徳島県中部で吉野川から立ち上がり阿波富士とも呼ばれる高越山(こうつさん 三角点は1122m・いい夫婦)1000m付近の船形の平坦な尾根にオンツツジの大群落があります。国の天然記念物に指定され、つつじ公園として整備さた園内には1200本余りのツツジがあり、樹齢300年以上の古木や高さ6mもある大木があります。満開のオンツツジが園地を真っ赤に染めて咲き誇っています。

 

満開を少し過ぎたオンツツジ、前日の風雨でかなり散ってしまったがまだまだきれい

 

展望台から見下ろすのも良い

 

広い園地で花を見ながら一周すると1時間近くもかかる

 

陽光を浴びて輝く満開の花

 

一つひとつ見ても上品なオンツツジの花

 

人と比べてもその大きさが分かる

 

立石峠から見下ろす船窪ツツジ園

 

珍しい蝶 ウスバシロチョウがタンポポに夢中

 

2024年5月9日 新緑の雲早山(1496m徳島県上勝町他)に登りました。土須トンネルを抜けた所で道路工事のため剣山スーパー林道が通行止めのため長い道路を歩くことになりましたが、さわやかな新緑の道も快適でした。世間では猛暑が伝えられていますが、山頂尾根には霧氷が見えていました。昨年は花のトンネルが続いたシャクナゲ尾根も今年は裏年で僅かな花が咲くのみだったので偵察だけにして、登山口に回り新緑の谷筋を登りました。天気も次第に回復してさわやかな山登りを楽しみました。

 

さわやかな林道歩き 見上げると稜線には霧氷が

 

シャクナゲ尾根 今年は裏年で蕾もほとんど無い

 

新緑の雲早山登山道

 

花一輪 イチリンソウ

 

トサノミツバツツジの咲く雲早山

 

倒木を飾るトサノミツバツツジ

2024年5月2日 南高城山(徳島県那賀町)に登りました。(登ると言うより、少し登って大下りですが)花をたくさん付けているアケボノツツジの木は僅かで、多くの木は良く見ると5輪ほどの花を付けているだけ。もう散ってしまったのかと見回しても、ほとんどの木は落ち花もありません。毎年花が少なくなっていますが何が原因なのでしょうか。春先の寒波で花芽が凍ったり、夏の高温や乾燥で樹勢が弱ったり、鹿の食害で下草が全く無くなったりなど、悪条件が続いているようですが、何とか復活してほしいものです。

でも本日貸切の素晴らしい山でした。登山口のある剣山スーパー林道(全国最長の未舗装スーパー林道)では全国からライダーが押し寄せていました。

 

古木に咲くアケボノツツジ 正面は高城山(1627m)

 

ミツバツツジが咲き始めた

 

岩山の一角で花を付けるアケボノツツジ

 

満開のアケボノツツジ

 

岩山からの展望

2024年4月26日 剣山スーパー林道からアケボノツツジの咲く砥石権現(1375m 徳島県神山町・那賀町)に登りました。ミツバツツジの咲く稜線を登り山頂に近づくと山に春を告げるカタクリや満開のアケボノツツジが迎えてくれました。

 

水恋沢に咲くアケボノツツジ

 

山頂稜線にはカタクリが咲いている

 

山頂直下のカタクリ 少し花付きが悪い

 

アケボノツツジは何度見ても優雅

 

ミツバツツジも負けずに咲き誇る

 

 

 

 

徳島県神山町の四国八十八カ所第12番焼山寺は山深い地に開かれた寺です。鳴門市からスタートし、発心の道場と呼ばれるおだやかな遍路道は第11番藤井寺から急変して「へんろころがし」と言われる厳しい山越えの道を経て焼山寺に至ります。今はお寺まで車で行くことが出来ますが歩き遍路の人にとっては最初の試練であり喜びともなっています。

今日は焼山寺から奥の院のある焼山寺山(938m)に登ります。

距離はお寺から1km余りですが、急登や痩せ尾根が続きます。

 

焼山寺は杉の大木に囲まれて立派なお堂が並ぶ

 

焼山寺山登山道には杉の巨木が並ぶ

 

アカガシの巨木もすごい

 

山頂の焼山寺奥の院

 

山頂からは霧氷で白くなった剣山系の山々が見渡せる

 

徳島県の祖谷川をはさんで日本百名山剣山の北側に連なる長い稜線の先に聳える塔ノ丸、暖冬でほとんど雪は解けてしいましたが未明の降雪で薄化粧しています。澄み切った青空のもと暖かい陽光を浴びて貸切の山頂でのんびり昼食、つい居眠りしたくなります。

 

山深い集落にあるつづろ堂、この地域には集落ごとにお堂があり、熱心な信仰が続いています

 

剣山スキー場から急坂を登り、稜線に出ると剣山と次郎笈が出現

 

立ち並ぶ樹骸はきれいですが、鹿の食害は困ったものです

 

振り返ると稜線の先に丸笹山(1712m)、右には剣山(1955m)が聳える

 

塔ノ丸の手前には子犬がお座りしている

 

塔ノ丸山頂、北側には矢筈山(1848m)を盟主とする祖谷山地

 

祖谷川の対岸には日本二百名山三嶺(みうね 1894m)が聳える

 

先週の大雪から一変、登山道を除いて雪解けが進み、暖かい登山となりました。剣山観光道路の標高1000m付近では霧氷が見られたため、青空に輝く素晴らしい霧氷を期待して登りましたが、登る程に霧氷は少なくなってしまいました。しかし山頂では雲海にちょっぴり頭を出す山々の絶景が広がっていました。

 

標高1000m付近ではガスが巻き霧氷が見られた

 

雪は少なくなったが登山口にも霧氷があり期待が高まった

 

進むほどに霧氷は少なくなってしまったが霧の林に差し込む日差しがきれいだった

 

山頂の木々には霧氷がしっかり付いてた

 

剣山、ジローギューは雲が流れて見え隠れしていた

 

祖谷山地の盟主矢筈山(1848m)が雲海の上に頭を出していた

 

登山口にある夫婦池(雄池)は氷結し霧氷が広がっていた

 

徳島県三好市にある井川スキー場腕山では人工雪をせっせと作って年末から3月上旬まで営業しています。日帰りで簡単に行けるスキー場としてスキーファンにとっては無くてはならない存在ですが、若者のスポーツ離れや高齢者の引退でお客は減少傾向が続いているようです。いつまで滑れるか分からないけど、老体に鞭打って頑張ってみます。

 

 

 

1月27日今年初めての寒波で剣山系にも積雪がありました。これを逃してはなるものかと一目散に丸笹山へ。積雪は登山口で20㎝、山中の多い所では50㎝程で、木々も霧氷と雪で真っ白に、天候は曇りがちでしたが、足が不自由になってしまった私にとっても快適な登山でした。

 

登山口のあるラフォーレ剣山も雪の中

 

モミ林は霧氷と雪で真っ白

 

森林帯を抜けると剣山(1955m)と次郎笈(1930m)が現れる

 

西側には塔の丸、奥には三嶺が聳える

 

山頂直下には広い雪田が広がる

 

丸笹山山頂(1711.9m)

 

中津峰山(773m徳島県勝浦町)の中腹にある星の岩屋は弘法大師ゆかりの地で裏見の滝があります。さらに少し登ると石仏を積み上げた仏石があり、紅葉に包まれた幽玄の世界が広がっていました。

 

名残の紅葉に飾られた星の岩屋 

 

幽玄の世界が広がる裏見の滝

 

弘法大師が7日間修業したと伝えられる洞窟

 

洞窟の裏側から見る裏見の滝

 

53体の石仏を積み上げた仏石が銀杏の落ち葉に覆われていた

 

仏石に後光がさしてきた