前回のブログ🔖
次のユルトミリスまで入院してても
退院しても
どっちでもいいよ〜と言われて
病院の外で生活できるのか弱気になっていたのでちょっと迷いましたが
外に出てみないと自分がどれだけ動けるのかを知ることもできないし
リハビリの先生も
「おうち帰った方がリハビリになると思いますよ」って後押ししてくれたし
(ユルトミリスの効果がのろのろすぎて
うーん…ってなってる先生たち見てるのも
申し訳なくなってきたので。笑)
退院することにしました。
「家に6キロの猫がいるので持ってリハビリしまーす」って言ったら
「6キロ!!!!!!」
「猫ってそんなに大きくなるの!!!!」
「持つの無理じゃない6キロ!!!!」
って言われつつ(笑)
退院が決まりました!
ということで
リハビリも最終日。
リハビリ室に行ったら、5年前にリハビリを担当してくれていたSTさんにも会えた☺︎
「明日退院なんです」って言ったら
「よかった!今回ははやかったね!」
って言われて、ハッとした。
自分では思ったより長くなっちゃったな…と思った今回の入院だったけど
5年前はもっと長いあいだリハビリしてたな。
何もできなくて泣いてたな。
いろんなことを乗り越えて今に繋がっているんだなって、その一言で思わされました。
「あの時もらった手紙まだ持ってるよ!」って言ってくれたのも嬉しかった。
当時のブログ🔖
懐かしいな…
今回担当だったのは今年入った新人のPTさんで、でも歴とか関係なくすごくしっかりしていて頼りになって、話しもたくさんしてくれたので何よりも気分転換になりました。
歩行をいちばん心配してくれていて
病気的にリハビリで良くするのは難しいので
杖を持った方が周囲へのアピールの意味も含めていいんじゃないかとか
階段はしっかり手すりを持って1段ずつ足を揃えてでもいいから油断せず降りてくださいとか
日常の中の注意点もたくさん教えてくれました。
最後は
「もう会わない方がいいはずなんですけど、さみしくなっちゃいますね」って言いながらバイバイしました。
本当に。
この瞬間がいつもさみしい。
会う=入院だから会わない方がいいんだけど、会うと嬉しくなる、会いたくなる人たちが病院にたくさんできてしまったな。
先生も看護師もエイドさんもリハビリの先生も。
患者として過ごす特殊な時間の中、自分のために動いてくれて、治らない病気でも、生きやすくしてあげようと思ってくれている人たちだからそりゃもうわたしからしたらみんな特別すぎる存在です。
向こうからしたら仕事で、たくさん担当している中の1人にすぎないのかもしれないけど。
退院となると今後も仕事を続けられるのかが一番不安なんですが(病気だからというより、病気の自分がやっていていいのかとか、また迷惑をかけた時に続けていく気力があるのかとか…)
チーフの看護師さんも来て
「仕事が生きがいなら続けてほしい!」って言ってくれて、励ましてくれた。優しいなぁ。
こういう仕事してるよって言ったら名前調べていいですか?って言っていたからもし届くなら、力強い言葉をありがとうございます。
昨日、仲良しナースちゃんが連絡してくれたソーシャルワーカーさんも来てくれた。
難病患者の就職支援やハローワークの連絡先をとても丁寧に教えてくれた。
各所に問い合わせもしてくれたらしい。
でもわたしは今の声優の仕事を続けたいから、
「いざとなったら頼らせてもらいますね」って言ってお礼を言って終わった。
そしたら
しばらくして戻ってきて
「今のお仕事を続けるのが希望だったのに、気持ちにそっていない間違ったことをしてしまいました。すみませんでした。」
って言われて…
うっっっそやん!!!ってなりました。
そんな、そんな、気にさせてしまった。
自分ではにこやかに対応したつもりだったけど、何か引っかかったんやろうな…
そりゃ、できるなら使いたくない制度だったけど
前に来てくれてた時に
「いつでも、何でも相談してくださいね」って言ってくれたのに
「自分から相談することなんてないやろうな…」と思っていたわたしなんかに…すみません…すごいなプロ…
この人、優しすぎて疲れちゃうんじゃないかと、こっちが心配になりました。
今すぐ解決するわけがないわたしの話しを聞かされる、こんなしんどい仕事ある?大丈夫…?
「退院してできることが増えていけば自信に繋がると思います」って言葉を絞り出しておきました。
でも、それは本当にそう。
やってみなければわからない。
いよいよ退院です。
これは先生もびっくりだった
6キロの猫。笑
野下真歩