その103 風景の花(41) オニユリ | ココハドコ? アタシハダレ?

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自分が誰なのか、忘れないための備忘録または日記、のようなもの。

 

 

オニユリの花はたいてい下を向いて咲く。だから下から上向きにカメラを構えることになる。と、逆光になる。しかたがないのでストロボを使う。そうするときれいに撮れることは撮れたのだが、陰翳のない平凡な写真になって、もうちょっと何とかならなかったのかと考えてしまった。

 

 

 

 

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いざ、オリンピックが始まると、参加選手の真摯な戦いはにやはり感動させられてしまう。競技者にとって状況がどうあれ、あるいは競技の結果がどうあれ、世界を相手に戦う舞台としてのオリンピックには価値があるのだろう。

 

しかし、だからといって開催してよかったと素直に言って良いかどうかは別問題。

 

猛暑が原因で熱中症で倒れたアーチェリーの選手がいたり、嘔吐したトライアスロンの選手、死んだらだれが責任を取るのかと抗議したテニスの選手もいる。蒸し暑い夏にいやでも慣れてしまった日本人でも、毎年熱中症による死者が出ている。それをオリンピック招致委員会は「温暖で理想的な気候」とPRした。これが大ウソだという事に反対する人間はいないだろう。こんな時期に室内競技ならまだしも、昼間、屋外で競技するなど狂気の沙汰ではないのか。7月8月の開催を条件としたのはIOCで、これがそもそも放送権料の高い時期を狙ってのことなのだが、そこに大ウソをついて乗ったのは日本の招致委員会である。

しかも本国がコロナによるロックダウンでまともな準備ができぬまま来日した選手や、来日後の時間が短く暑さになれる時間もないまま競技に出た選手もいると聞く。

選手村に入ったら入ったで自由に出歩くこともできず、それでもPCR検査陽性が毎日のように見つかる事態に選手たちはストレスがたまる一方だろう。クラスターがいつ発生してもおかしくない状況に、更に新たなニュースが加わった。選手村などで選手と接触するボランティアに義務付けられているPCR検査がほとんど行われていないというのだ。バブルの中で管理すれば一般への感染拡大は防げるという理屈だったが、日本人がバブルの中にウイルスを運び込んでクラスターの原因になる。その可能性が高い。

 

つまるところ、どこにも「安心」も「安全」もないということがこれ以上ない形ではっきりしたわけで、そういう環境で競技をするというのは本当に危険なことだし、結局は「感動」を売り物にして選手たちを食い物にしている、それがこのオリンピックの正体ではないのか。

 

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当事者の危機意識が薄すぎる。すれ違っただけでも感染するといわれるデルタ株。

 

もっと恐れろよ!!

 

 

 

 

 

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