長文を読む⇒読み取れない⇒図を描け | 岡憲彦の行政書士合格Blog~勉強に対して謙虚であり続ける為のおぼえがき  

岡憲彦の行政書士合格Blog~勉強に対して謙虚であり続ける為のおぼえがき  

行政書士試験指導校 りす塾で講師をしています。受験生がその時々に感じる疑問をお伝えしています。書籍:社会人が合格するための計画・継続・記憶ノウハウ(中央経済社)の元ネタぎっしりのブログです。

どこでも解けるような問題は、

知識の確認しかできません。

 

令和5年の本試験問題で

2行程度(78文字程度)で構成される問題は、

法令5肢択一式問題で40問中16問(40%)です。

※5肢中3肢が2行の問題の集計

※民法は9問中3問(33%)

 

ちなみに、

どこでも解ける問題というのは、

長くて78文字程度です。

 

つまり、

どこでも解ける問題を

本試験レベルの問題対策とするのは

足りないということです。

 

学習序盤から本試験を知るためには、

長文問題にも触れておかなくてはなりませんね。

また、

なぜ長文問題があるかというと、

状況説明が詳細または複雑な問いを把握する力を

確認したいからです。

 

そのため、

判断すべき核となる知識を持っていても、

状況を読み取れなければ判断ができませんね。

 

たしかに、

長文の問題は読みづらいし、時間も掛かります。

 

しかし、

これを避けていると

模試や本試験でどうなるか容易に想像できます。

・時間が足りない

・よくわからないまま解くため正答率にムラがある

・自信を持った解答ができない

この事実が近い将来待っています。

 

 

長文問題に対応するためには、

「図を描くこと」

図がわかっていても書かなければ

書けないと同義です。

 

手を動かすことで状況を把握することができます。

これはどこでもできるものではないですね

机上で頭を使っておこなうものです。

これが一つひとつの制度の理解度の向上になり

記憶の定着にもなります。

 

同じ学習時間であっても、

どこでどんな学習をしているかで

学力の差はつきます。

見直してみると良いですよ。

 

 

ちなみに、

どこでも解ける問題で

記憶をしようとしていること自体がが誤り。
問題がなければ記憶もできない受験生になっちゃうよ