼女のYOU TUBEをご紹介
ビデオクリップですね。
これからの活動を期待したい演奏者さんでした。
最後に、御主人が赤ちゃんを抱っこされていました。 少しだけお話させて頂きました。
彼女は、多くのロシア人音楽家達が卒業するモスクワのチャイコフスキー コンセルヴァトワールを卒業しています。
数多くの国際コンクールで優勝しており、色々な国で演奏しています。日本でも演奏されたようです。
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友人ジュリア(=ユーリア)もロシア生まれで、音楽家の家庭で育っているので、この演奏者の話をしたら、名前がロシア人の苗字でないという事でした。きっと、御主人の苗字なのでしょう。
パリに住むロシア人の音楽関係者達は、ラフマニノフ コンセルヴァトワールで仕事をしている人が多いです。ジュリアもラフマニノフでピアノを教えています。
ここの方々は、ほとんどがプーチン派のようです。 ジュリアは、昔は反プーチン派だったのですが、ラフマニノフ コンセルヴァトワールで仕事をするようになって変わってきました。
ジュリアは、3月28日に、フランス国籍の11歳の息子と2人でロシアに1か月間里帰りするそうです。この戦争で、大丈夫?と言うと、彼女のフランス人の夫も怖くて、一緒には行かないそうです。
プーチンの選挙の件等含めて新聞で報道されているよりかは、ロシア国内は落ち着いているようです。
が、シャネル等のフランスのブランド品が撤退してロシアに無いので、お土産にシャネルのグッズを買って来てと言われているとか・・・
ロシア人達の演奏は素晴らしいですが、この戦争は、いい加減に終わって欲しいものです。
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