こんばんは、
世田谷区喜多見の美容室コラソンのアキです。
白髪染めはどうして
ブリーチ作用が強いの?
昨日のブログのヘアカラーの仕組みで
カラーリングの事を少しでも知って頂けると
嬉しいです。
今日は、白髪染めのブリーチ作用について
白髪染めの1番の目的は、
もちろん白髪を染めること。
白髪を染めながらも、あまり暗い色には
したくない。
黒髪ももちろん同じように明るめがいい
茶色のセロファンをイメージして下さい。
ヘナやヘアマニキュアでは、
イメージとしては、白髪と黒髪が混ざった所に
茶色のセロファンをかぶせる感じで
脱色作用がない為、白髪はかぶせた色に染まり、
黒髪だった所は、さらに茶色がかぶさる為に
濃い色になってしまいます。
明るめなカラーが楽しめませんし、
白髪も全部同じ色に染まるというわけには
行きません。
同じよう染めようと思ったら、
やはり、黒髪を脱色する必要があります。
そして、ファッションカラーよりもブリーチ作用が
強い理由は、
白髪にしっかりと色味を入れる為には、
それなりの濃さのブラウンの色素が
必要になります。
では、このくらいの色に染めたいとしたら?
ファッションカラーの場合は、少しの脱色作用で
濁りのない、黄色系、赤系、グリーン系などの色素
だけで充分ですが、
白髪染めは、その色味にプラスして必ず
メーカーさんが調合したブラウン色素が
入っています。
でないと、白髪は薄~い黄色や赤にしか染まり
ませんよね。
だから、ブラウン色素が必ず必要です。
となると?
ファッションカラーよりも、もっと地毛の黒髪を
明るく脱色しないといけません。
ファッションカラーと同じ位の脱色だと
ブラウン色素が発色したら、暗めの染まり上がり
になってしまいますよね。
白髪染めは、髪が痛むと言われているのは
このことなんです。
私は、なんとなくチラチラと白髪が出てきた
ことを気にして『染めようかなー?』と
おっしゃるお客様には、正直に白髪染めのリスクを
全て説明して、なるべく染めない方向に
して頂けるようにします。
白髪染め以外のファッションカラーでも
色味を変えたいと言われたり、
もっと明るくしたいと言われるときは、
一通り説明して、
『傷まないヘアカラーはない』ことを伝える
ようにしています。
その上できちんとケアをして行かないと
せっかくその日はきれいな色になっても
2週間もすれば、バサバサです。
『今度新しい新色が出ましたーー』とか
『傷みが少ないカラーなんですよ~』
なんて、嘘です。
一部のヘナ以外は、必ず化学染料が入っていて
必ずなんらかの髪のダメージを伴います。
正しい知識を持って、ヘアカラー&ヘアケアを
してくださいね。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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