デイリー杯2歳Sと福島記念に感じる、「パチンコと縁が深い一口馬主クラブ」の思惑 | 元JRA馬主・小栗範恭のブログ

デイリー杯2歳Sと福島記念に感じる、「パチンコと縁が深い一口馬主クラブ」の思惑

こんにちは。

元JRA馬主で、現在は「パーフェクトホースマンズ」の「馬主情報部」に所属している、小栗範恭(のりやす)でございます。

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さて、話は変わりますが、2月16日(日)の北九州短距離S(小倉・芝1200m)を制するなど、これまでに「1億4413万円」の賞金を獲得している、「株式会社カナヤマホールディングス」の所有馬シヴァージ(牡5歳・野中賢二厩舎)は、次走の予定が11月29日(日)の京阪杯(阪神・芝1200m)となっております。

過去に何度かこのブログで紹介しておりますが、念のために改めて記しておきますと、福岡県福岡市の博多区に本社を構えている「株式会社カナヤマホールディングス」は、「カナヤマグループ」の傘下です。

1986年、宮崎県の児湯(こゆ)郡高鍋町にパチンコ店の「国際グランプリ高鍋店」(現在のOPUS高鍋店)をオープンした同社は、その後、

1996年:宮崎県宮崎市に「ビックママ宮崎店」(現在の「OPUS宮崎店」)をオープン
2001年:宮崎県都城市に「OPUS都城店」をオープン
2007年:宮崎県延岡市に「OPUS延岡店」などをオープン
2013年:宮崎県宮崎市に「OPUS小松台店」をオープン
2017年:「OPUS都城店」を移転させ、「OPUS三股店」をオープン
2020年:宮崎県日向市に「オーパス日向店」を、日南市に「オーパス日南店」をオープン

といった形で店舗を増やしております。

なお、「カナヤマグループ」は、一昨年に改組を行い、現在は、

競走馬事業などを手掛ける「株式会社カナヤマホールディングス」
競走馬預託事業を手掛ける「株式会社フォレストヒル」
パチンコホールの運営と自動車事業などを手掛ける「株式会社OPUS」
養鶏事業を手掛ける「株式会社カナヤマフーズ」
飲食事業を手掛ける「有限会社ゴールドフード」

という関連会社を擁しており、ここ数年は、

■自動車事業
「カーマン宮崎大塚店」(宮崎県宮崎市)と「カーマン三股店」(宮崎県都城市)をオープン

■養鶏事業
「小林農場」(宮崎県宮崎市)と「菊池農場」(熊本県菊池市)を開設

■飲食事業
宮崎市内に「宮崎鶏焼とさか」の1号店と2号店をオープン

という形で順調に規模を拡大しており、現在は、グループ全体の従業員数が200名以上となっているそうですから、地域の雇用に大きく貢献している筈です。

馬主としての「カナヤマホールディングス」は、2016年からJRAで馬を走らせ始めたばかりですが、これまでに早くも100頭以上を所有しており、初年度から10勝を上げ、「1億1854万円」の賞金を獲得していた上、2017年は、カシアスを出走させた函館2歳Sで初の重賞勝ちを飾り、グレイルを出走させた京都2歳Sも制するなど、「21勝・獲得賞金3億4844万円」という成績を残し、一昨年は、カツジでニュージーランドTを、グリムでレパードSを制するなど、「25勝・獲得賞金5億0713万円」という過去最高の成績を残しております。

しかし昨年は、グリムで地方交流重賞の名古屋大賞典とマーキュリーCと白山大賞典を制しているものの、JRAでの獲得賞金は「4億2356万円」と、前年の数字を大きく下回っておりましたので、今年は「カナヤマホールディングス」の関係者全員が「必ず巻き返したい」と考えている筈です。

実際、先週までにJRAで獲得した賞金が「4億8917万円」と、既に昨年の数字を上回っておりますので、私の見込みは正しかったのでしょう。

また、「カナヤマホールディングス」は、馬主歴が浅い割に、世界中の「競走馬セール」に参加する機会が多く、私が確認したところ、昨年は、国内と海外で、計13頭を約2億5936万円で落札しており、今年も、

■国内
8月24日(月)の「HBAセレクションセール」→1頭を1210万円(税込)で落札
8月25日(火)~28日(金)の「HBAサマーセール」→4頭を6248万円(税込)で落札
9月22日(火)~24日(木)の「HBAセプテンバーセール」→2頭を3795万円(税込)で落札

■海外
9月13日(日)~25日(金)の「キーンランド・セプテンバーセール」(アメリカ・ケンタッキー)→1頭を18万ドル(約1890万円)で落札

と、計8頭に約1億3143万円を投じております。

よって現在は、「セール資金の回収ペースを早めたい」という思惑を抱いている筈です。

そこで、1着賞金3900万円(馬主の取り分は8割の3120万円)の京阪杯に向けて、シヴァージを預けている野中先生に対し、どのような指示を出しているのかをしっかり見極め、馬券に活かしたいと私は思っております。

そしてここからは、「東京ホースレーシング」が登録している、デイリー杯2歳Sのレッドベルオーブ、福島記念のレッドアネモスとレッドローゼスについて、私の頼もしい仲間の一人である、「馬主のHさん」が連絡してきた内容をご紹介しておきましょう。

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小栗さんもよくご存知の通り、「東京ホースレーシング」の前身は、1987年のニュージーランドTを勝ったユーワジェームスや、2000年の中日スポーツ賞4歳S(現在のファルコンS)を勝ったユーワファルコンなどでお馴染みだった「ユーワホースクラブ」ですわね。

クラブの名称が変更された理由は、パチンコ機器販売大手「フィールズ株式会社」の代表取締役会長で、JRAの馬主としては、2014年の天皇賞・秋を勝ったスピルバーグなどでお馴染みの山本英俊オーナーがクラブの権利を取得したからで、それからは、山本オーナーの奥様である山本洋子さんが代表を務めていて、「レッド」の冠名で所属馬を走らせていますの。

また、現在は、愛馬会法人・「東京サラブレッドクラブ」の代表を坂本研次氏が務めていますが、以前は、中山馬主協会の会長である西川賢オーナーの異母弟であり、プロゴルファーでもある西川哲氏が代表を務めていましたわね。

同クラブで、過去の代表的な存在としては、2009年の秋華賞を勝ったレッドディザイアや、2011年の府中牝馬Sなど重賞を3勝したイタリアンレッドや、2013年の札幌2歳Sと阪神ジュベナイルFを勝ったレッドリヴェールや、2014年の京王杯SCなど重賞を3勝したレッドスパーダや、2015年のマイラーズCと関屋記念を勝っているレッドアリオンや、2016年と2017年のスプリンターズSを連覇したレッドファルクスといった名前が挙げられますわ。

2014年の「東京ホースレーシング」は、レッドスパーダが京王杯SCを、レッドアルヴィスがユニコーンSを、レッドキングダムが中山大障害を勝つなど、今までで一番多い54勝を上げて、「10億3421万円」の賞金を獲得していましたし、昨年は、レッドジェニアルが京都新聞杯を、レッドアンシェルがCBC賞を、レッドベルジュールがデイリー杯2歳Sを勝つなど、2014年と同じ54勝を上げて、「10億5204万円」という過去最高の賞金を獲得していましたの。

でも、今年に入ってから先週までは、「35勝・獲得賞金7億5237万円」という成績で、昨年の同時期(11月3日【日】まで)の「46勝・獲得賞金8億8306万円」を大きく下回っていますから、現在は、クラブの関係者全員が、「早く巻き返したい」と考えている筈ですわ。

それに、「東京ホースレーシング」は、計42頭の「2020年度募集馬」(現1歳世代)について、6月19日(日)にラインナップを、26日(日)に募集価格と預託予定厩舎を発表していて、7月10日(金)から出資を受け付けていますが、私が確認したところ、これらの内、既に満口となっているのは27頭でして、残りの15頭は、まだ出資を受け付けていますの。

もちろん、現在はクラブの関係者全員が、「出資者増加に繋げられるよう、クラブの知名度を高めておきたい」とも考えている筈で、一般的な注目度の高い重賞レースを勝てば、その効果が大きいのは言うまでもありませんわ。

そういった中、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)のデイリー杯2歳Sにレッドベルオーブ、1着賞金4100万円(同3280万円)の福島記念にレッドアネモスとレッドローゼス、を登録していますから、クラブの関係者が、それぞれを預けている厩舎に対して、メイチの勝負仕上げを指示している可能性が非常に高いと私は見ていますの。

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「東京ホースレーシング」が登録している、デイリー杯2歳Sのレッドベルオーブ、福島記念のレッドアネモスとレッドローゼスについて、「馬主のHさん」から届いた報告は以上です。

なお、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページ、及びいくつかのブログに於いて、「非常に有益な情報」を包み隠さず公開しております。

そこで、「馬券で儲けたい」と真剣に考えている方には、「パーフェクトホースマンズ」のホームページはもちろんのこと、私のブログや、他のブログを毎日欠かさずご覧になることを推奨しておきましょう。

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本日は以上です。

小栗範恭でした。