思想さえしっかりしていれば技術開発そのものはそう難しいものではない。

技術はあくまでも末端のことであり

思想こそが技術を生む母体だ。


行動には常に動機があり

目的がある。


動機が正義であり

目的が善であって

その行動だけが悪だということは人間にはありえない。





本田宗一郎

 

 人間というものは、気分が大事です。気分がくさっていると、立派な知恵才覚を持っている人でもそれを十分に生かせません。また別に悲観するようなことでなくても悲観し、ますます気が縮んでいきます。しかし、気分が非常にいいといままで気づかなかったことも考えつき、だんだんと活動力が増してきます。


 私は人間の心ほど妙なものはないと思います。非常に変化性があるのです。これがつけ目というか、考えなければならない点だと思います。そういう変化性があるから、努力すれば努力するだけの甲斐があるわけです。そういう人間の心の動きの意外性というものを、お互いにつかむことか大事だと思うのです。



                                          松下幸之助



人を動かすことのできる人は


他人の気持ちになれる人である


そのかわり


他人の気持ちになれる人というのは


自分が悩む


自分が悩んだことのない人は


まず人を動かすことはできない 



本田宗一郎



まさに自分自身のことと受け止めます。

何に悩んで進まないのか、他人の気持ちや直面している状況を理解しようとする、自身の気持ちの動きがまず必要であると思います。




来年4月入社(2007年卒)の求人活動がはじまりました。新卒者はいま現在大学3年生なのですが、この時期はいまだ自分が社会人として何がやりたいのか、どんな自分になりたいのかビジョンが不明瞭であります。ましてどうあるべきかなんていうのは遠い話し・・・の学生がほとんどです。最近は入社後1年ほどで約半数は辞めてしまうような状況ですが、残留組に言えるのはしっかりとした考えを持っているということです。あとは、全く考えのない者も残ります。これには困りますが。

勤務時間が長いことや莫大な業務をこなすのが大変であるなど表層上の事象にとらわれ過ぎて、個人の容量オーバーして辞める者も多いです。会社を辞める前にいま一度考えて頂きたいのは、表層上の業務から離れたところから自身を見て下さい。ということです。サラリー獲得することは大変なことは当たり前であり、その大変さは自身を成長させることにつながるものであると思えるし、楽して儲けることは永久には続かない。自分を成長させることはない。と私は考えています。

学生もこの時期から具体的に就職活動しなければならない状況はいかがなものかと思います。私などは遊んでバイトして遊んで・・・をくりかえしていましたが、たくさんの貴重な経験や、いまや絶対にできない激動の日々がたくさんあり、無駄な時間ではなかったと思い返せます。なんとなく就職活動をまわりがしているからはじめるのであれば、いまやりたいことを馬鹿のように突き進む方がその先の人生においては重要かもしれません。対応する企業側にもいえることですが、例年にならって時期がきたから求人活動するのでは本来ないはずです。具体的な必要人財があり求人するのはごく当たり前なはずです。

なんとなくで行動するのはやめるべきと感じております。




“欲の深い人”というと、ふつうはよくない人の代名詞として使われているようだ。

いわゆる欲に目がくらんで人を殺したり金を盗んだりする事件があまりにも多いためであろう。


しかし


人間の欲望というものは、決して悪の根源ではなく、人間の生命力の現われであると思う。たとえて言えば船を動かす蒸気力のようなものであろう。だからこれを悪としてその絶滅をはかろうとすると、船を止めてしまうのと同じく、人間の生命をも断ってしまわねばならぬことになる。つまり欲望それ自体は善でも悪でもなく、生そのものであり、力だといってよい。だからその欲望をいかに善に用いるかということこそ大事だと思う。


松下幸之助

いつも非常に興味深く、読む者を惹きつける文章のomoteura様 よりいただいた「性転換バトン」です。嫁(予定)は本日も仕事でいつものように帰宅が深夜になりそうですので、わたくしから答えていきたいと思います。いづれ嫁(予定)も登場していただこうと思います。



<説明>
男性は『女性』になりきって考えてください。
女性は『男性』になりきって考えてください。
今、この時点で自分が異性に生まれ変わったものとして、
以下の質問に答えてください。



Q1.朝起きて最初にすることは?


となりに寝ている大好きな彼に抱きついて起こします(笑)


Q2.あなたの職業は何ですか?


丸の内OLです。

最近仕事のあとにヨガ教室に通っています。


Q3.どんな相手とつきあってみたいですか?


大企業の会長さん

いけないお付き合いを一度はしてみたいです(笑)。


Q4.自分の自慢できるところはどこですか?具体的に。


このスレンダーなカラダです。

でも、出るところは出ているんですよ。

男性の視線を感じるのが生きがいです(笑)。

Q5.どんな格好をしてみたいですか?


スーツも和服も似合うオトナの女性になりたい。


Q6.どこに行ってみたいですか?


エステサロン。

全身をすごく長時間かけてピカピカにしてもらいたいです。


Q7.もし自分が本当に異性に生まれ変わったとしたら、今の自分とつき合いたいですか?


優柔不断で何考えてるわからないので、お断りです!


Q8.このまま生まれ変わったままでいたいですか?


男の方がいいですね。女性は気を使うことが多そうですし、きっと身支度も毎日大変です。

私は朝少しでも長く寝ていたいので。

それに、男はひとりで定食屋でガツガツ飯が食べられますし。


Q9.このバトンをお友達5人に渡してください。

 

これをご覧になられた方ご自由にお持ち帰りいただければ幸いです。



性転換バトン・・・これは自分の妄想の女性像を書いているみたいで恥ずかしいですね。日頃こんな場面で仮に自分が女性だったら…なんてほとんど考えませんので。

嫁(予定)はすごく男っぽい答えのような気がします。普段からテキパキとアクティブな人ですので。それが男に性転換したら…ちょっと怖い気がします。いずれ登場していただきます。




「衣食足りて礼節を知る」という言葉がある。

これは今から二千年以上も昔の中国で言われたものだというが、今日なお広く使われているということは、そこに人間としての一つの真理があるからのように思える。


ところが、今日のわが国については、「衣食足りて礼節を知る」どころか「衣食足りて礼節ますます乱る」と言わざるをえないことが多い。これはまさに異常な姿である。われわれはいま、この世の中を正常な姿に戻して社会の繁栄、人びとの幸福を生みだしていく必要がある。そのためには、まず自己中心のものの考え方、行動をみずから反省し、戒めあっていくことが肝要だと思う。

 

                                    松下幸之助




生活が豊かになって道徳心が高まり礼儀を知るべきであるが、現代は飽和な物質にこころまで溺れてしまっているのではないでしょうか。自己中心的な考えを捨て、まずは身近な人たちが本来どうあるべきなのかを素直に考えて、行動し伝播をしていくべきと思います。




好きが仇(かたき)


【好き】な人・物・事は自身を成長も崩壊もさせる両刃の剣と心得る。


【好き】はこころの【隙(すき)】と受け取り、自分自身のこころに忍び寄る悪魔の入り口・隙間にならぬよう注意しなければならない。


【好き】なればこそ没頭し自制心を失いやすいのは人間が人間である証明かも知れない。


しかし


【好き】な物に自制心を失わせる自己中心のこころを改善しなければなりません。



最近自分の自制心の弱さを身にしみて感じます。まさに好きなことに対峙したときなのですが・・・

苦手、不得意とするもので身を滅ぼすことはあまり聞いたことはありませんが、好きな物・人・事で破滅することは歴史を見ても良くあることではないでしょうか。

早急に自己中心のこころを改めねばと思います。



本日は完全仕事オフの日に致しました。

今年になって丸いちにち完全に仕事から離れるのは初めてです。なかなか家にいても落ち着かず、掃除や洗濯などをして気分転換してみましたが、一息ついていると仕事のことが頭にわきあがります。よくプライベートと仕事を分けて、仕事は仕事としてきっちりしなさいということが書かれた本などありますが、はたしてそれが本当に幸せな人生になるのか疑問です。仕事をしている時間は人生において凄く長いはずです。家族と過ごす時間よりも、同僚といる時間の方がはるかに長いのではないでしょうか。現在のわたくしはまさにそうなのですが。

プライベート時間のプライオリティが仕事よりも高いということは、仕事に取り組むうえでメンタル的に厳しいことが起きるのではないかと懸念を持っています。家族との時間はもちろん大切ではありますが、人生をかけて取り組んでいきたいと思える仕事に出会ったとき、時にはプライベートよりも仕事が大事になる場面があるのではないかと考えています。家族をかえりみずに自分勝手に家族のためと思って仕事に没頭することはしてはいけませんが、プライベート時間への仕事の侵食は何がなんでも譲れないというのも問題ではないかと思います。特に職場に人生をかけてはたらくひとがいればなおさら異質な感じをお互いに抱くと思います。経営者側はどんな考え持ったひとでも支障なく能力発揮してはたらける場所を作っていかなければならないのでしょうが、経営者は人生をかけています。その心意気を少しでも理解してはたらいと欲しいと社員に希望しています。その理解は仕事への向かい方を変えることもありますし、同じ目標に向かってともに働く仲間とこころから思える強い繋がりができます。しかし社員数が増えるにつれ社員と経営者との温度差が大きくなります。うまく使って業務遂行できれば良いという思考には違和感を感じます。どうあるべきなのか課題であります。若い入社2年くらいの社員層の代謝(入れ替わり)が激しいのはそんな理由があると思っています。「会社を大きくするつもりはないが、より強くしていきたい」というトップの言葉を具現化するため日々考察です。





A feeling is refreshed.