乾燥でドライアイが辛い・・・
目薬をさしながらの業務です。
一瞬部内のみんなが居なくなってから新部長が珍しく私のところにやってきました。
「私さん。この間の爆弾なんですけど。あれね、本当に発見できたことを役員からもかなり褒められてね
流石だって言われたんですよ。それに、あの違いの予測もバッチリ指摘通りでしたよ。
そりゃもう役員も社長も関心してましたよ~。それでね、今回のあの大量データなんだけど
私さん的にはどお?まだ爆弾隠れる感じする?」と
なんで誰もいない時なんですかね・・・・
「今、怪しい処をやってますけど、とりあえず今のところはなさそうな感じです。」
「今までのところで、間違いとかどのくらいあったかな?」
と言うのでこれまで調べて、間違いなどをメモしたデータを見せました。
「えぇ!!!すげー こんなにやってたの?こりゃ凄いわ。こんなに進んでたんだ」
『は?今更ですか?』
なので
「各データについての事はここに保管しています。それを一覧にしたものがこれです。
この一覧の中にはミスとか調整中など細かい事が書かれているので、こちらを見て頂いた方がいいかも」
「おぉ 見させてもらうよ!ここまで進んでいるとは思わなかったよ」と
「でさ、今はどんな感じなの?」
「一つ大きなデータがありますが、途中まで見た感じあまり間違いは無いようです。
でも細かいミスはありますよ。だけどあの爆弾に比べたら微々たるものでいつでも修正可能な範囲です。
例えばこれ、1つのデータでこれだけミスがありますが、総合してもそれほどのミスではありません」
「そうか、じゃぁほぼほぼ合っていると言う感じで大丈夫かな?」
「ドンピシャと言うわけではないですが、誤差の範囲と言って良いと思います」
「そうか!わかった。ありがとう、いやぁ流石だよ。これからもその調子で頑張って」と・・・
あの爆弾を発見し、説明した時、上司さんは
「ちがうな」と私の意見を真っ向から否定してきましたが、その否定したことが間違っていると社長他役員から言われたそうす。
新部長としてはいい結果に転がった事で、満足だったようです。
「データの締めは今日でしたよね?どんな感じで締めますか?」
「あぁそれなんだけど、明日データを送る事になっているんだ。その前に出来る事はやってもらいたい」
「だったら、細かいデータが結構あるんでそれを修正したいんですよ。見た目も全く違う形になるので
その処理をしたいと思っています」
「おぉ じゃそれが終わったら送ろうか」と言う話にまとまりました。
そのほか、今まで役職者として部下をみてきましたが
その事についても
「これまで自分でも見てきましたが、私さんの部下の成長度合いは評価が高いんです。
だからこれまでと同じ様に面倒をみてあげてください。相談させてください」と
「でも・・・その部下の上司にはK君もいるわけで、私はK君を差し置いてそんな事はやれないと思っています」
「いやいや、K君自身まだまだ成長してもらわないとダメなんだよ。役職者としての成長が遅い。
だから私さんにもそのあたりの面倒をみてもらいたい」と
正直 嫌ですよ。
給料下がってるんですよ? ボランティアではありませんので。
だからと言って、聞きに来ている新ちゃんや部下ちゃんをないがしろにはしません。
今日も新ちゃんが質問してきましたが、上司であるK君は聞いていないようで聞いている。
なので、途中まで説明し
「この処理はK君もやったことあるよね? なのであとはK君から聞いてね。私はもうK君に引き継いでから何年もやってないから
あまり記憶になくてね」
K君
「俺だって、そんなにはっきり覚えてませんよ~。でもなんとなくはわかるけど」
「じゃぁ 思い出しながら調べながらやってくれる?」
2人でネット上から情報を得ながら、やっていました。
自分で調べた方が知識として身につきますしね。
今日も頭痛が酷くて、眉間のシワが深くなる一方です。
洗面所でマスクをとって自分の顔をみますが、かなり疲れた顔してますねぇ。
大量データはまだ完全には終わっていませんが、怪しい処はほぼみています。
説明できる範囲で置いていて、他のデータをやっつけています。
そうそう、先ほどの新部長との話で
「今後はどうやって行ったら良いと思う?」と言う質問にたいして
『あぁこれはまた自分の意見として社長に報告するんだわ』と思いましたが、その方法が現実になれば
私だけでは無く後の人も楽になるので
「このデータは月の途中では良いですが、またがると誤差が出ます。そのまたがるタイミングでどうするか?
元のデータと他の加工データを組み合わせたとき、ズレがあるまま加工してしまうと こんな風な間違ったデータになってしまいます」
「うんうん。確かにそうだ」
「なので、そうならないようにシステム上でチェックが出来るようになり、アラートが出せるようになれば
かなりチェックが楽になるし、そもそもミスが出なくなります。最初の段階でデータを作る人達のところでアラートを出さないと意味がありません」
「う~~~ん・・・確かにそうだが・・・そこを理解しているのが私さんしかいない状態なんだよ・・そこをどうシステム化するのか・・・」
「そこはエンジニアが考える事だと思います。使う人間がちゃんと着地点を理解していればそれを説明するだけです。
それでエンジニアがどうやって作るかを考える。使うデータは〇〇と△△と★★、そして××です。そもそもこれだけデータが
ばらけている事も問題なんだと思いますよ。この内容のシステムは自社開発しないとパッケージでは売っていないと思います。
だけど同業社もきっとそのシステムは欲しいはず。完成できれば売れますよ(笑 申訳ないですが今使っているシステムは
帯に短し 襷にも短い状態ですからね」
「なんだよそれ~ 使えないって事じゃないか!あはは!」
部署内の人達が戻ってきたときは、新部長は自分の席におり
私と話をしていたとは思わせない姿勢です。
なんだろな・・・
はぁ でも良かった。まずはそう思います。
まだまだ続きますし、今回の話の内容だと ずっとこの作業を私1人でやりそうな感じです。
コツコツやりますよ。
誰とも話をしないで良いし特に上司さんと関わらなくていいので楽ですね。
それにしても、改定給与を見ると 随分安く見られたもんだなと思います。
頑張る気持ちが削がれています。
私のメリットは・・・・?どこにあるの?