富士Sに感じる、「昨年の香港スプリントを勝ったオーナー」の勝負気配 | 元JRA馬主・小栗範恭のブログ

富士Sに感じる、「昨年の香港スプリントを勝ったオーナー」の勝負気配

こんにちは。

元JRA馬主で、一口馬主クラブ・「日信レースホース」(後のセゾンRH・現在のライオンRH)の代表を務めていたこともあり、現在は「パーフェクトホースマンズ」の「馬主情報部」に所属している、小栗範恭(のりやす)でございます。

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さて、本日は、「株式会社ダノックス」が富士Sに出走させるダノンザキッドについて、私の頼もしい仲間の一人である、「馬主秘書のIさん」が連絡してきた内容をご紹介しておきます。

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小栗さんもよくご存知の通り、「株式会社ダノックス」の代表取締役を務めている野田順弘(まさひろ)氏は、会計ソフト・「勘定奉行」で広く知られている「株式会社オービックビジネスコンサルタント」(OBC)など、4社のグループ企業を擁する「株式会社オービック」の代表取締役会長であるため、ここでは私も皆様と同じく、「ダノックス」を「野田オーナー」と表記致します。

1957年、近鉄百貨店に入社した野田オーナーは、昼間、百貨店で勤務しながら、関西大学経済学部の夜間課程に通い、1961年に同大学を卒業した後、1962年に会計機器の輸入販売会社で働き始めました。

そして、ここでの経験を活かして、1968年に「株式会社大阪ビジネス」を設立し、1974年に社名を現在の「株式会社オービック」に変更しております。

その後の同社は、2000年に東証1部上場を果たし、最近では、主力商品の総合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」の販売や、「システムの運用支援サービス」が好調なことなどにより、

「2019年3月期」→売上高741億6300万円・経常利益419億2700万円
「2020年3月期」→売上高804億8800万円・経常利益460億1200万円
「2021年3月期」→売上高838億6200万円・経常利益526億0000万円

という過去3年の数字から分かる通り、順調に業績を伸ばし続けておりますので、「オービック」を率いている野田オーナーのことは、非常に多くの方が「尊敬すべき優秀な経営者」と考えているのでしょう。

馬主としての野田オーナーは、確か2000年からJRAで馬を走らせており、当初は個人の名義で所有しておりましたが、2002年からは、前年に設立した自身の資産管理会社である「ダノックス」の名義で所有し、2018年は、ダノンファンタジーで阪神ジュベナイルFを制するなど、過去最多となる「40勝」を上げ、「7億0141万円」の賞金を獲得していた上、一昨年は、共同通信杯や金鯱賞やマイラーズCや毎日王冠を制するなど、重賞9勝を含む33勝を上げ、過去最高となる「11億6161万円」の賞金を獲得しております。

そして昨年は、JRAに於いて、重賞7勝を含む34勝を上げ、「10億0034万円」という前年に次ぐ賞金を獲得していた上、ダノンファラオでジャパンダートダービー(地方交流G1)を制し、更には、ダノンスマッシュを使った香港スプリントで「初の海外G1勝ち」を飾っておりました。

しかし今年は、ダノンスマッシュで高松宮記念、ダノンキングリーで安田記念を制しているものの、先週までの成績が「21勝・獲得賞金6億3367万円」と、昨年の同時期(10月18日【日】まで)の「29勝・獲得賞金7億3841万円」を下回っているため、現在のオーナーは、「早急に巻き返しを図りたい」と考えている筈です。

また、野田オーナーは、毎年欠かさず「セレクトセール」で高額馬を落札しており、7月12日(月)~13日(火)に行われた今年の同セールに於いても、4億0700万円で落札した「ヤンキーローズの2021」(牡・父ロードカナロア)など、計8頭に総額13億8600万円(税込)を投じておりました。

そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。

そういった中、明日は、1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)の富士Sにダノンザキッドを出走させますので、私が野田オーナーであれば、この馬を預けている安田隆行先生に対して、メイチの勝負仕上げを依頼するのは間違いありません。

実際、私の元に届いている、最終追い切りについての報告が、

「一昨日、Cウッドに入れられて、6Fが82秒7、終いの1Fが11秒7っちゅう時計を出しとりました。13日(水)に同じCウッドでやった一週前追い切りで、レースでも乗る川田君が一杯に追って、しっかり負荷を掛けとったし、一昨日も、終いを強めに追われるとよう伸びとって、追い切った後の気合い乗りも抜群やったから、今回は前走の皐月賞から半年振りのレースやけど、力を出し切れると思うで」

というものでしたから、上位に入ってくる可能性が高いと私は見ております。

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「株式会社ダノックス」が富士Sに出走させるダノンザキッドについて、「馬主秘書のIさん」から届いた報告は以上です。

なお、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページ、及びいくつかのブログに於いて、「非常に有益な情報」を包み隠さず公開しております。

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本日は以上です。

小栗範恭でした。