壽 初春大歌舞伎 『ひらかな盛衰記』 『仮名手本忠臣蔵』 『釣女』
於 新橋演舞場
ひらかな盛衰記
逆櫓
身を窶して捲土重来の機をうかがう武士の忠義と、市井の人々との人情のやり取り。
立場を尊重し合い、それが阿吽の呼吸でぴたりとはまる。
パターンだけれど、やはりこういう話が私は好き。。
松右衛門(実ハ)樋口次郎を演ずるのは、幸四郎丈。
人の良い松右衛門から樋口の名乗りに移る時は、さすが貫録の幸四郎丈。
権四郎は錦吾丈。
駒若丸に対して複雑な感情を抱いているであろう権四郎。
錦吾丈演ずる権四郎に、孫を理不尽に失った怒りと悲しみに耐えながら深慮を巡らす
腰の据わった人物をしかと感じ取ることができた。
およしを演ずるのは高麗蔵丈。
控え目な佇まいが、かえって抑えた悲しみを浮き彫りにする。
大詰めでは、逆櫓の稽古の場が無く、いきなり浜辺の立ち廻りに。
少し唐突感はあったけれど、小気味よいリズムと勇壮な立ち廻りにはやはり引き込まれた。
四世中村雀右衛門一周忌追善狂言
仮名手本忠臣蔵
七段目祇園一力茶屋の場
お軽を演ずるのは芝雀丈、平右衛門は吉右衛門丈。
兄妹の再会、それに続くやり取りの場面はあつかった!
お二人とも汗だく、いえそういう事ではなくて。。。
濃かった。(汗も確かに流れていたけど)
平右衛門が、父親とお軽の夫である勘平の非業の死を語り、
お軽は平右衛門の手に掛って自分も死にたいと嘆き悲しむ。
妹を思う兄と、兄を慕う妹の慟哭の場面は、ただただ息を詰めるばかり。
ところで、お軽は遊女ではあるけれど、夫の勘平のために奉公に出た女なので
あまり遊女然としていない方が私は心情的にしっくりくる。
その点芝雀丈のお軽は、夫を案ずる女房であり、平右衛門の妹であり、
という風情があるのが良い。
團十郎丈休演のため、由良之助役は幸四郎丈。
僅かな幕間を挟んで続けての大役は、体力的にも大変な事と思う。
茶屋に密書を届けに来た力弥の身ごなしがとても良くて、誰かと思ったら廣松くん。
最近見る度に上手くなっているようで、これからが楽しみ。
釣女
狂言の「釣り針」を素材とした松羽目物で、滑稽味溢れる楽しい舞踊劇。
狂言が素材なので話の筋は単純明快。
大名(橋之助丈)と美女の上﨟(七之助丈)、太郎冠者(又五郎丈)と醜女(三津五郎丈)
四人揃っての連れ舞は美しく楽しく、掛け値なしに面白い。
三津五郎丈の拵えはかなり滑稽だけれど、愛嬌があって決して下品にはならない。
太郎冠者との舞いもテンポ良く愉快で、幕が閉るのが勿体なく感じられたほど。
大変に楽しい打出しで、大満足ございました![]()
ロビーに飾られた四世中村雀右衛門丈のパネル
銀座 「Trattoria GARGAS(トラットリアガルガ)」で気軽なディナー
Trattoria GARGAS(トラットリアガルガ) で軽くディナー。
お酒が飲めないので、頂いたのは香り良いブルガリア産の薔薇ジュース。
マグロのカルパッチョ
キッシュ サラダ添え
サルディーニャ産カラスミのパスタ
ヒラメのロースト
フランボワーズとヨーグルトのジェラート
東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越 11F
にほんブログ村壽 初春大歌舞伎『寿式三番叟』『菅原伝授手習鑑』『戻橋』『傾城反魂香』
於 新橋演舞場
寿式三番叟
我當丈は御足元がちょっと心配だったけれど、そこに存在するだけで凛とした気品があるし、
梅玉丈の舞は躍動感と上品さのバランスが美しい。
千歳は女形で、魁春丈が華やかでしとやか。
また年が明けたのだな、去年は色々とあったけれど今年も色々とありそう、
この歳になると何事もなく一年が過ぎることはもうないのだなあ・・・
などと、初春恒例の「三番叟」を観ながらあれこれと思いを巡らせてしまったけれど、
こうして舞台を観られることに感謝。
菅原伝授手習鑑
車引
三津五郎丈の梅王丸、橋之助丈の松王丸、七之助丈の桜丸、時平は彌十郎丈。
七之助丈の桜丸が特に印象に残る。
線の細さが上品さと律儀さを醸し出していて、
自責の念にかられてこの後に自害してしまうという繊細さが「如何にも」という風情。
今回の車引、今まで見た中で一番若いと思うのだけれど、
静かな力感が溢れていて、とても良かった。
三津五郎丈、橋之助丈、七之助丈、彌十郎丈、勘三郎丈にとても縁の深い4人の舞台。
そう思うと、見えない何かで結ばれた心があるように思え、
それが舞台を支配しているのかもしれないとさえ感じた。
新古演劇十種の内 戻橋
福助丈が、扇折小百合と鬼女を踊り分ける舞踊劇。
途中で幸四郎丈と客席へ下りるサービスがあったり、最後は軽い宙乗りも見せてくれたり。
国生君がとても凛々しくなっていて、これからがさらに楽しみ。
四世中村雀右衛門一周忌追善狂言
傾城反魂香
土佐将監閑居の場
去年亡くなった雀右衛門丈追善狂言。
又平に吉右衛門丈、おとくは芝雀丈、狩野雅楽之助に友右衛門丈。
愚直な又平を吉右衛門丈がじんわりと魅せてくれたし、
そして芝雀丈は、やっぱり宜しゅうございますねえ。。
驚く場面でヒステリックな動きをする女形の場合、時たま笑いが起きたりして
違和感を持つことがあるのだけれど、芝雀丈の場合は決してそんなことにはならない。
指の先の先まで行き届いた動きは、とてもたおやかで美しい。
普段地味な友右衛門丈が七三でたっぷりと魅せてくれて、それも嬉しゅうございました![]()
明日、夜の部を見に行きます![]()
赤坂プリンス 140Mから110Mに
赤坂プリンスが、140Mから110Mに。
これは一週間前に撮りました。
上部から解体する新工法「テコレップシステム」という工法で、
建物の屋根を最後まで壊さず内部から2階部分ずつ解体。
10日ごとに6.4メートル低くなるそう。
下の写真は24年11月下旬の姿。
上の写真を見ると、明らかに低くなってますね。
赤坂プリンスありし日。
お隣のホテルニューオオタニ40階から撮影。
23年3月末日に閉館しましたが、その直前に撮ったもの。
タカノフルーツパーラー {あまおう苺とラ・フランスを味わうコース}
タカノフルーツパーラー {あまおう苺とラ・フランスを味わうコース}
.ラ・フランスと生姜のスープ
鶏肉とラ・フランスのクリーム煮~苺ソース添え~
サラダも苺のドレッシング
フルーツ盛り合わせ
イチゴ・メロン・柿・スイカ・キウイ・ドラゴンフルーツ・グレープフルーツ・オレンジ・
マンゴー・金柑・ざくろ。。。これで全部、たぶん。。
HOTデザート
苺ソースに浮かんでいるのは、温かいパイ生地と温かいカスタードクリーム。
ホイップックリームをまとった苺。
あまおう苺と洋梨のパレット
奥のデザートは苺ゼリー、キャラメルケーキ。苺とラ・フランスのヨーグルト。
あまおうのシャーベット
大変に美味しゅうございましたが、ご覧の通りかなりの量。
食べ終わった後は、(当分この類のデザートはいらない・・・)、という気分に。。
でも大丈夫、それは直後だけで翌日には復活しましたよ![]()
タカノフルーツパーラー
東京都新宿区新宿3丁目26-11
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国立劇場 二十五年初春歌舞伎公演 『夢市男達競』
西行が猫
頼豪が鼠 夢 市 男 達 競 六幕十場
序 幕 第一場 鶴ヶ岡八幡宮の場
第二場 御輿ケ嶽の場
二幕目 第一場 鎌倉御所門前の場
第二場 花水橋広小路の場
三幕目 雪の下市郎兵衛内の場
四幕目所作事 旭鞆絵夢浮宝船
長唄囃子連中
五幕目 第一場 大磯京町三浦屋格子先の場
第二場 同 薄雲部屋の場
第三場 同 台所の場
大 詰 鎌倉御所の場
今年も芝居始めは、国立劇場新春恒例の菊五郎劇団による復活狂言から。
河竹黙阿弥原作の『櫓太鼓鳴音吉原』を、黙阿弥没後120年に因んで
再構成したという『夢市男達競』。
「西行猫」と「頼豪鼠」の逸話と、頼朝と木曽義仲の対立を物語の背景に、
初代横綱の明石志賀之助と彼のために尽力した夢の市郎兵衛の活躍や
傾城薄雲太夫の愛猫伝説も絡んでのストーリーは、なかなか面白かった。
菊五郎劇団は皆さん良いけれど特に、
肉襦袢は初めてという菊之助丈の力士姿は美しくて気品があるし、
梅枝丈の珍しい立役も良かったし、右近丈の新造には目を奪われた。
松緑丈は痩せたかしら??ほっそりとした腰つきの虚無僧姿も魅力的。
大河くんもかなり多くの台詞を堂々と語って、これからが楽しみ。
舞台は、松緑丈と菊之助丈が奮闘してお芝居を回している中、
要所要所に菊五郎丈演ずる夢の市郎兵衛が登場し、ある時は恰好良い事を言って、
またある時は恰好良く立ち回って、そして颯爽と立ち去って行く。
ちょっと、ちょっと!市郎兵衛さん(というか座頭)いいとこ取り過ぎ!
という感じでしょうか。
鼠四天と胡蝶の立ち廻り、白銀の猫が発する光線での鼠の怨霊退治にも沸き、
時代・世話・踊り・チャリ場と網羅した舞台は楽しく、心に芳春の風が吹くような気分になれた、
のですが・・・何よりも嬉しかったのはこれ!!!
ジャーーン!!
「手ぬぐい」初めてゲット、ゲット・・・・・・・できました![]()
いつも(欲しいなあ)と思いながらも腕を上へ大きく伸ばす勇気はなくて、
手を膝の上に置いたまま、右や左、頭上を飛んでいく「手ぬぐい」を眺めていました。
今年も(ここへ飛んで来ないかなあ…)と舞台から投げられる「手ぬぐい」を眺めていたのですが、
私の頭上を越えようとした「手ぬぐい」に脇から数本の手が伸びて、
その手に当たってはたき落とされた「手ぬぐい」が私の膝の上にポトッ、・・・と。
・・・え?・・・あら・・・ええーっ・・・!!
人の膝に乗った物に手を伸ばす方はさすがにいないので、はい、そのまま私の手に。。。
本当ですか、いいんですか。うわーん、嬉しい![]()
これこそ「無欲の勝利」ですね。いえ違うわ、無欲ではないわ、欲しかったのだから。
敢えて言うなら、「謙虚の勝利」でしょうか![]()
謙虚を美徳とし、常日頃、謙虚を誇るワタクシですが(謙虚自慢という、この矛盾は!)
さらにこの言葉の重みを感じ、「謙虚」を胸に今年一年を精励して参ろうと誓ったのでありました。
という訳で、歌舞伎の感想よりも手ぬぐい話で盛り上がって終わります。
ユーハイムのコラボレーションケーキ {ブレーメンの音楽隊}
子供の頃に読んだグリム童話、その物語の中のシーンが
ケーキで表現されているというメルヘンチックなケーキ

出るたびに(可愛いなあ)と思いながらも
ついつい買う機会を逸していましたが、先日やっと買いました。
今発売中のケーキは、vol.29「ブレーメンの音楽隊」
働けなくなったため飼い主がえさをくれなくなったので、
脱走してブレーメンを目指すロバさん
歳をとって狩りができなくなった犬さん
ねずみ捕りをやめたネコさん
スープにされそう、と泣いていたオンドリさん
ご馳走を食べているドロボウを追い払え!
2月は「白雪姫」ですって。これも欲しいわ~

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東京ステーションホテル 「しち十二候」でランチ
煮こごりの上に乗っているのは、うに
椀物
お造り
焼き胡麻豆腐
炊き合わせ 揚げ物 焼き物
土鍋ご飯
黒糖プリン
オープンしてから3ヶ月。
ホテル内のレストランは、どこも予約でいっぱいのようですね。
東京ステーションホテル しち十二候
東京都千代田区丸の内1-9-1
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