企画BIMTP-PLANNERとRevit その1 | 比嘉ブログ

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建築企画CAD「TP-PLANNER」開発者の日常・・建築基準法,天空率、日影規制講座などチャンプルーなブログ

 

11月23日秋分の日雨の土曜日。

本日は昼からのイベント参加の為早朝から出かける。

ムービーにナレーションを吹き込んだところでアップして出発したい。

 

これは、初秋に咲くカントウヨメナ。菊の一種で食用にもなるらしい。

 

 来月には総選挙があるらしい。仕事人内閣が発足したばかりでまだ仕事をしてない状態。NHK新大臣インタビュー程度の仕事でいいのかい?。精力的に活動する河野外相にはもっと仕事をさせたかったので残念・・、政治家、国民だれもが準備不足・・しかも国難の時・・・。この国大丈夫?

 

  今週の報告から

まず昨日はAutodesk University Japanをチラッと見学。本来講座に申し込まなければならなかったが日程あわずで当方の展示ブースの様子を見に行ってきた。

 

 大勢の来場者だったが建築以外の展示でVRが賑わいをみせていた様だ。

 BIMコーナーでは、森本がRevitのプラグインソフト 「TP-Rlink」の展示解説中。

近くのブースでは長年のBIM仲間、積算専門ソフト「ヘリオス」の「日積サーベイ」の皆さんにバッタリ。

 

 

 沖縄出身のK女史としばし歓談。前回飲み会でご一緒したJPei氏は元気そう。重鎮のお二人は30年ほど変わらず元気・・でした。

 

 今週の講座は連休明けでデべチームの特別プランニング講座にお二人で参加。

基礎講座で日影、天空を終えた今回はプランニング。

 

楽しんでプランニングを行う為の理論武装後の講座ゆえ、スムーズに.マンションの設計完了。実物件頑張れ!。

 

 さて今回の講座は企画BIMTP-PLANNERとAutoDesk社のRevitのBIM連動TP-Rlinkを解説したい。現在同様の連動は11月にグラフィソフト社ArchiCADでも同様にTP-Alinkとして実現する。

 

 一般的にBIMソフトと企画BIM TP-PLANNERとの連動は、

①すでに建物形状がBIMソフトで出来上がった状態でアドインソフトで連動敷地、用途地域などを設定し日影規制各種計算、天空率計算各種を行う事を目的とする場合。

 

②敷地形状から企画BIM TP-PLANERで日影、天空率、容積率などをクリアーした形状で作成された企画BIM建物データをBIMソフト(今回はRevit)に連動し建築物を効率的に作成する方法の2種が考えられる。

 

今回は①の手法の解説を行いたい。

ポイント

①TP-PLANNERでプロジェクト登録を行いRevitリンクエリアを確保する。

 

 

これはTP-PLANERの通常作業の際と同様まず物件枠の確保を行う。

建物形状が作成済みのRevitを起動しアドイン 「TP-PLANNER」のボタンをクリックし操作を開始する。(これはRevitとTP-PLANNERを導入されておりTP-Rlinkを導入するとアドインが自動設定される。)

 TP-MENUが表示され連動するプロジェクトを指定する。入力ずみの有無はいずれでも良い。入力済みの場合はその内容が利用される。

 

 

RevitからTP-PLANNERのGUI(画面)が表示されTP-PLANNERの通常操作で入力を開始する。(Revitで作成された建物は屋根伏状の建物として設定読込みされる。)

 

*ここで入力された敷地、用途地域等の条件は一般社団法人bSJが実施する「IFC出力検定(建築確認モデルビュー定義2016)」に合格している。したがってBIM連動によりそれらの条件を満たしたBIMデータが作成される事になる。

 

条件設定が読み込まれればTP-PLANNERの各種解析用のエンジンが利用可能となる。

 

②逆日影計算を行う

アドインから逆日影計算各種を指定し、鳥かご図、ブロック図、等高線図が作成される。

 

建物と複合されNG部が容易に確認される。

同様にブロック図、等高線図が表現される。

一方、アドインでTP-PLANNER GUIから斜線断面図がそのまま表示される。

 

 

同様に逆日影チャートなども利用可能になり

 

結果はRevitに反映される。

 

③日影計算各種

 

日影計算はアドインにより

 

時刻日影図そして等時間日影図されに指定点日影図

NG部は赤表示される為に日影チャート図でNG部を確認する。

 

 逆日影計算と鳥かご図との干渉部がNGとなっている事を確認。

④天空率計算

道路天空率

基本入力データから自動判断し上記結果をワンクリックで表示。NGは赤表示は通常TP-PLANNERと同様。

 

適合建築物と算定位置を立体表示。

隣地天空率は

「敷地区分」、「一隣地」いずれも可能で上図は一隣地方式。

 

*逆天空率あるいは基本入力で判断できない街区情報から天空率計算を行いたい場合などはTP-SKYを指定し同様に解析を行う。

 申請図もTP-SKY GUIで作成する。

 

 

以上の手法で行われる。BIM連動の結果BIMデータとして保管が不可となる部分はTP-PLANNERデータとしてバックアップされる為、通常サポートを受けていただく事も可能になる。

 

 以上で

①すでに建物形状がBIMソフトで出来上がった状態でアドインソフトで連動敷地、用途地域などを設定し日影規制各種計算、天空率計算各種を行う事を目的とする場合。

解説を終了。いつもの様にムービーで確認して頂きたい。

 

長かった気管支炎もおさまり今回は一発録音でとれた。

まだ雨が残るが、いざゆかん!

来週までお元気で。hi

 

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