ここからの時期、
目を逸らしたい厳しい事実を目にします。
問題が上手く解けない。
きっと焦っていると思いますが、
問題が解けるまでにはプロセスがあるので、
正解という最終点を追うのではなく、
プロセスに目を向けていきましょう。
そのプロセスでの原因がわかれば、
その問題以外の対応もできますし、
未出の問題に対しても対策を立てることができます。
プロセス①
5肢択一式の問題に対しては、
当たり前ですが、5肢の中に正解があります。
その正解の導き方のパターンとしては2通りです。
①正解肢の知識を使える状態で持っている
⇒上記であれば、他の選択肢が不明確でも正解することができます。
②正解肢の知識を使える状態で持っていない
⇒上記であれば、他の選択肢を踏まえ消去法で解答することができます。
□問題の正解は①②のどちらで導くものであるのか、判断できていますか?
プロセス②
5肢択一式の問題には必ず「柱書」が付いていています。
その柱書のパターンとしては2通りです。
①何をテーマとしているか述べている
⇒問題テーマにフォーカスするために活用することができます。
②事例を記載している
⇒その事例をベースに各選択肢が作られていることがわかります。
柱書を疎かにすると選択肢で問われている趣旨以外のことまで検討し
判断に迷いを生じさせます。
□柱書を①②のどちらであるのか、意識できていますか?
プロセス③
柱書は、選択肢を見ていく上でサポートになるものということが
わかりました。
では、そのサポートをさらに活用するために、
柱書から、選択肢で問われる内容を想定してみましょう。
過去問題を何回かやっているとどのようなことが問われるか、わかってきていますね。
複数回同テーマでの問題があります。
そのような問題を使い、問われる内容の想定をすることで、
素早い解答、本試験中での精神的余裕を持つことができます。
□柱書を見て、5つの選択肢でどのようなことが問われるか想定することをしていますか?
プロセス④
昨今の選択肢は長文化しています。選択肢を読む際に区切りを入れたり、
キーワードを強調させることで、問われている内容の把握が容易になります。
まったく、チェックを入れずに読んでから再度読み直すと時間のロスになります。
□選択肢を区切って読む、キーワードをチェックしながら問題文を読んでいますか?
□問題冊子にその足跡を残していますか?
プロセス⑤
問題文では複数人登場人物が出てくる問題があります。
頭の中で処理するには、難解な行政書士試験特有の構文も存在します。
この際、問題文を読みながら図を書けば事案を整理しながら読むことができます。
この図が正しく書けないと知識を当てはめることができません。
□図を書きながら問題文を読むスキルは身についていますか?
プロセス⑥
判断で知る選択肢と、判断できない選択肢が混在する問題があります。
傾向的には選択肢1、2に判断できない問題を配置しています。
この選択肢の目的は2つ考えられます。
①受験生の心を揺さぶり、正常な思考をバグらせるために、
判断できない選択肢を用意する。
②難易度を調整するために、
故意に判断できない選択肢を用意する。
このような選択肢に対し「△」を付けるためには自己の持っている知識の
正確性を高めなければなりません。そんな話あったかな?だと
時間をロスしますし、判断も曖昧になります。
5肢択一式問題は、正解を導くことが求められます。
全ての選択肢を判断するのは、個数問題だけです。
□「△」と言い切れる精度の高い知識を持っていますか?
ここまで6つのプロセスとチェックボックスを用意しています。
チェックが付かない箇所が、5肢択一式問題対策で
あなたに足りていない部分です。
解答とは違う部分で問題が生じていることがわかりますね。
これから目を逸らさずに取り組むことが必要とされています。
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