徳島県三好市にある井川スキー場腕山では人工雪をせっせと作って年末から3月上旬まで営業しています。日帰りで簡単に行けるスキー場としてスキーファンにとっては無くてはならない存在ですが、若者のスポーツ離れや高齢者の引退でお客は減少傾向が続いているようです。いつまで滑れるか分からないけど、老体に鞭打って頑張ってみます。

 

 

 

1月27日今年初めての寒波で剣山系にも積雪がありました。これを逃してはなるものかと一目散に丸笹山へ。積雪は登山口で20㎝、山中の多い所では50㎝程で、木々も霧氷と雪で真っ白に、天候は曇りがちでしたが、足が不自由になってしまった私にとっても快適な登山でした。

 

登山口のあるラフォーレ剣山も雪の中

 

モミ林は霧氷と雪で真っ白

 

森林帯を抜けると剣山(1955m)と次郎笈(1930m)が現れる

 

西側には塔の丸、奥には三嶺が聳える

 

山頂直下には広い雪田が広がる

 

丸笹山山頂(1711.9m)

 

中津峰山(773m徳島県勝浦町)の中腹にある星の岩屋は弘法大師ゆかりの地で裏見の滝があります。さらに少し登ると石仏を積み上げた仏石があり、紅葉に包まれた幽玄の世界が広がっていました。

 

名残の紅葉に飾られた星の岩屋 

 

幽玄の世界が広がる裏見の滝

 

弘法大師が7日間修業したと伝えられる洞窟

 

洞窟の裏側から見る裏見の滝

 

53体の石仏を積み上げた仏石が銀杏の落ち葉に覆われていた

 

仏石に後光がさしてきた

 

2023年11月28日徳島県上板町の大山(おおやま 691m)の中腹にある大山寺(たいさんじ)に遍路道から登りました。海抜445mの大山寺へは車でも行くことができますが、ゆったりと遍路道を登るも快適です。この山寺は千四百年余り前に開かれた阿波仏法最初の寺院と言われ、四国別格霊場一番、四国三十六不動霊場一番札所でもあります。境内には弁慶が植えたと言われるイチョウの大木(弁慶銀杏)があり11月には見事な紅葉が見られます。

 

長い石段を息を切らして登るとイチョウの紅葉が一番に目に飛び込んでくる

 

弁慶の手植えと言われる大イチョウが紅葉の盛りを迎えている

 

今年は激しい寒暖を繰り返したため、早い時期に枝先で紅葉した部分は散ってしまい、紅葉の遅かった部分がモミジと一緒に紅葉した

 

モミジの大木も一斉に色づいた

 

境内の通路は紅葉のトンネルになっている

 

モミジの大木は真っ赤に染まり、地面は落ち葉の赤い絨毯が敷き詰められている

 

風が吹くと盛んに落ち葉が舞っていた

 

11月14日紅葉を求めて日本三大秘境と言われる祖谷渓谷の下流域を回りました。今年は寒波で山頂部分が紅葉した後、夏のような高温になり、谷の紅葉が進まない状況が続いていますが、所々できれいな紅葉が見られました。紅葉は控えめでも祖谷の深い渓谷にはいつも圧倒されます。

 

高さ600m 幅2km 東洋一と言われる竜ヶ岳の断崖が聳え立つ

 

祖谷渓谷の川面を飾る紅葉

 

深いV字谷を望む祖谷渓谷展望台

 

200mの断崖絶壁の上に立つ小便小僧

 

祖谷川が大きく蛇行する「ひ」の字渓谷

 

吉野川大歩危渓谷の流れ

 

1ヶ月余りのサイボーグ工事を終えてやっと現場復帰です。少しさぼっている間に山の紅葉はほとんど終って谷あいに移っており、今回は運転の練習も兼ねて紅葉の徳島県上勝町へ向かいました。上勝町は人口1300人ほどの高齢化の進んだ山村ですが、お年寄りがコンピュータを駆使して葉っぱを商品化した「彩」いろどり(料理のつまもの)やごみの分別・リサイクルを徹底したごみゼロ活動で世界各国から視察団が訪れる活気のある町です。日本一長い剣山スーパー林道にある殿川内渓谷では紅葉が盛りでした。

 

月ヶ谷温泉と対岸のキャンプ場を結ぶいろどり橋です 足元から谷川を見物できるように床板に隙間を作っているので、高所恐怖症の方には特にお勧めです。

 

剣山スーパー林道 殿川内渓谷の山肌を染める紅葉

 

渓谷の両岸を飾る紅葉は見事です

 

赤、黄、緑が重なった紅葉

 

剣山スーパー林道から5分ほど登った所にある百閒滝は落差約30mで迫力のある大滝です

 

一面ススキに覆われた標高1000mの塩塚高原、厳しい残暑で登りは汗が流れたが、県境稜線は涼風を受けてさわやかな高原漫歩となった。

 

塩塚山山頂 1043m

 

一面ススキに覆われた塩塚高原 なだらかな稜線の道が続く

 

ススキが涼風に揺れる

 

満開のススキの花

 

ノコンギクの群生がたくさんある

 

フーロも小さい花を咲かせている

 

もうお彼岸というのに酷暑が続いていますが、滝に行けば少しは涼しいかなと思って徳島県神山町の雨乞の滝(日本の滝100選)を通って悲願寺まで標高差約500mの登山に出かけました。心配した天気は、少し青空も見える好天でしたが、中間地点の滝を過ぎると猛烈な暑さで汗だくの登山でした。それでも標高700悲願寺に着くと快適な気温で、冷たい山水で作ったおいしい冷やしそうめんで生き返りました。

 

日本の滝100選 雨乞の滝(女滝)

 

滝の横から悲願寺に向かう四国の道

 

登山道脇にはミズヒキの花 ピントを合わせるのに一苦労

 

久しぶりにホトトギスが咲いていた

 

やっとの思いで悲願寺に到着

 

悲願寺の常夜灯と本堂 人家から遠く離れた山奥にりっぱなお寺と神社が造られ、今でもよく手入れされているのには感心する

 

カエデもちょっぴり色づき始めていた

 

9月半ばというのに残暑の三嶺、前線の南側に入って高温、多湿、無風と三拍子そろってしまった。里山は暑くて大変と思って1894mの三嶺を選択したのに期待外れ、暑さとの闘いとなった。平年だと山頂部では紅葉が始まりかけている頃なのにそんな気配も無い。今年の紅葉はどうなるんでしょうね。

 

三嶺の山頂直下 涼しそうな風景なんだけど

 

それでも登山道には秋の花リンドウがいっぱい咲いている

 

雨の日が多いので山頂池も満水

 

昼になるとしだいに雲が押し寄せてくる 奥は剣山

 

天狗塚に続く笹の稜線

 

山頂に5cm程の小さなヤマラッキョが咲いていた