NT .01

日記に綴った幼い日の素直な気持ち

今こうして読み返してたら涙が流れた

いつからか本当の気持ち我慢して

知らず知らず諦める私がいる

欲しいものを忘れた
とても大切なもの

まだ間に合うかな
この手に掴めるかな

怖くて前に踏み出せないけれど

あの日の私が
今の私の背中押してくれたから

歩きだせるよ

『がんばれ』

エンジェルダスト

錆びたナイフで
胸を刺すような痛み
移りゆく街の
闇に溶けて消えてく
焦る心だけ
一人歩き始める
壊れた歯車の
軋む音が聴こえる
何も知らずに
人混みをすり抜ける
まるで踊っている
操り人形

真っ白なその羽を
もぎ取られ堕ちてゆく
断末魔の叫びさえ
ここでは聴こえない
天使の祈りさえ
ノイズがかき消してく
君の祈りさえ
ボクニハトドカナイ

瓦礫に埋もれてる
あの日描いた夢は
浮かぶ泡のよう
人知れず消えてく

何も見えずに
人混みをすり抜ける
まるで踊っている
操り人形

真っ白なその羽を
もぎ取られ堕ちてゆく
断末魔の叫びさえ
ここでは聴こえない

天使の祈りさえ
ノイズがかき消してく
君の祈りさえ
ボクニハトドカナイ

誰かが呼んでいる
誰か騒いでる
ボクの目の前は
赤く染まってく…

DEAR

貝殻の中
君だけの場所
打ち寄せる白い
波の音聞こえる
瞳を閉じれば
あの頃のまま
胸の奥響く
優しい声

砂に描いた
君だけの夢
打ち寄せる白い
波がさらうけど
前を向いて
また歩き出した
ひたむきな瞳に
見とれていた

砂に描いた
君への想い
打ち寄せる白い
波がさらうこと
知っているのに
手紙代わりに
残していこう
この想いを…