追い込まないとやらないタイプです。




禅宗開祖の達磨大師は面壁九年座禅を組んだといわれている。

九年!?明らかにやりすぎだ。

この九年の間、あまりに長いこと座禅を組み続けた為、手足が腐ってしまったという伝説すらあるらしい。

もう一回言おう、明らかにやりすぎだ。

しかし、これがもとであの愛らしいダルマの玩具が出来た。


氏はダルマをこよなく愛す。

幼少時にハートルフなエピソードがあるかと思いきや、全くそんなこともなく、『オレの甲斐性オマエの胸』くらいないうえここ一月ばかしの短い愛情である。

しかし愛情に長短は関係なく、現在好きなものは好き、そう氏は言い切る。


冬の寒さも和らぐ昼時、氏がたまたま見かけたのは一枚のポスター。

そこには『ダルマ市開催』の文字と、それを買い求める女性の写真であった。

これぞ天啓。

時間も忘れ詳細な情報を確かめていると、後ろから肩を叩かれた。


『キミ、ダルマに興味があるのかい』


突然話しかけてきたその男は、何というかトータルコーディネートとしては確かにトータルだが、赤一色って眼が痛いわボケというカッコだった。


「いやーそうですね、最近ダルマに興味もっちゃって。というか全部最近読んだ本の影響なんですけどね」

『結構結構、あれは縁起物じゃけん、一家に一ダルマ、キミの家にも必要なんじゃないか』


そう豪快に笑うと頼んでもないのにパンフレットを取り出し、松ダルマ・竹ダルマ・梅ダルマと分類された写真を見せ、今お買い得は松ダルマだという。

『これだけじゃないんです。今お買い上げなら、なんと梅ダルマがさらにもう2個つきます。そしてローンの場合金利手数料は一切コチラが負担します』

あれ?どっかで聞いたことあるなその売り文句。

なんだかダルマが欲しくなってきた。そして彼は執拗にダルマを買わせようと誘導してくる。

いかん、これはマインドコントロールでないか。どうにか断ろう、円満な感じでおちゃっぴーに断ろうと精一杯のギャグを飛ばした。


「いやーでもお値段高いんじゃないですか?ダルマだけに手も足もでませんわ」


初対面の、しかも全身でダルマを薦めてくるおっさんに言えるギャグなんてこれが精一杯だ。

氏はがんばった。これが最大限のフルパワー。後の世で賞賛されるだろう。


『え?何?なんで?ローンでいいっていってんじゃん』


あっさり流された。

滑ったギャグほどこの世に無用な長物はない。

氏は屈辱感と羞恥心にまみれ、その場を逃げるように走り去った。

「ごめんなさい、その、あの、これからNOVAなんで!!」


『キミ、NOVAはダメだ!あれはつぶれたじゃないか!!英語なんて習わないでもダルマに願えばできるようになるぞ!!』


後ろから彼の声が聞こえる。

しかし、氏に振り返る余裕なぞなく、電車に飛び乗った。


今となってあの出来事を振り返り氏は思う。

あれはいったいなんだったのだろうか?

ダルマのセールスって生計たてれんのか?

英語習わなくてもダルマに頼めば大丈夫ってホントか?



ダルマ市に行ってきます。




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メロスは走った。隣でエロスも走ってた。いずこへ?




今朝方、大変寒いことこの上なかった。

とおりに置かれたバケツの水は薄氷を浮かべ、指でつつくとパキッと割れて少し沈む。

絵に描いたような冬景色であった。


酢豚の中のパイナップル、チャーハンの中のグリーンピースばりにその女人は冬景色には異質だった。

この寒い中、胸元バックリであり豊かな水量を誇る双峰の万丈にも及ぶ谷間が漆黒の闇の奥底でどこまで続くのか?氏はついつい定規を握り締めていたほどだ。

言うまでもないがここで言う定規とは、文字通り深さを測るための定規であり、定規以外のジョニーでもジョーィでも何者でもない。もちろん我が愛息子でないコトも言うまでもない。

大体どうやって愛息子で胸の谷間の深さを計るというのだ?できるものならやってみろってんだ。やってみろ、やってみろ、すみません、試してください?


さて、その異質物の最たる女人は電車に乗った。チラッ

氏はすでに胸とか興味を失っている、そう女人の魅力は顔・スタイルではない、性格にあると断じて信じる日本男児である。チラッ

たかだが、ちょいとたわわなその胸元ごときに心迷う軟弱なオトコではない。チラッ

しかし、この寒いのに何故に胸元あんなに開けているのであろうか?チラッ

谷底に霜が降りてしまうでないか。チラッ

こんだけ寒いと霜の高さも相当なもんになるだろう、と、氏はまた定規を握り締める。チラッ


チラッてなんだ、チラッて。


ち、違う!いや違くない。だって気になるんだもん、仕方ないじゃないか。

見まい見まいとしてるのであるが、氏のなかのDNA『おっぱい星人の記憶』が視線を持って行こうとする。


えぇい、りゅぢ。しっかりするんだ。オマエはもうおっぱいからは足を洗って全うな人生を歩むと決めたはずじゃないか!

正義の魔法を!邪念を払う正義の魔法を唱えろ!チチンプイプイ、チチンプイプリ、チチンプリップリ・・・・・


だ、ダメだっ!ち、『乳んプリップリ』になってる!


そ、そうだ、こういうときには本を読んで心を落ち着かそう。

とりだしたるや『走れメロス』。稀代の名作である。


メロスは走った、友の為に。走れメロス、走るんだエロス!


あれ?メロ?エロ?ん?あ゛あ゛ーーー

ちょっ、これ、混ざってる!走れメロスじゃなくて、走れエロスなんだけど!?


氏は怒鳴る、なんだこれは!筆者を呼べ!!

オマエ、走れメロスだと思ったら、たまに走れエロスになってんじゃねぇか!?

つれてこられたのは、痩せこけた一人の文豪もどき。


『はい、すみません。ワタクシ堕罪と申します。え?走れメロスがエロスになってた?』


えぇいどのように申し開きするというのだ!氏は心落ち着かせる為に読書なる崇高な所作に入ろうとしたのにも関わらず、エロスが走ってしまっては元も子もない。この責任、堕罪、貴様どのようにとる?


『はぁ、それではこちらの本をお読みください。りゅぢ氏はこっちの方がよろしいかと』


堕罪と名乗る文豪もどきはホコリの被った1冊の本を氏に手渡した。

タイトルを隠すホコリを吹き払うと浮き上がった文字は『人・間・失・格☆』。


おい、なんだ、オマエ?オレが人間失格だといいたいのか?


『めっそうもございません。最後に☆がつてるでしょう?人・間・失・格☆です』


だからなんだ!?ちょっとおちゃっぴーじゃないか。

オマエ、人間失格だってのに悔しがってないだろう!


『だってさっきからりゅぢさん、胸元チラチラみてらっしゃるじゃないですか?本で隠しているおつもりですか?きっとあの女人気づいてますよ?だいたい、その本読んでれば文学青年ぽいからおっぱいとは無縁であるって姿勢がすでにもうカスです。人間失格です、失格。でも失格になったら、おっぱい見れますよ。だから人間失格☆。はい、失格になったの方がうれしいね☆』



う、うわぁっぁぁぁぁ~~~~・・・。。。。。


気がついた時、氏は定規を握り締め女人の前に立っていた。

先ほど握り締めていた定規より、若干大きめのものだった。

何故自分は彼女の前に立っているのか?この定規は何に使うのか?とんと分からずにいたが、何をするべきなのかは分かっていた。

朝の電車に響き渡る悲鳴。どこまでも続く喧騒の中に埋もれていった。


遠くにメロスとエロスの後姿が見えた。どうやら彼らはまだ走っているらしい。


『おい、メロス、エロス!』


氏は走っていこうとする二人の背中に声をかける。


『二人ともちょっとそこに直れ。オレの話を聞いてくれ』


しぶしぶ戻ってきたメロスとエロスに噛み含めるように話した。



『この物語はフィクションであり実在の団体個人名とは無関係です。ましてやりゅぢ氏本人とも関係はこれっぽっちもありません』


そして、氏は最後にこう言った。



『よし、走れメロス!エロスは少し止まれ』


【完】




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『鬼はー外、福はー内』この場合、福ってなんだ?




はるか昔、まだ人々が夜に怯え暗闇を恐れていた頃の時代です。

人ならぬ者、それを『鬼』と呼びただただ恐怖の対象でございました。

しかしながら時代が経つにつれ人は光を味方につけ、徐々に暗闇を駆逐していき、ついには科学という力で鬼を遠ざけたのです。


そして、現代。

暗闇、そのものに怯える人はもういなくなりました。

人ならぬ者の存在に恐れる人はもういなくなりました。

が、しかし、、鬼はほそぼそと潜んでいたのです。私達の中に。



いるんだけど?ねぇ、お腹の中に鬼いるんだけど?



もう潜むとかそんなレヴェルじゃないの。

結構堂々と友達とか呼んじゃって酒盛りしてる感じ。

友達じゃないけど、たまたま近く通りかかった鬼とかも、『おっ賑やかそうじゃん、楽しそうじゃん』ってどんどん集まってきてる。

完全胃の中が鬼ヶ島になってる。


いいか、お前ら。大海を知れ!


氏は流す、胃の中で大騒ぎしている鬼達を濁流渦巻く中に放り出す。

螺旋状に飲み込まれていった鬼達は細い管を通り、河へでて大海へと到着するだろう。

道中苦しきコト、悲しきコトさまざまあるでしょう。

同じ数だけ嬉しきコト、楽しきコトもきっとある。

そしてたどり着いた先、大海で鬼達が見たものとは!?


あっ、ちょっ、タンマタンマ。

鬼出る、鬼出るって、まだ鬼いるって。


あん、ダメ。

『鬼は外』って、今はダ・メ・よ。




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雨の日に、ずぶ濡れの捨てネコに傘を差してあげた経験はおありか?




我々の視界は狭い。

日々通過していく風景は、ともすれば異質なものがあろうとも素通りしてしまいがちになる。

しかしながら、それはかなりの異彩を放っており、氏はハタと歩みを止めた。



そこにドラミちゃんがいた。



一瞬眼を疑ってしまった。世界でもっとも乗降者が多いというこの新宿駅にドラミちゃんがいるはずないと。

しかし、胸元にマジックで『ドラミ』と書いてあるじゃないか。

なるほど、未来でタイムマシーンは完成したのだ。うぇるかむ・とぅ・2009。

今日は誰と待ち合わせかな?


氏は思っていた。ドラミちゃんてもっとまるくてカワイイものだと。

しかし眼の前のドラミ的サムシングはどうしたことか?

普通のおっさんじゃんか。涙目、、だよな?上履きに白ハイソックスがやけに痛々しい。

フリルの着いたメイド的なエプロン、スカート。

なんていうか、全身から全力でイタイタしい。


いやいや、ゲンジツの未来なんてこんなもんだ、きっと。

あれはアニメでデフォルメしてあるけど、実際のドラミなんてこんなもんなんだよ。

未来ではネコ型ロボットが大量生産され、一家に一台、家政婦に・恋人に・ペットにと、多機能ドラミ的サムシングが溢れかえるだろう。


い、イヤだ。

カオナシじゃなくても幼女の1人や2人、3人4人、追いかけたくなる。

あんなおっさん顔のドラミをラブドールとして毎晩枕をともにするくらいなら、今のうちから幼女を掻っ攫って自分好みにカスタムメイキング、、、ちくしょー光源氏のヤロウ、うまいことやりやがって。完全に犯罪じゃねぇか。アイツの彼女めちゃかわいいのに、オレの彼女、はぁ?なにこれ?ドラミ?フザケてんの?なんでマジックで書いてあんだよ?オマエ物まねするヤツがさ、『こんばんは、田村正和です』。って名前言っちゃったよ。物まねなのに名前だよ、名前。名前言っちゃだめなんじゃねぇーの?それ反則じゃね?その胸のフザケタ『ドラミ』ゼッケンなかったら、絶対分かんねぇよ。嘘ついた。嘘ついたよ、ほんとゴメン。『ドラミ』って書いてあっても分かんない。『何かの間違いじゃないか?』って疑っちまったぞ、バカヤロウ。



こ、こいつは、ニセモノだーー!

諸君、騙されるな、こいつは頭に異常をきたしたただの『春を待ちきれなかった人』だ。断じてドラミちゃんなんぞではない!

その証拠に、タイムマシーンはどこだ?四次元ポケットはどこだ?ドラえもんはどこにいるー!?


危うく騙されかけた氏も、ヒゲがないコトに気づき声を荒げる。

今となっては『なんだかわからないけど、写真とってもいいですか?』とドラミちゃんとツーショットを目論んだ自分が恥ずかしい、浮かれすぎだった。

未来を信じる氏の純情な心を弄んだこの偽ドラミがっ。万死に値するぞ!


氏はぷりぷりぷんすか怒ってその場を後にした。

その時、氏は気づかなかった。



待ち人来る。



後ろから忍び寄る、青い影に。




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運命は待つな、探せ拾え!なぁ、そうだろ?




サワピリカ嬢はりゅぢ氏にとって直視するに眩しすぎる生き方をしている友人である。

歌を歌う、その夢に向かい邁進し、実際ちゃくちゃくと叶えていくその勇姿はまさに眩しい。

ピリカ嬢の魅力はなんといっても楽しそうに歌うその姿にあると氏は考えている。ライブ情報→コチラ  


今でこそ自作のミュージックを配信 し多くの人をその歌声で魅了する存在となったピリカ嬢であるが、以前はグリーンアテンダントという職業をなさっていた。

スッチーの新幹線版と思っていただければ、間違いない。

アテンダント時代にはピリカ嬢ほどの美貌の持ち主、やはりストーカー紛いの客もいたであろう。

実際、弱ストーカー的な方に付きまとわれた際、ピリカ嬢を救ったのは1人の紳士だったという。


『キミ、止めたまへ』


すっくと現れた紳士は一喝、弱ストーカーはすごすご退散。

まるでドラマのワンシーンかのような出来事、ピリカ嬢の感激たるや想像に難くない。

だが、話はここで終わらない。なんと、その後の復路便でも偶然かの紳士に御再開。

ピリカ嬢曰く、『運命を感じた』とのこと。

ただ、その後の発展はなんらなかったらしいのだが、氏はここで一つ、大きな教訓を得た。



『グリーンアテンダントは救え』



これに尽きる。

このようなコトがあったなら、ピリカ嬢でなくとも感謝感激、運命を感じるに違いない。

そう、我々はかの颯爽紳士の如くならねばならないのだ。


『絡まれているグリーンアテンダントはいないかぁ?』

『付きまとわれてるグリーンアテンダントはいねぇかぁ?』


氏は自分の運命の左利きのキミを探す為、眼を皿の如くしてあたりを見回した。

運命は待つものじゃない、自分から探すものだ!


心持ちはいつでも颯爽と飛び出し、『キミ、止めたまへ』と魔法の言葉を唱え、弱ストーカーを撃退紳士たらんと準備万端だ。

しかし、傍から見たらほとんどなまはげだ。気づけ、りゅぢ!



『キミ、止めためへ!アテンダントが怖がっているじゃないか!』



そう私に言ってくるオマエは誰だ?おうおう、これは颯爽紳士様じゃないですか?

まるっきり三下悪役の氏。あれ?悪役?なんで?紳士?オレ?

颯爽紳士たらんと夢見る氏は、真の颯爽紳士に退治される。

夢破れて屈辱に震える指先で彼を差し、氏は大声で言い放つ。



『オレは、オレは、、、お前になりたかったんだーーーーっ!!』



突然の意味不明な告白に、困り顔の紳士、キョトンとするアテンダント、そして『バカ』と叫び走り去るりゅぢ氏。



そうなる事が目に見えていたので、氏は自分の運命を探すのを止めた。

きっとその運命は『出会い』じゃなくて、『出会えー御用』になるだろうから。




サワピリカ嬢についての前回の記事→コチラ  

サワピリカ嬢のミュージック試聴は→コチラ



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さて、京都最終日です。


昨日下鴨神社に行き糺しの森にて『なむなむ』とヒトリゴチたコトにより、達成感に頭まで浸っているりゅぢ氏。
今朝起きて氏を襲ったのは膨大な満腹感と空虚な絶望感だった。
あな本日ノープラン。

チェックアウトを済ませとりあへず京都駅で荷物をコインロッカーにいれる。
コーヒーを啜りながら再度確認。
あな本日ノープランなり。

『ふむ、ふむふむふむふむ』
特に意味もなく繰り返し『ふむ』と呟いていると良い考えが浮かぶ気がした。が、完全に思い違いだった。


『トム?』


『ふむふむトムふむ?』
その時、東寺という言葉が頭の中でフラッシュした。
そういえば、東寺をお薦めされたな。
そういえば、昨日ニュースで弘法市が開かれたと言ってたな。

思い立ってからの氏の行動は早かった。
一気にコーヒーを飲み干し颯爽とカッフェを後にする。
この行動力、ここに氏のあながいがたい魅力があると有識者は言う。氏の魅力に気付くとは実に識が有る。

ところが颯爽とたったものの数歩とゆかず未曽有のあながいかだき便意が氏を襲う。

友よ、私はうんこの一つや二つもらすことを厭わない果敢な生き方をしている漢であるが、キミに迷惑をかけることだけは恐怖する。
もらした場合まず第一に、歩き方が変になる。

これはある種天変地異並みに仕方のないことだが、一目瞭然でキミに恥をかかせるだろう。
第二に歩くのが遅くなる。

股関、主に後ろに異物があるのだ。普段通りのスピードは見込めなくて当然だ。目的地につく時間が遅れてしまうだろう。
第三に異臭が付きまとう。

キミが気持ち悪くなり嘔吐するのも申し訳ないが、通報され京都駅で今朝異臭騒ぎがあったとYahoo!ニュースに取り上げられた原因オレ。ご両親に合わせる顔がない。

以上三つもマイナス要素がつくのであらば、火急的速やかにトイレにいかせてくれ!っていうか行ってくる!


氏の魅力はその行動力、そして判断力にあると有識者は言う。
トイレに行きたくて颯爽だったわけではなく、常時蓄えてる胆力の賜物であると後に身も心も軽くなった氏は言った。


あながいがたし、あながいがたしりゅぢ氏の魅力に今日もメロメロだろ?だろだろ?ごめん、うんと言って。今だけでも頷いて。



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携帯からなので手短に。



下鴨神社から京都大学、銀閣寺によって、哲学の道を散策しながら烏丸四条まで戻ってきました。
全然観光してないように見えるけど、下鴨神社からは全て歩きなんで5、6時間歩きっぱなしなんだな。

ずっと欲しかったオレンジ色ビニ傘を買った。東京にもあるマライカっつーアジアン雑貨店で服買った。
猫ラーメンも実在かと思い探したけどみあたらず。
あいかわらず支離滅裂でごわす。
京都弁が素敵でごす。

くわしくはまた後日。

恋心は止められないでしょ?




時にりゅぢ氏は大いなる偏愛を見せる。

その相手は多岐にわたり、女人であったり友人であったり、サボテンであったり、オムライスであったり。


女人を愛した時は、世界は彼女を残して崩れ去った。

ただただ一心に、それこそブラインドラブ。


友を愛した時は、女人なぞいらぬと思ったものだ。

しかし、そこにゲイ的根性はみじんもない。


サボテンを愛した時は、すべてのサボテンに同じ名前をつけた。

『サボちゃん』、変哲ない名前でなんと紛らわしいことか。


オムライスを愛した時は、食べまくった。

朝昼晩、とにかくオムライスで身体は構築された。



さて、ここに告げよう。今年に入ってからワタシ、恋シテル。

お相手は、、、なむなむ(←ヒント)

恋してしまったが故に、いてもたってもいられず、いてもたってもいられないなら寝てればいいのに旅立つことにした。



そうだ、京都に行ってきます。

思い立ってから行動早すぎ。

さぞアクティブなりゅぢ氏を想像されたかも知れないが、氏は基本的にインドア派である。

旅先でもインドア派なこまったちゃんである。


木曜に帰ってきます。




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嫉妬のような嫉妬じゃないような?




繰り返すようだが、氏はケツの穴の小さい、ほっそいうんこしかできないオトコである。

自覚してるゆえに、『なんて横暴な、我侭なヤツだ!』と非難されようとも甘んじて受けるにやぶさかでない。

しかしながらそこは小さいオトコ、逆切れという開き直りに入るコトもあるので余り非難せず、うなずいて欲しい。



仲のいい女人に恋人ができるとヘコむ。


これが結構ヘコむ。

例え自分に彼女がいようともヘコむ。

昔そのコのコトが好きだったとか、そういうんじゃなくてもヘコむ。

そのコとどうこうなるコトを期待してたわけでもないのにヘコむ。

小林曰く『それはキミ、なんと大いなる独占欲だ!』。

ふむ、これは独占欲なのか?


正直、りゅぢ氏本人も持て余してる感情である。

何故自分は、ヘコんでいるのか?そこが分からない。

『好きだった』のであれば、酒でもあおって失恋に酔うのもいいだろう。

しかし、氏は酔えない。断じて失恋でないからだ。

そして氏は下戸だ。



先日メールで、約10年来の女友人が結婚するというコトを知った。

『結婚』て・・・一足飛んでるじゃん、、、

氏の落胆振りたるや、筆舌しがたく尋常・想像をはるかに絶す。

あまりに落胆しすぎて、かえって浮かれていたくらいだ。

しかし家に帰り、ベッドで寝ていると自分の身体が沈みこみ床とくっ付いてしまうくらいの落ち込みようだった。

いや、これは言いすぎた。


多分少なくみても5年は会ってない。

淡い、甘酸っぱい恋心を抱いたわけでもない。

しかし、氏は今ここでヘコんでいる紛れもない事実。

なぜだか分かんないこの気持ち、諸君は分かってくれるか?

分かんないけど、分かんないからこそ多分の嫉妬や祝福を込めて高らかに祝おう。


結婚おめでとう!!





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さっぱりだ。




熱帯の悪魔とよばれる『ペンギン見たい病』に侵されつつも、その解決にいたらず今日に持ち越しとなったはずなのであるが、なんというか、そう端的に言えば残念だ。

昨夜のりゅぢさんは大変早い就寝だった。

21時くらいの記憶とかないから、すでにそのあたりには眠りに入っていたのだろう。

それも全て今日という日のため、ペンギン見に行く為。だったんだけど、、、


すべてが大きく空振りだった。

起きたら15時だったとか、まじめにギャグ?全然笑えない。

時計を見て一番に思ったのは『夢じゃないか?』。

いいかい?2度寝、3度寝と繰り返して、ぐだぐだしちゃう時はあるけれど、ノンストップで18時間眠り続けるヤツはそうはいない。

しかも大して疲れてるわけでもないのに。

眠り姫が如く、優しい微笑みをたたえ微動だにしないりゅぢ氏を見かけた母上様は、のちにこう感想を漏らした。



『余りにも深く寝ていて死んでるかと思った』



私もすくすく育っていい大人という年齢になりました。

お母様、毎朝起こしてくださいとは言いません。

お母様、昼過ぎても起きてこなければ、起こしてくださいともいいません。


ただ、あなたの息子が死んでる時、その時くらいは起こしてください。




Not Place Utopia←まぁお願いします。