債権の体系というと。
債権
├ 契約
├ 事務管理
├ 不当利得
└不法行為
…以上。
となる方もいるかな?
正しいというというと正しいですが、
大雑把すぎる!というのが正直な感想かな。
上記は債権の発生原因の4つを掲げたものです。
債権は、「債権総論」「債権各論」の2つに分かれていて、
債権の発生原因は「債権各論」で学習する内容です。
債権の発生原因は、異なる4つで発生するので、
それぞれのテーマを各論として学習します。
「債権総論」は債権の共通項が規定されています。
体系的には、
債権総論
├ 目的
│ ├特定物債権
│ └種類債権
│
├ 効力
│ ├現実の履行の強制
│ ├債務不履行に基づく損害賠償請求
│ └受領遅滞
│
├ 保全
│ ├債権者代位権
│ └詐害行為取消権
│
├ 多数当事者の債権債務
│ ├分割債権・分割債務
│ ├不可分債権・不可分債務
│ └連帯債権・連帯債務
│
├ 保証
│ ├単純保証
│ ├連帯保証
│ ├共同保証
│ └個人根保証契約
│
├ 債権・債務の移転
│ ├債権譲渡
│ ├債務引受
│ │ ├併存的債務引受
│ │ ├免責的債務引受
│ │ └履行引受
│ └契約上の地位の移転
│
└消滅
├弁済
├代物弁済
├供託
├相殺
├更改
├免除
└混同
このようになります。
ほら!聞いたことのあるテーマがありますよね。
債権が発生後、消滅までに起こり得ることの共通項を
規定しているのが債権総論ですよ。
「太字」の部分は最低限押さえておきたいところですよね。
物権の体系を整理できるなら債権も体系での整理してあげてくださいね。
知識を体系的に学べる講座
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体系が身に付く記憶もできるセカンド講義
「行政書士試験 りすの記憶力強化講義」
記述式対策の一つとして事案を正しく読むことがあります。
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