noshカウンター越しの社会観察
日々、カウンター越しに繰り広げられる
人のやりとりやお話したこと、そこから垣間見える社会について思ったたことをこんなタイトルで綴っていこうと思う。
今回、書きたいなと思った最近よく耳にする
コーチング
というもの。
なんとも厄介なビジネスが出てきたなと思った。
コーチする方も受けに行く方もなんだか他人事だ。きっと本当にクライアントさんの事を思い熱心に話を聞き、とことん親身になってくれる先生もいるのだとは思うし、自分の感覚と見比べる参考資料として使うために聞いてみるのはいいだろう。だが、結局は成功法なんて個人差があり数式にあてはめれば同じ答えが出てくるなんてことはありえない。
カウンター越しに聞く話では全て、家賃いくらで、経費これくらいなら売値はいくらで、などビジネスの立ち上げ方や進め方、考え方などばかりだ。それだけを教えてもらいにいくならまだいいだろう。他にも色々教えてくれるのようなのだが、なにやらメインは人生をコーチするのがコーチングと呼ばれる仕事のようだ。
人様の人生をコーチして高価なお金をもらうというのだ。言われたことを忠実にやればもしかしたらまずは形になるのだろう。しかしながら、人生、こんな時もあんな時もやってくる。その度聞きにはいけないはずだ。
それを結構な歳の大人が受けにいく。
どの人も自分で自分の人生を選択し、作っていくことが大事ではないだろうか。先生という仕事は巣立って自分で歩いてその人の人生の旅を歩める力を養ってあげる仕事ではないだろうか。生徒を集客し、お金を稼ぐための仕事ではないように思う。儲けを考えてする仕事ではないと僕は思う。
自分で自分を見つめ、自分の内からの声に耳し、
誠実に健全に自分の人生を満喫するに他ならない。自分で自分のしっくりくるやり方を見極め、自分で決め、自分の責任でやり通すことで初めて自由に生きれるのだと思う。
大人がもう一度しっかりと学び、胸を張ってイキイキと生きている姿を子供達が見られる社会になることを祈りながら今日もカウンターに立とうと思う。
追記
これは僕の感じた個人的な主観であり、特定の誰かを批評すものではありません。呼んで下さった方がどう感じたかカウンターでお話できたらと思います。